Windows 10 & Office 2016 Access 2016

レポートビューでフィルターをかけて目的のレコードを抽出して印刷

投稿日:2017年11月4日 更新日:

Accessのレポートでフィルターをかけて、一部の情報のみを印刷したいことがあると思います。

レポートのフィルターを実行するには、レポートビューを表示して行います。

フィルターを実行して、条件に合うレコードのみを抽出して印刷することができます。

その方法を紹介します。

レポートのフィルター

参考抽出条件をクエリとして保存する方法は、以下の記事で解説しています。頻繁に利用する抽出条件は、クエリとして作成しておくと便利です。

フィルター実行後にクエリとして保存(抽出条件の書き方が分からない時も)

Accessのテーブルやフォーム、レポートでレコードを抽出するには、フィルターボタンや選択フィルターを使います。 標準で使用できる抽出条件は ...

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レポートの確認

以下のようなレポートを作成しています。

たとえば、[得意先]の中から、[ばなな会社]と[りんご会社]のレコードのみを抽出して印刷してみましょう。

レポートの確認

レポートのフィルター

まず、目的のレポートを[レポートビュー]で開きます。

レポートビューの確認

ナビゲーションウィンドウから、レポートをダブルクリックすると、レポートビューで開かれると思います。

念のため、[ホーム]タブの[表示]から[レポートビュー]が選択されていることを確認します。

レポートビュー

フィールドにカーソルを移動してフィルターを実行

フィルターをかけたいフィールドでクリックして、カーソルをおきます。

ここでは、[得意先名]で抽出したいので、[得意先名]フィールドでクリックします。

そして、[ホーム]タブの[並べ替えとフィルター]グループにある[フィルター]ボタンをクリックします。

フィルターの実行

下のようにフィルターウィンドウが表示されます。

まず、[すべて選択]のチェックボックスをオフにします。

フィルターウィンドウ

抽出したい項目のチェックボックスをクリックしてオンにします。

ここでは、[ばなな会社]と[りんご会社]のチェックボックスをオンにします。

そして、[OK]ボタンをクリックします。

フィルター項目の選択

結果、下のようにフィルターがかけられ、[ばなな会社]と[りんご会社]のレコードのみが表示されます。

レコードの抽出結果

フィルターボタンをクリックしてもリストが表示されない場合

フィルターボタンをクリックしても、リストが表示されない場合があります。

レポートのフィルターボタンをクリックしてもリストが表示されない

これは、[Accessのオプション]の設定で解決できます。以下の記事で解説しています。

フィルターボタンをクリックしてもリストが表示されない場合

印刷プレビューで確認して印刷

印刷をするには、[ホーム]タブの[表示]から[印刷プレビュー]をクリックします。

印刷プレビュー

[印刷プレビュー]で確認して、問題がなければ[印刷]ボタンをクリックして、印刷を実行します。

印刷ボタンをクリックして、印刷を実行

フィルターの解除

レポートのフィルターを解除するには、[ホーム]タブの[並べ替えとフィルター]グループにある[フィルターの実行]ボタンをクリックします。

注意ボタン名は[フィルターの実行]となっていますが、マウスでポイントすると、ポップヒントは[フィルターの解除]となっています。

フィルターの解除

レポートのフィルターが解除されます。

フィルターの解除

フィルターの再実行

レポートのフィルターを実行すると、フィルターの設定がレポートプロパティに保存されます。

フィルターを解除しても、[ホーム]タブの[並べ替えとフィルター]グループにある[フィルターの実行]ボタンをクリックすると、直前に設定したフィルターを再実行できます。

フィルターの再実行

選択フィルター

[ホーム]タブの[並べ替えとフィルター]グループにある[選択]ボタンをクリックすると、レポートに表示されているフィールドの値を抽出条件として使用することができます。

たとえば、[納入月日]フィールドの[2014/09/17]にカーソルを移動させて、[選択]ボタンをクリックすると、下のようなフィルター条件が表示されます。

  • 2014/09/17 に等しい
  • 2014/09/17 に等しくない
  • 2014/09/17 以前
  • 2014/09/17 以降
  • 指定の範囲内

選択ボタン

また、文字列を選択した後に[選択]ボタンをクリックすると、下のような4つの抽出条件になります。なかなか便利ですよ。

  • "り” で始まる
  • "り” で始まらない
  • "り” を含む
  • "り” を含まない

文字列を選択した後に選択ボタンをクリック

参考抽出条件をクエリとして保存することもできます。

フィルター実行後にクエリとして保存(抽出条件の書き方が分からない時も)

Accessのテーブルやフォーム、レポートでレコードを抽出するには、フィルターボタンや選択フィルターを使います。 標準で使用できる抽出条件は ...

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フィルター実行後、再度 レポートを開いたときに、直前に設定したフィルターで表示することもできます。

プロパティの[読み込み時にフィルターを適用]を[はい]にします。

読み込み時にフィルターを適用

フォームのフィルターを実行後に抽出したレコードをレポートへ出力して印刷することもできます。

フォームのフィルター実行後のデータをレポートへ出力する

Accessのフォームでフィルターを実行した後、そのフィルターのデータをそのままレポートへ出力する方法です。 フィルターが実行されていない場 ...

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レポートの縞模様の色や間隔を設定する方法については、以下の記事で解説しています。

レポートを数行おきに色が異なる縞模様(背景色)にするには

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また、Accessには罫線という機能はありませんが、[詳細]セクションに[直線]を引くことで罫線を引いたように見せることができます。

レポートの詳細セクションに直線を引いて数行おきに罫線を設定する

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