Accessで作成済みのフォームを、ボタンをクリックして開くようにする方法です。
ここでは、マクロを作成してボタンに登録する方法を解説します。
起動時に開くフォームの作成については、ウィザードを使ったコマンドボタンの作成で解説しているメニューフォームをモーダルダイアログボックスから作成を参照してください。
フォームを開くマクロを作成
[作成]タブの[マクロ]をクリックします。
[表示/非表示]グループにある[アクションカタログ]が有効になっていることを確認します。
プルダウンボタンをクリックして、[フォームを開く]をクリックします。
下のような画面に切り替わります。
[フォーム名]のプルダウンボタンをクリックして、フォーム名を指定します。
ここでは、[F_新規入力]を指定します。
[F12]キーを押して、[名前を付けて保存]ダイアログボックスを表示させます。
分かりやすい名前を付けて[OK]ボタンをクリックします。
確認するためにナビゲーションウィンドウの作成したマクロをダブルクリックで実行してみます。
[F_新規入力]フォームが起動すると思います。
参考上記で作成したマクロは、[独立マクロ]と呼ばれるものです。
マクロビルダーで[埋め込みマクロ]を作成することもできます。
-
マクロビルダーで埋め込みマクロを作成
Accessで作成済みのフォームを、ボタンをクリックして開くようにする方法です。 ここでは、埋め込みマクロで設定する方法を紹介します。 ボタ ...
コマンドボタンを設置するフォームを起動
コマンドボタンを設置するフォームをデザインビューで開きます。
ここでは、[F_menu]をデザインビューで開きます。
ボタンを設置する方法として2つ紹介します。
コントロールウィザードが有効になっているかを確認
ウィザードが有効になっているかを確認します。
[デザイン]タブの[コントロール]グループにある[その他]ボタンをクリックします。
そして、[コントロールウィザードの使用]が有効になっているかどうかを確認します。
このボタンが有効になっていないと、ウィザードは使用できません。
既定では有効になっていますが、念のため確認してください。
フォームを開くコマンドボタンの作成_コントロールウィザードの使用
[ボタン]をクリックして任意の場所でドラッグします。
下のように[コマンドボタンウィザード]が表示されます。
[種類]から[その他]を選択して、[ボタンの動作]で[マクロの実行]をクリックします。
[次へ]ボタンをクリックします。
作成済みのマクロの一覧が表示されます。
ここでは、[新規入力フォームを開く]を選択して、[次へ]ボタンをクリックします。
複数のマクロが表示されている場合は、選択してください。
ボタンに表示する文字列またはピクチャを指定します。
ここでは、文字列を選択して、[新規入力フォームを開く]にします。
[次へ]ボタンをクリックします。
最後にコマンドボタンの名前を付けます。
自動的に[コマンド2]などと付けられていますが、分かりやすい名前に変更にしておくことをお勧めします。
[完了]ボタンをクリックします。
コマンドボタンの位置や大きさはドラッグで変更してください。
フォームビューに切り替えて、ボタンをクリックして動作を確認してみてください。
埋め込みマクロ
ウィザードを使用してコマンドボタンを作成すると、プロパティシートのクリック時イベントに[埋め込みマクロ]と表示されます。
埋め込みマクロについては、注意して欲しいことがあります。
以下の記事を参照してください。
-
コマンドボタンウィザードによるボタン作成後の[埋め込みマクロ]について
Accessでは、ウィザードを使用して簡単にボタンを作成することができます。 これについては、ウィザードを使ったコマンドボタンの作成で解説し ...
また、ウィザードを使用したボタン作成については、以下の記事でも解説しています。(Access2010)
-
Excelへ出力(エクスポート)するコマンドボタンの作成
Access2010でテーブルやクエリをExcelへ出力するマクロを作成して、それをコマンドボタンに登録する方法です。 マクロの作成は3つの ...
フォームを開くボタンの作成_ボタンのクリック時イベントに登録
ウィザードを使用せずにボタンのプロパティを開いて、クリック時イベントにマクロを登録することもできます。
ボタンを設置したいフォームをデザインビューで開きます。
[デザイン]タブの[コントロール]グループの[ボタン]をクリックして、任意の場所でドラッグします。
[コントロールボタン ウィザード]が起動したら、[キャンセル]ボタンをクリックします。
ボタンを選択したまま[プロパティシート]をクリックして、[コマンドボタン]のプロパティを表示します。
注意コマンドボタンの名前は自動で付けられています。後で変更します。
プロパティの[イベント]タブをクリックして、[クリック時]の▼ボタンをクリックします。
下のように作成したマクロの名前が表示されますので、登録したいマクロをクリックします。
ここでは、[新規入力フォームを開く]ですね。
選択すると、下のようになります。
コマンドボタンに表示する名前を変更します。プロパティの[書式]タブにある[標題]に入力します。
ここでは、[新規入力フォームを開く]とします。
コマンドボタンに表示される文字が変わります。
コマンドボタンに名前を付けます。
プロパティの[その他]タブをクリックして、[名前]に入力します。
これで完成です。
フォームビューに切り替えて、動作を確認してみてください。
関連以下は、コマンドボタンの関連記事です。
コマンドボタンウィザードを使用した作成方法です。
-
ウィザードを使ったコマンドボタンの作成
Accessで起動時にメニューフォームを表示した後、ボタンをクリックして目的のフォームを開くようにしたいという要望はよくあります。 コマンド ...
-
フォームに表示されている関連付けられたフィールドを別フォームで開く
単票フォームを開いているときに、その中のフィールドについて詳細を知りたいということがあります。 例えば、売上の単票フォームがあって、その売上 ...