Office 2019 Access 2019

テキストファイルのデータをインポート(定義ファイルの保存も可能)

投稿日:2020年12月14日 更新日:

Accessでテキストファイルをインポートするには、[テキストインポートウィザード]を使用します。

ウィザードにしたがって、テキストファイルの内容を確認しながら、区切り記号の選択やデータ型主キーなどの設定を行いながら取り込むことができます。

ここでは、カンマ区切りのテキストファイルをインポートします。

また、区切り記号、フィールド名、データ型を定義ファイルとして保存できるので、同じ設定でインポートしたい場合は、非常に便利です。

テキストインポートウィザード

テキストインポートウィザードの起動

[外部データ]タブの[インポートとリンク]グループにある[新しいデータソース]をクリックします。

[ファイルから]を選択して[テキストファイル]をクリックします。

テキストファイルのインポート

記号区切りまたは固定長のテキストファイルからデータをインポートします。またはこのようなファイルのデータにリンクします。

[外部データ]タブの[新しいデータソース]-[ファイルから]-[テキストファイル]

[外部データの取り込み-テキストファイル]が起動します。

[参照]ボタンをクリックして、テキストファイルを指定します。

[現在のデータベースの新しいテーブルにソースをインポートする]を選択して、[OK]ボタンをクリックします。

[外部データの取り込み-テキストファイル]ダイアログボックス

テキストインポートウィザードで設定

テキストインポートウィザードが表示されます。

テキストファイルの内容が表示されます。

[区切り記号付き-カンマやタブなどでフィールドが区切られている]を選択して、[次へ]をクリックします。

テキストインポートウィザード

フィールドの区切り記号とテキストを区切る記号を選択します。

ここでは、[カンマ]と["]を選択します。

プレビューで確認して問題がなければ、[次へ]をクリックします。

[テキストインポートウィザード]-フィールドの区切り記号とテキストを区切る記号を選択

設定するフィールドをクリックして、フィールド名とデータ型を指定します。

[テキストインポートウィザード]-フィールド名とデータ型を指定

各フィールドのフィールド名とデータ型を選択して、すべてのフィールドの設定が終わったら、[次へ]のボタンをクリックします。

[テキストインポートウィザード]-すべてのフィールドの設定

主キー]の選択をします。

ここでは、[次のフィールドに主キーを設定する]を選択して、主キーとするフィールドを選択します。

[次へ]のボタンをクリックします。

テキストインポートウィザード-[主キー]の設定

[インポート先のテーブル]のテキストボックスにテーブル名を入力します。

[完了]ボタンをクリックします。

[テキストインポートウィザード]-[インポート先のテーブル]のテキストボックスにテーブル名を入力

[外部データの取り込み-テキストファイル]の画面になり、[インポート操作の保存]を保存するかどうかのウィンドウが表示されます。

ここでは、保存しないので、このまま[閉じる]ボタンをクリックします。

[外部データの取り込み-テキストファイル]-[インポート操作の保存]

参考インポート操作の保存は、同じ操作を繰り返し実行するような場合は便利です。マクロとして実行することもできます。

以下の記事は、Excelへのエクスポート操作を保存してマクロを作成する方法を紹介していますが、マクロ作成の方法は参考になると思います。

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Access2010でテーブルやクエリをExcelへ出力するマクロを作成して、それをコマンドボタンに登録する方法です。 独立マクロを作成して、コマンド ...

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インポート操作を繰り返し行うような場合は、インポート操作を保存しておくと便利です。

既定はオフになっています。

インポートしたテーブルの確認

インポートしたテーブルを確認します。

以下は、テーブルをデータシートビューで表示しています。

インポートしたテキストファイルをテーブルで確認

テーブルをデザインビューで表示すると、データ型の確認もできます。

テーブルのデザインビュー

定義ファイルの保存とその活用

区切り記号、フィールド名、データ型を定義ファイルとして保存しておくと、同じ設定でインポートしたい場合は、非常に便利です。

テキストインポートウィザードの[インポート先のテーブル]のテーブル名を入力する画面で[設定]ボタンをクリックします。

テキストインポートウィザードの[インポート先のテーブル]のテーブル名を入力する画面

[インポート定義]ダイアログボックスが表示されます。

[ファイル形式]や[フィールド情報]などで、設定した内容になっていることを確認して、問題がなければ[保存]ボタンをクリックします。

[インポート定義]ダイアログボックス

[インポート/エクスポート定義の保存]ダイアログボックスが表示されます。

[定義名]のテキストボックスに分かりやすい定義名を入力して、[OK]ボタンをクリックします。

[インポート/エクスポート定義の保存]ダイアログボックス

[インポート定義]ダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックします。これで完了です。

テキストインポートウィザードに戻りますので、インポート操作を続けます。

[インポート定義]ダイアログボックス

定義ファイルの活用

テキストファイルのインポート定義を活用する方法です。

上記で解説している手順で、[テキストインポートウィザード]ダイアログボックスを表示します。

左下にある[設定]ボタンをクリックします。

[テキストインポートウィザード]ダイアログボックスの[設定]ボタン

[インポート定義]ダイアログボックスが表示されます。

[定義]ボタンをクリックします。

[インポート定義]ダイアログボックスの[定義]ボタン

[インポート/エクスポートの定義]ダイアログボックスが表示されます。

定義名を確認して、[開く]ボタンをクリックします。

[インポート/エクスポートの定義]ダイアログボックス

[インポート定義]ダイアログボックスに戻りますので、ファイル形式やフィールド情報などが定義どおりに表示されていることを確認して、[OK]ボタンをクリックします。

[インポート定義]ダイアログボックス

後は、テキストインポートウィザードに従って進めます。

テキストインポートウィザードー[次へ]

定義通りになっていると思いますので、そのまま[次へ]をクリックします。

テキストインポートウィザードー[次へ]

一番便利なのは、このウィザード画面でフィール名とデータ型の設定が既に設定されているので、確認したら、このまま次へ進むことができます。

フィールド数が多い場合は、特に便利です。

テキストインポートウィザード-[次へ]

主キーの設定は、定義に含まれていませんので、設定します。

テキストインポートウィザード-[主キー]の設定

後は、インポート先のテーブル名を付けて完了です。

参考以下は、Accessへのインポート関連の記事です。

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