Windows 8 & Office 2013 Access 2013

mdbファイルではインポートしたフィールドの順番が変わる

投稿日:2017年1月7日 更新日:

Access2013で拡張子[.mdb]で操作する時に発生する問題点です。

Access2000ファイル形式とAccess2002~2003ファイル形式の場合です。

インポートウィザードを使用して、Excelからデータをインポートするとフィールドの順番が勝手に変わってしまいます。

mdbファイルでインポートしたテーブルのデザインビュー

参考インポートウィザードで、主キーの設定をしない場合は問題ありません。

Access2010でも発生していたのですが、Access2013以降もこの現象は改善されていません。

Excelからインポートするとフィールドの順番が変わる(mdbファイル)

Access2010で、非常に困ったことがあります。 拡張子がmdbファイルで、Excelのワークシートからデータをインポートするとフィール ...

続きを見る

旧拡張子(mdb)から新しい拡張子(accdb)に変換する方法は、以下の記事で解説しています。

mdbファイルをaccdbファイルに変換

Access2003で作成した[.mdb]ファイルを新拡張子である[.accdb]のファイルに変換する方法です。 新拡張子でなければ使えない ...

続きを見る

インポート元のExcelデータ

下のようなExcelのデータがあります。

項目は[都道府県]、[販売店]、[機種]、[販売価格]、[数量]、[売上額]という順番で並んでいます。

Excelのデータ

参考元データは、テーブルになっていますが、元データがテーブルであっても、範囲であっても現象は変わりません。

ExcelのデータをAccessのテーブルへインポート

ExcelのデータをAccess(mdbファイル)のテーブルにインポートします。

mdbファイルのアイコン

[外部データ]タブの[インポートとリンク]グループの[Excel]をクリックします。

Excelスプレッドシートのインポート

Microsoft Excelフィルからデータをインポートします。または、Microsoft Excelフィルのデータにリンクします。

[外部データ]タブの[インポートとリンク]グループの[Excel]

[外部データの取り込み-Excelワークシート]が表示されます。

[参照]ボタンをクリックして、データのインポート元となるExcelブックを指定します。

[現在のデータベースのデータの保存方法と保存場所を指定してください。]では、[現在のデータベースの新しいテーブルにソースデータをインポートする]を選択します。

そして、[OK]ボタンをクリックします。

[現在のデータベースのデータの保存方法と保存場所を指定してください。]のウィンドウ

[ワークシートインポートウィザード]が表示されます。

[先頭行をフィールド名として使う]のチェックボックスをオンにして、[次へ]ボタンをクリックします。

ここでのフィールドの並びは、インポート元Excelシートの順番通りです。

[次へ]ボタンをクリックします。

[ワークシートインポートウィザード]で[先頭行をフィールド名として使う]のチェックボックスをオン

[インポートのオプションをフィールドごとに指定できます。]では、そのまま[次へ]ボタンをクリックします。

[インポートのオプションをフィールドごとに指定できます。]のウィンドウ

ここで[主キーを自動的に設定する]を選択して[次へ]ボタンをクリックします。

主キーについては、以下の記事で解説しています。

Accessテーブルの[主キー]の設定

Accessのテーブルでは、[主キー](シュキー)を設定することができます。[主キー]とは、各レコードを固有のものとして識別するフィールドの ...

続きを見る

ここで、[主キーを設定しない]を選択すると、問題は発生しません。

ワークシートインポートウィザードで[主キーを自動的に設定する]を選択

インポート先のテーブル名を指定して、[完了]ボタンをクリックします。

インポート先のテーブル名を指定

[インポート操作の保存]の画面になります。ここでは、保存せずに[閉じる]ボタンをクリックします。

[インポート操作の保存]の画面

参考Excelのデータをインポートする方法は、以下の記事でも解説しています。

Excelのデータをテーブルにインポート(ウィザードの使用と貼り付け)

AccessでExcelのデータをインポートしてテーブルを作成する方法です。 操作は簡単なのですが、なかなか思うように行かないこともあります ...

続きを見る

インポート操作を保存すると、コマンドボタンを作成してマクロとして登録することができます。

インポートやエクスポート操作を繰り返し行うような場合は、インポート操作を保存しておくと便利です。既定はオフになっています。

Excelへ出力(エクスポート)するコマンドボタンの作成

Access2010でテーブルやクエリをExcelへ出力するマクロを作成して、それをコマンドボタンに登録する方法です。 独立マクロを作成して ...

続きを見る

インポートしたテーブルのデザインビューとデータシートビュー

[主キーを自動的に設定する]の選択をしてインポートすると、フィールドの順番が変わります。

Access2016以降も、この現象は変わっていません。

[販売店]フィールドが先頭になって、[ID]が6番目になっています。

インポート元のExcelシートのフィールドの順番通りではありません。

インポートしたテーブルのデザインビュー

データシートビューです。ファイル形式2000の場合です。

Excelのデータをインポートしたテーブルのデータシートビュー

Access2002~2003ファイル形式の場合のデータシートビューは、以下のようになります。

デザインビューの並びは、ファイル形式2000の場合と同じですが、データシートビューの先頭は[ID]フィールドになります。

Access2002~2003ファイル形式の場合のデータシートビュー

新拡張子(accdb)で同じ操作をした場合のテーブル

拡張子(accdb)のデータベースで同じ操作をすると、オートナンバー型の[ID]フィールドが先頭フィールドになり、その後ろのフィールドは、Excelの並び通りになります。

これが正常です。

accdbファイルでExcelのデータをインポートした時のテーブルのデザインビュー

データシートビューです。

accdbファイルでExcelのデータをインポートした時のテーブルのデータシートビュー

参考Accessで外部データをインポートする方法は、以下の記事でも解説しています。

テキストファイルのデータをインポート(定義ファイルの保存も可能)

Accessでテキストファイルをインポートするには、[テキストインポートウィザード]を使用します。 ウィザードにしたがって、テキストファイル ...

続きを見る

テーブルやクエリなどのオブジェクトをインポート(外部データの取り込み)

Accessで作成したデータベースが複数あり、1つのデータベースに他のデータベースのテーブルやクエリなどのオブジェクトをインポートする方法で ...

続きを見る

SharePointリストとAccessテーブルの連携(エクスポートとインポート)

Accessのテーブルやクエリは、SharePointリストへエクスポートできます。データベース内のテーブルやクエリを選択して個別にエクスポ ...

続きを見る

検索

ほかの記事も検索してみませんか?

Access / Excel / PowerPoint / Word

関連記事30件

Profile

-Windows 8 & Office 2013 Access 2013

Copyright © 2001-2024 初心者のためのOffice講座 All Rights Reserved.

Copyright© 初心者のためのOffice講座 , 2024 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.