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Excelからインポートするとフィールドの順番が変わる(mdbファイル)

投稿日:2017年1月7日 更新日:

Access2010で、非常に困ったことがあります。

拡張子がmdbファイルで、Excelのワークシートからデータをインポートするとフィールドの順番が変わってしまいます。

主キーを設定しなかった場合と主キーを自動設定した場合のデザインビュー

mdbファイルで外部データのインポート

旧拡張子(.mdb)のデータベースがあります。

Access2000ファイル形式、または、Access2002~2003ファイル形式です。

sampleデータベース(mdb)ファイルのアイコン

[外部データ]タブの[インポートとリンク]グループにある[Excel]をクリックします。

Excelワークシートのインポート

Microsoft Excelファイルからデータをインポートします。または、Microsoft Excelファイルのデータにリンクします。

[外部データ]タブの[インポートとリンク]グループにある[Excel]

[外部データの取り込み-Excelワークシート]が表示されます。

[参照]ボタンをクリックして、データのインポート元となるExcelブックを指定します。

[現在のデータベースのデータの保存方法と保存場所を指定してください。]では、[現在のデータベースの新しいテーブルにソースデータをインポートする]を選択して、[OK]ボタンをクリックします。

[現在のデータベースのデータの保存方法と保存場所を指定してください。]のウィンドウ

[ワークシートインポートウィザード]が表示されます。

[先頭行をフィールド名として使う]のチェックボックスをオンにして、[次へ]ボタンをクリックします。

フィールドの並びは、Excelシートの順番通りです。

[次へ]ボタンをクリックします。

[ワークシートインポートウィザード]で[先頭行をフィールド名として使う]のチェックボックスをオン

[インポートのオプションをフィールドごとに指定できます。]では、そのまま[次へ]ボタンをクリックします。

[インポートのオプションをフィールドごとに指定できます。]の画面

主キーの設定

[ワークシートインポートウィザード]の3枚目で主キーについての設問があります。

新規テーブルには主キーを設定すると便利です。主キーがあるとテーブルの各レコードを一位に識別できるので、目的のデータを見つけやすくなります。

ここで[主キーを自動的に設定する]を選択して[次へ]ボタンをクリックします。

ワークシートインポートウィザードで[主キーを自動的に設定する]を選択

インポート先のテーブル名を指定します。[完了]ボタンをクリックします。

インポート先のテーブル名を指定

[インポート操作の保存]の画面になります。ここでは、保存せずに[閉じる]ボタンをクリックします。

[インポート操作の保存]の画面

参考[主キー]については、以下の記事で解説しています。

Accessテーブルの[主キー]の設定

Accessのテーブルでは、[主キー](シュキー)を設定することができます。[主キー]とは、各レコードを固有のものとして識別するフィールドの ...

続きを見る

インポート操作を保存すると、コマンドボタンを作成してマクロとして登録することができます。

インポートやエクスポート操作を繰り返し行うような場合は、インポート操作を保存しておくと便利です。既定はオフになっています。

Excelへ出力(エクスポート)するコマンドボタンの作成

Access2010でテーブルやクエリをExcelへ出力するマクロを作成して、それをコマンドボタンに登録する方法です。 独立マクロを作成して ...

続きを見る

テーブルのデザインビューで確認

以下は、インポートしたテーブル[T_主キー自動設定]のデザインビューです。

[ID]フィールドが下から2番目の位置にあり、他のフィールドもExcelのフィールドの順番どおりではなく、一部が変わってしまいます。

インポートしたテーブルのデザインビュー

テーブルのデータシートビューです。

インポートしたテーブルのデータシートビュー

もちろん、フィールドをドラッグして並び替えすれば問題ありませんが、ここに手間がかかってしまいます。

主キーの設定をしない場合

ワークシートインポートウィザードで、[主キーの設定をしない]を選択した場合は、

ワークシートのインポートウィザードで[主キーの設定をしない]を選択

[T_主キー設定なし]テーブルのようにフィールドの順番は変わりません。

テーブルのデザインビューとデータシートビューです。

主キーを選択したなかった場合のテーブルのデザインビュー

主キーを選択したなかった場合のテーブルのデータシートビュー

2つのテーブルのデザインビューを比較するとはっきりします。

左側が主キーを設定しなかった場合、右側が主キーを自動設定した場合です。

主キーを設定しなかった場合と主キーを自動設定した場合のデザインビュー

困ったもんです。早く解決してくれないでしょうか。

参考拡張子が[.accdb]の場合は発生しません。拡張子が[.mdb]の場合にこの現象になります。

Access2007も、Access2013も同じ現象です。Access2016以降も変わっていません。

以下は、Access2013での解説です。

mdbファイルではインポートしたフィールドの順番が変わる

Access2013で拡張子[.mdb]で操作する時に発生する問題点です。 Access2000ファイル形式とAccess2002~2003 ...

続きを見る

Excelのデータをインポートする方法は、以下の記事でも解説しています。

Excelのデータをテーブルにインポート(ウィザードの使用と貼り付け)

AccessでExcelのデータをインポートしてテーブルを作成する方法です。 操作は簡単なのですが、なかなか思うように行かないこともあります ...

続きを見る

旧拡張子(mdb)から新しい拡張子(accdb)に変換する方法は、以下の記事で解説しています。

mdbファイルをaccdbファイルに変換

Access2003で作成した[.mdb]ファイルを新拡張子である[.accdb]のファイルに変換する方法です。 新拡張子でなければ使えない ...

続きを見る

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