Access2010で、Excelのワークシートからインポートしようと、[外部データ]タブの[インポートとリンク]グループにある[Excel]をクリックして、ウィザードに従って進めていたのですが、最後になって、メッセージウィンドウが出てインポートできないということがありました。
インポートウィザードの最後にメッセージウィンドウ
[外部データ]タブの[インポートとリンク]グループにある[Excel]をクリックして、ウィザードに従って進めていました。
Excelのデータをインポートする方法は、以下の記事に記しています。
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Excelのデータをテーブルにインポート(ウィザードの使用と貼り付け)
AccessでExcelのデータをインポートしてテーブルを作成する方法です。 操作は簡単なのですが、なかなか思うように行かないこともあります ...
インポートウィザードの最後になって、以下のメッセージウィンドウが出てインポートできません。
定義XMLによるスキーマの確認が失敗しました。
XMLドキュメントの行 | にエラーがあります。
ファイル名にドットがあるとエラーになる
こんなメッセージ、これまで見たことがなかったので、ネットで検索すると
”Excelのファイル名にドット(.)があるとエラーになる"との情報がありました。
該当ブックのファイル名には、ドットがありました。
そのドットを削除すると、すんなりインポートすることができました。
Excelのシートからインポートする時の注意点
Excelのワークシートからデータをインポートすると、フィールドの順番が変わるという現象があります。
拡張子が[.mdb]の場合にこの現象になります。
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Excelからインポートするとフィールドの順番が変わる(mdbファイル)
Access2010で、非常に困ったことがあります。 拡張子がmdbファイルで、Excelのワークシートからデータをインポートするとフィール ...
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mdbファイルではインポートしたフィールドの順番が変わる
Access2013で拡張子[.mdb]で操作する時に発生する問題点です。 Access2000ファイル形式とAccess2002~2003 ...
Excelのデータがきれいなデータベースになっていないと、インポートはうまくいかないことがあります。
ピボットテーブルの作成時の注意点をまとめたものですが、以下の記事を参考にチェックしてみてください。
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ピボットテーブルの作成・集計ができない(データベースにする準備)
Excelのテーブルやピボットテーブルは、データベースとしての管理や分析が簡単にできるようになる、とても便利な機能です。 でも、既存の表をテ ...
また、既存のテーブルに[主キー]が設定してある場合も注意が必要です。
[主キー]が[オートナンバー型]であれば問題ないと思いますが、[数値型]や[テキスト型]などの場合はエラーになることがあります。
[主キー]を解除するとインポートできると思います。
リレーションシップが設定されている場合もエラーの原因になったりします。
すべてのデータをテーブルに追加できませんでした。
キー違反のため、0件のレコードが失われ、0件のレコードが削除されました。
参考[主キー]や[リレーションシップ]については、以下の記事で解説しています。
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Accessテーブルの[主キー]の設定
Accessのテーブルでは、[主キー](シュキー)を設定することができます。[主キー]とは、各レコードを固有のものとして識別するフィールドの ...
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リレーションシップの作成と参照整合性の設定
Accessでは、複数のテーブルがあって、そのテーブル間の共通フィールドを関連付けることができます。この関連付けのことを[リレーションシップ ...
テキストファイルのインポートについては、以下の記事で解説しています。
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テキストファイルのデータをインポート(定義ファイルの保存も可能)
Accessでテキストファイルをインポートするには、[テキストインポートウィザード]を使用します。 ウィザードにしたがって、テキストファイル ...
インポートせずにデータをコピー&ペースト
インポートがうまくいかない場合は、ExcelのデータをコピーしてAccessのテーブルへ直接貼り付ける方法もあります。
参考エラーメッセージが表示されたときのことは、以下の記事にまとめています。
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エラーメッセージが出たときに対応して解決したこと
Access2010って、なんだかエラーメッセージが多い気がします。 以下は、私がエラーメッセージが出たときに対処した方法です。 私の環境の ...