Office 2019 Access 2019

データシートビューに[クリックして追加]が表示されないようにしたい

投稿日:2019年7月21日 更新日:

Accessのテーブルをデータシートビューで表示すると、最後のフィールドに[クリックして追加]と表示されます。これは、データシートビューでもデザインが変更できるようになっているためです。

既定では[デザインビュー]に切り替えなくても、[データシートビュー]で変更ができるようになっています。

オプションの設定で、データシートビューでは変更できないように設定することもできます。

ここでは、Access2019で解説しますが旧バージョンでも同じです。

テーブルのデータシートビュー

参考ここでは[ドキュメントウィンドウオプション]で[ウィンドウを重ねて表示する]を選択しています。[ウィンドウを重ねて表示する]と[タブ付きドキュメント]の違いについては、以下の記事で解説しています。

[タブ付きドキュメント]と[ウィンドウを重ねて表示する]の違い

Access2007以降、オブジェクトを表示すると、タブ付きウィンドウで表示されるようになっています。 昔からAccessを使用している方に ...

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[クリックして追加]があるテーブルとないテーブルがある

テーブルをデータシートビューで表示すると、最後のフィールドに[クリックして追加]と表示されているテーブルと表示されていないテーブルがあります。

これは、テーブルに[主キー]の設定があるかないかによるものです。

テーブル[T_商品]には、[クリックして追加]がありませんが、テーブル[T_担当]には[クリックして追加]があります。

[クリックして追加]があるテーブルとないテーブル

テーブル[T_商品]をデザインビューで開くと、以下のように[主キー]の設定がありません。

テーブルのデザインビュー

[主キー]の設定

[商品ID]フィールドに主キーを設定します。

[商品ID]を選択して、[デザイン]タブの[ツール]グループにある[主キー]をクリックします。

[主キー]の設定

データシートビューに切り替えると、以下のように[クリックして追加]が表示されます。

[主キー]設定後のデータシートビュー

[主キー]については、以下の記事で詳しく解説しています。

Accessテーブルの[主キー]の設定

Accessのテーブルでは、[主キー](シュキー)を設定することができます。[主キー]とは、各レコードを固有のものとして識別するフィールドの ...

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参考[クリックして追加]では、演算フィールドを追加することもできます。

空白データ(Null値)があっても合計値を求めたい時はNz関数

Accessのクエリで演算フィールドに式を入力しても値を求められないことがあります。 Excelなら空白セルがあっても計算してくれるので、「 ...

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データシートビューでテーブルのデザインが変更されないように設定

既定のデータシートビューでは、[フィールド]タブや[テーブル]タブを表示すると、フィールドの追加や削除、データ型の変更などのデザインの変更が行えるようになっています。

以下は、データシートビューを表示して[商品ID]フィールドにカーソルを置いた状態の[フィールド]タブです。

データ型を変更したり、フィールド名の変更もできるのが分かると思います。

[クリックして追加]でフィールドも追加できるわけです。以下の記事で解説しています。

テーブル(フィールド)のデータ型の種類とフィールドプロパティ

文字とか数値といったデータの種類のことをデータ型と呼びます。 Accessでは、フィールドごとにデータ型が決まっていて、同じデータ型のデータ ...

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テーブルのデータシートビュー[フィールド]タブ

[テーブル]タブに切り替えると、以下のようになっています。

テーブルのデータシートビュー[テーブル]タブ

データシートビューで誤操作をしてしまうかもしれません。データベースの構築などが終わったら、データシートビューでは変更ができないようにしておいたほうが安心ですね。

オプションの設定で変更できないようにすることができます。

データシートビューでは変更できないようにする

[ファイル]タブをクリックして、[オプション]をクリックします。

Access2019のBackStageビュー

または、キーボードから[Alt]→[F]→[T]の順に押して表示します。これは、Word、Excel、PowerPointなどでも使用できます。

キーボード[Alt]→[F]→[T]

[Accessのオプション]ダイアログボックスが表示されます。

[現在のデータベース」タブを選択して、[アプリケーションオプション]にある[データシートビューでテーブルのデザインを変更できるようにする]のチェックボックスをオフにして[OK]ボタンをクリックします。

既定では、ここはオンになっています。設定を有効にするには、再起動が必要です。

[Accessのオプション]ダイアログボックス

設定後の[フィールド」タブです。リボンのコマンドボタンは無効になっています。

[クリックして追加]と表示されたフィールドもありません。

[クリックして追加]の表示が目障りというのであれば、上記設定をしてください。

設定後のデータシートビュー[フィールド]タブ

[テーブル]タブです。無効になっているコマンドボタンがあります。

設定後のデータシートビュー[テーブル]タブ

参考[Accessのオプション]の[現在のデータベース]の各設定については、Microsoftの解説が役立ちます。

カレント データベースのユーザー オプションを設定する - Access

タブ名の変更について

Access2016、Access2019ではリボンに[ツール]の表示がなくなり、[フィールド]と[テーブル]になっています。Access2016もAccess2019も永続ライセンス版での確認です。

以下は、Access2013で開いたデータシートビューです。Access2016もバージョンアップされるまでは、Access2013と同じでした。

[テーブルツール]があって[フィールド]と[テーブル」という形になっています。

Access2013の[テーブルツール]タブ

現在のAccess2019のバージョンは1906(ビルド11727.20244)です。Access2016のバージョンも同じです。

タブが変更になったのは、もう少し前のバージョンからかもしれません。

Access2019のバージョン

他のアプリケーションでも一部のタブ名が変わっています。

Office2016とOffice2019の一部のタブ名が変わった?!

追記:また、「ツール」タブが復活して元の状態になっています。気が付いたのは、バージョン 1908(ビルド 11929.20254)です。

Office2016とOffice2019のタブ名が元に戻った(「ツール」タブが復活)

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