Windows 10 & Office 2016 Access 2016

Accessの全体構成とデータベース作成の流れ

投稿日:2017年1月7日 更新日:

Accessのデータベースは主に4つのオブジェクトから構成されています。

テーブル、クエリ、フォーム、レポートです。なかでも、テーブルは最も重要なオブジェクトです。

テーブルの作成と関連付けがしっかりできていると、データベースの作成はとても楽になります。

Accessの全体構成

テーブル【データの蓄積】

データを蓄積・保存します。最も重要な基本オブジェクトです。

Accessのテーブル

1件分のデータを「レコード」といいます。データの各項目(列)を「フィールド」といいます。

Accessのフィールドとレコード

テーブルは、Excelやテキストファイルからインポートして作成できます。

参考テーブルのレコード、フィールド、セルの操作については、以下の記事で解説しています。

テーブルのレコード・フィールド・セルの操作

Accessのテーブルを初めて操作すると、Excelのワークシートに似ているので、つい同じ操作ができるように思いがちですが、異なることもあり ...

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クエリ【データの加工】

テーブルのデータを基に条件に合ったデータを抽出したり、集計したり並べ替えを行います。

以下はデザインビューです。

クエリのデザインビュー

フィールドリストには、クエリやテーブルのフィールドの一覧が表示されます。

デザイングリッドで並べ替えや抽出条件などを設定します。

クエリデザインビューの名称

フォーム【操作画面】

テーブルにデータを入力したり、追加、変更、削除を行うための操作画面です。

テーブルやクエリを基に作成します。

テキストボックスやラベル、コマンドボタンなどのコントロールを使ってレイアウトします。

Accessのフォーム

フォームには、デザインビュー、レイアウトビュー、フォームビューの3つの表示方法があります。

テキストボックスなどは、レイアウトビューで設定すると効率よく調整できます。

レイアウトビューでフォームのコントロールをカスタマイズ

Accessのフォームには、デザインビュー、レイアウトビュー、フォームビューの3つの表示方法があります。 コントロールのサイズや位置などを調 ...

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レポート【印刷画面】

蓄積されたデータの集計結果などを印刷画面として表示します。

テーブルやクエリを基に作成します。

Accessのレポート

Accessの全体構成

Accessの全体構成

上記4つのほかに[マクロ]と[モジュール]もあります。

マクロ

データベースの複雑な操作や繰り返し行う操作を自動化します。

マクロには、独立マクロと埋め込みマクロがあります。ナビゲーションウィンドウに表示されるのは、独立マクロです。

独立マクロと埋め込みマクロの違いを知って使い分け

Accessのマクロには、独立マクロと埋め込みマクロというのがあります。 独立マクロは、マクロを個別に作成して、後でオブジェクトのプロパティ ...

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モジュール

VBAを使用して一連の操作を自動化してデータベースに機能を追加します。

ナビゲーションウィンドウ

Accessのナビゲーションウィンドウには、上記6個のオブジェクトが表示されます。

Accessのナビゲーションウィンドウ

ナビゲーションウィンドウについては、以下の記事で解説しています。

Accessの画面の名称とナビゲーションウィンドウの非表示設定

Accessも2007以降、インターフェースが大きく変わりました。 まず、Accessの画面と各部の名称を解説します。 名称を知っておくと、 ...

続きを見る

ナビゲーションウィンドウのオブジェクトは独自にグループ化することができます。

ナビゲーションウィンドウのオブジェクトを独自ルールでグループ化

Accessのナビゲーションウィンドウのカテゴリに[ユーザー設定]というのがあります。 これは、オブジェクトを独自にグループ化できるものです ...

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データベース作成の流れ

Accessで各オブジェクトを作成するには、まずテーブルを作成します。

このテーブルを基にクエリ、フォーム、レポートを作成します。

クエリ、フォーム、レポートはウィザードでも作成できるようになっています。各設問に答えていくだけで、目的のオブジェクトを作成できます。

フォームとレポートは、クエリから作成することもありますが、クエリはテーブルを基に作成しますので、テーブルは最も重要なオブジェクトです。

accessデータベース作成の流れ

[主キー]と[リレーションシップ]

Accessのテーブルでは、[主キー]を設定できます。[主キー]とは各レコードを固有のものとして識別するフィールドのことです。

Accessテーブルの[主キー]の設定

Accessのテーブルでは、[主キー](シュキー)を設定することができます。[主キー]とは、各レコードを固有のものとして識別するフィールドの ...

続きを見る

[主キー]を設定をすると、リレーションシップの設定もできるようになります。

複数のテーブルがあって、そのテーブル間の共通フィールドを関連付けることができます。この関連付けのことを[リレーションシップ]と呼びます。

リレーションシップの作成と参照整合性の設定

Accessでは、複数のテーブルがあって、そのテーブル間の共通フィールドを関連付けることができます。この関連付けのことを[リレーションシップ ...

続きを見る

テーブルの作成と関連付けがしっかりできていると、データベースの操作はとても楽になります。

リレーションシップ

フィールドの連鎖更新とレコードの連鎖削除は、主テーブル側の主キーの更新や削除によって、関連テーブル側のデータも更新されたり、削除されるものです。

リレーションシップの[フィールドの連鎖更新]と[レコードの連鎖削除]

Accessでは、参照整合性を設定することで、データの入力や更新、削除が制限されてデータの整合性を保つことができます。 リレーションシップの ...

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