Access2010のフォームをデザインビューで開くと、既定では下のようにグリッド線が表示されています。
このグリッド線は、コントロールの配置を揃えたりするときに役立ちますが、コントロールの枠線などがグリッドに重なると区別しにくくなったります。
状況によっては、非表示のほうが見やすい場合もあります。
フォームで解説しますが、レポートも同じ操作で表示/非表示の設定ができます。
参考Access2013以降は、既定はグリッド線は非表示になっているようです。
ここでは[ドキュメントウィンドウオプション]で[タブ付きドキュメント](既定)を選択しています。[ウィンドウを重ねて表示する]と[タブ付きドキュメント]の違いについては、以下の記事で解説しています。
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[タブ付きドキュメント]と[ウィンドウを重ねて表示する]の違い
Access2007以降、オブジェクトを表示すると、タブ付きウィンドウで表示されるようになっています。 昔からAccessを使用している方に ...
フォームをデザインビューで表示
フォームをデザインビューで開く方法を3つ紹介します。
●[ホーム]の[表示]から
[ホーム]タブの[表示]から[デザインビュー]をクリックします。
●ステータスバーから
ウィンドウ右下にあるステータスバーの[デザインビュー]をクリックします。
●ショートカットメニューから
作成済みのフォームであれば、ナビゲーションウィンドウのフォームで右クリックして、ショートカットメニューの[デザインビュー]をクリックします。
グリッド線とルーラーの非表示設定
フォームのルーラーは、[垂直ルーラー]と[水平ルーラー]があります。
また、マス目の罫線のことを[グリッド]と呼びます。
ラベルやテキストボックスを多数並べたりするときは、このグリッド線を非表示にしたい場合がありますね。
その時は、フォーム上で右クリックしてショートカットメニューの[グリッド]をクリックします。
[ルーラー]も非表示にしたい場合も同じ操作です。
これで、グリッド線とルーラーは非表示になります。
表示したい場合は、再度、ショートカットメニューから[グリッド]、[ルーラー]をクリックします。
[配置]タブから設定
グリッド線の表示/非表示は、[配置]タブの[サイズ変更と並べ替え]グループにある[サイズ/間隔]をクリックして、[グリッド]、[ルーラー]をクリックしても同じです。
スナップをグリッドにあわせる
[配置]タブの[サイズ/間隔]には、[スナップをグリッドに合わせる]という設定もあります。
これは、既定でオンになっています。
オフにすると、グリッドに影響されずにコントロールをドラッグできるようになります。
ただ、[スナップをグリッドに合わせる]をオフにしないでも、[Ctrl]キーを押したままドラッグしても同じ操作になります。
微調整はやりやすくなると思います。
参考レイアウトビューでは、[グリッド線]も[ルーラー]も非表示になります。レイアウトビューでは、グリッド線の表示/非表示の設定もできません。
レイアウトビューについては、以下の記事で解説しています。
コントロールの設定をするときなどは、レイアウトビューのほうが効率よく設定できるかもしれません。
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