貼り付けオプションのアイコンにマウスをポイントすると(合わせると)、ポップヒントにコマンド名が表示されます。
ポイントするだけで、貼り付けした結果がプレビューで表示されるので便利ですね。
この機能のことをリアルタイムプレビューといいます。
リアルタイムプレビューとは、一覧の選択肢をポイントして、設定後の結果を確認できる機能のことです。
確定前に結果を確認できるため、繰り返し設定しなおす手間を省くことができますし、貼り付け時のミスも軽減することができます。
貼り付けオプションのコマンド名
コピーを実行後、[ホーム]タブの左端にある[貼り付け]の▼ボタンをクリックすると、以下のようなコマンドの一覧が表示されます。
注意貼り付けをした後に右下に表示される[貼り付けのオプション]ではプレビューは表示されません。
[貼り付けのオプション]によって、貼り付けの種類を変更することはできます。
参考貼り付け後、右下に表示される[貼り付けのオプション]が表示されない場合は、[Excelのオプション]で設定を確認してください。
[ファイル]タブをクリックして、[Excelのオプション]をクリックします。
[詳細設定]の[切り取り、コピー、貼り付け]にある[コンテンツを貼り付けるときに[貼り付けオプション]ボタンを表示する]のチェックボックスがオフになっていないかをチェックしてみてください。
以下の記事でも解説しています。
右クリックのショートカットメニューにある[貼り付けのオプション]
コピーを実行後、右クリックのショートカットメニューから[貼り付けのオプション]を選択すると、リアルタイムプレビューが表示されます。
[形式を選択して貼り付け]をポイントすると、すべてのコマンドが表示されます。
[貼り付けオプション]のコマンドが少ない
[貼り付けオプション]のコマンドが少ないということがあります。
テーブルをコピーした場合の貼り付けオプションには、[リンク貼り付け]と[リンクされた図]のボタンはありません。[行列を入れ替える]コマンドもありません。
ただし、テーブル全体ではなく、テーブルを部分的に範囲選択してコピーした場合は、すべてのコマンドボタンが表示されます。
テーブルを範囲に変換すると、
すべてのコマンドが表示されるようになります。
参考[範囲に変換]とは通常のセル範囲に変換されるということです。
テーブル全体を[リンクされた図]として貼り付けしたい場合は、カメラ機能を使うとリンク貼り付けができます。
カメラの操作方法は、以下の記事が参考になると思います。
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条件付き書式の結合
条件付き書式を設定している表をコピーすると、貼り付けオプションには[条件付き書式の結合]のコマンドも表示されます。
[条件付き書式の結合]をクリックすると、貼り付け先の表に条件付き書式が追加されます。
貼り付け先の表に条件付き書式が既に設定されていても、条件付き書式の先頭に追加されます。
例えば、以下のような2つの条件付き書式を設定した表があります。
左の表の金額にはデータバーの設定、右の表の金額には平均より下の値に塗りつぶしを設定しています。
左の表の金額の範囲をコピーして、右の表の金額の範囲へ貼り付けする時、[貼り付け]のメニューの中の[条件付き書式の結合]をクリックすると、すでに設定されていた条件付き書式はそのまま残り、貼り付け元の条件付き書式が追加されます。
貼り付け先の条件付き書式の範囲を選択して[ホーム]タブの[条件付き書式]から[ルールの管理]をクリックします。
下のように条件付き書式が追加されているのが確認できます。条件付き書式が結合されているということです。
関連以下の記事でも貼り付けオプションについて解説しています。
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