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条件付き書式のデータバーを活用して点数をグラフ化

投稿日:2017年1月9日 更新日:

Excelの条件付き書式のデータバーを使用すると、セルの中の数値をグラフのように表示することができます。

Excel2010で試験の点数をデータバーを使ってグラフ化した方から、2つの質問を受けました。

作成された表は下図のようになっていました。C列には、数式が入力されていて、B列と同じ数値になります。

質問は以下の2つです。

  • C列はデータバーだけにしたい。

    数字は表示したくない。

  • 100点満点なのに、データバーの長さが点数に合っていない。

修正前の条件付き書式のデータバー

参考データバーは、クイック分析から設定することもできます。(Excel2013以降)

クイック分析オプションで簡単データ分析(自動計算もできる)

クイック分析は、Excel2013からの機能です。 セルを範囲選択すると、選択範囲の右下に[クイック分析]のボタンが表示されます。 このボタ ...

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条件付き書式の設定

ワークシートに以下のように入力されています。

セル[C2]からセル[C5]には、B列と同じ値になるように数式が入力されています。

ワークシートに作成された表

セル[C2]からセル[C5]を範囲選択します。

セル[C2]からセル[C5]を範囲選択

そして、[ホーム]タブの[スタイル]グループにある[条件付き書式]をクリックして、[データバー]をポイントします。

任意のスタイルを選択します。ここでは、[緑のデータバー]を選択します。

緑のデータバー

セルに色付きのデータバーを表示します。データバーの長さはセルの値を表し、データバーが長いほど、高い値となります。

リアルタイムプレビューなので、ポイントするだけで結果を確認できます。

[条件付き書式]の[データバー]

C列の幅を調整します。ここまでは出来ていたということです。

編集する前のデータバー

[条件付き書式ルールの編集]ダイアログボックスを表示

条件付き書式の設定を修正します。

まず、データバーの範囲を選択します。

そして、[ホーム]タブの[条件付き書式]から[ルールの管理]をクリックします。

ルールの管理

[条件付き書式ルールの管理]で、ブックの条件付き書式ルールを表示、作成、編集、削除します。

[条件付き書式]の[ルールの管理]

[条件付き書式ルールの管理]ダイアログボックスが表示されます。[ルールの編集]ボタンをクリックします。

[条件付き書式ルールの管理]ダイアログボックスの[ルールの編集]

[棒のみ表示]を選択して[最小値]と[最大値]を数値に修正

[書式ルールの編集]ダイアログボックスが表示されます。

棒のみ表示の設定

まず、[棒のみ表示]のチェックボックスをオンにします。

これで、データバーのみの表示になります。

[書式ルールの編集]ダイアログボックスの[棒のみ表示]のチェックボックスをオン

最大値の設定

[最小値]と[最大値]は、既定では[自動]になっています。

[最小値]の種類を[数値]、[値]を[0] にして、[最大値]の種類を[数値]、[値]を[100]にします。

[OK]ボタンを押して閉じます。

[書式ルールの編集]ダイアログボックスの[種類]と[値]

次も[OK]ボタンを押して閉じます。

[条件付き書式ルールの管理]ダイアログボックス

これで、目的の表が完成です。

完成したバーターバーの表

Excel2010では、マイナスの値もデータバーに表示できるようになっています。

条件付き書式のデータバーはマイナスの値も表示可能(負の棒の設定)

Excel2010の条件付書式のデータバーでは、マイナスの値も表示可能になりました。 マイナスを表示できると、より分かりやすくなります。 負 ...

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条件付き書式のルールの削除

条件付き書式をルールを削除するには、まず、データバーの範囲を選択します。

[ホーム]タブの[条件付き書式]から[ルールの管理]をクリックします。

[条件付き書式]の[ルールの管理]

そして、[条件付き書式ルールの管理]ダイアログボックスを表示して[ルールの削除]ボタンをクリックします。

[条件付き書式ルールの管理]ダイアログボックスを表示して[ルールの削除]

条件付き書式のルールの削除については、以下の記事でも解説しています。

条件付き書式のルールの削除

参考条件付き書式をクリアしないでも、チェックボックスを設置して、チェックボックスのオン/オフで条件付き書式の表示/非表示を切り替えることもできます。

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