Excelの条件付き書式のデータバーを使用すると、セルの中の数値をグラフのように表示することができます。
Excel2010で試験の点数をデータバーを使ってグラフ化した方から、2つの質問を受けました。
作成された表は下図のようになっていました。C列には、数式が入力されていて、B列と同じ数値になります。
質問は以下の2つです。
- C列はデータバーだけにしたい。
数字は表示したくない。
- 100点満点なのに、データバーの長さが点数に合っていない。
参考データバーは、クイック分析から設定することもできます。(Excel2013以降)
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条件付き書式の設定
ワークシートに以下のように入力されています。
セル[C2]からセル[C5]には、B列と同じ値になるように数式が入力されています。
セル[C2]からセル[C5]を範囲選択します。
そして、[ホーム]タブの[スタイル]グループにある[条件付き書式]をクリックして、[データバー]をポイントします。
任意のスタイルを選択します。ここでは、[緑のデータバー]を選択します。
緑のデータバー
セルに色付きのデータバーを表示します。データバーの長さはセルの値を表し、データバーが長いほど、高い値となります。
リアルタイムプレビューなので、ポイントするだけで結果を確認できます。
C列の幅を調整します。ここまでは出来ていたということです。
[条件付き書式ルールの編集]ダイアログボックスを表示
条件付き書式の設定を修正します。
まず、データバーの範囲を選択します。
そして、[ホーム]タブの[条件付き書式]から[ルールの管理]をクリックします。
ルールの管理
[条件付き書式ルールの管理]で、ブックの条件付き書式ルールを表示、作成、編集、削除します。
[条件付き書式ルールの管理]ダイアログボックスが表示されます。[ルールの編集]ボタンをクリックします。
[棒のみ表示]を選択して[最小値]と[最大値]を数値に修正
[書式ルールの編集]ダイアログボックスが表示されます。
棒のみ表示の設定
まず、[棒のみ表示]のチェックボックスをオンにします。
これで、データバーのみの表示になります。
最大値の設定
[最小値]と[最大値]は、既定では[自動]になっています。
[最小値]の種類を[数値]、[値]を[0] にして、[最大値]の種類を[数値]、[値]を[100]にします。
[OK]ボタンを押して閉じます。
次も[OK]ボタンを押して閉じます。
これで、目的の表が完成です。
Excel2010では、マイナスの値もデータバーに表示できるようになっています。
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条件付き書式のルールの削除
条件付き書式をルールを削除するには、まず、データバーの範囲を選択します。
[ホーム]タブの[条件付き書式]から[ルールの管理]をクリックします。
そして、[条件付き書式ルールの管理]ダイアログボックスを表示して[ルールの削除]ボタンをクリックします。
条件付き書式のルールの削除については、以下の記事でも解説しています。
参考条件付き書式をクリアしないでも、チェックボックスを設置して、チェックボックスのオン/オフで条件付き書式の表示/非表示を切り替えることもできます。
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