画面分割機能でブラウザの2画面を左右または上下に表示

Microsoft Edgeでは、画面を2分割して表示することができます。

左右または上下に並べることができ、作業内容や好みに応じて選択できます。

さらに、左右や上下の画面間でタブを切り替えることもできます。

また、リンクを開く際には、右側の画面で開くか左側の画面で開くかを指定することができ、より柔軟な操作が可能です。

参考ここでは、Microsoft Edge バージョン 119.0.2151.58 での解説ですが、［画面分割］機能はそれ以前のバージョンから利用可能です。今回、新たにバージョン 143.0.3650.80 に合わせて書き直しています。

［画面分割］ボタンの表示と非表示

ツールバーに［画面を分割する］というボタンがあれば、それをクリックします。

すぐに画面が分割されます。

ツールバーにボタンがなければ、設定を確認します。

ウィンドウ右上の［設定など］（…）ボタンをクリックして［設定］をクリックします。

［設定］から［外観］をクリックして、［ツールバー］をクリックします。

［ツールバーに表示するボタンを選択してください］の［画面を分割する］ボタンをオンにします。

反対に非表示にしたいのであれば、オフにします。

参考以下をコピーして、アドレスバーに貼り付け［Enter］キーを押しても上記設定画面を表示できます。

少し前のバージョンでは、［画面分割］のショートカットキー［Ctrl］+［Shift］+［2］があったようですが、現バージョンでは使用できなくなっています。

また、ここでの画像には、サイドバーに［Copilot］ボタンを表示し、［AIイノベーション］で［Copilotモード］をオンにしています。サイドバーについては、以下の記事で解説しています。

リンクを右クリックして分割画面を表示

リンクを右クリックしてショートカットメニューの［リンクを分割画面ウィンドウで開く］をクリックすると、リンク先が右側に表示された分割表示になります。

画面分割ボタンを表示する設定していなくても、ツールバーに［画面を分割する］ボタンが表示されます。

参考リンクを新しいタブやウィンドウで開く方法は、以下の記事で解説しています。

画面分割表示

Microsoft Edgeを起動すると、起動時に設定しているページが表示されます。

起動時の設定については、以下の記事で解説しています。

ここでは［Bing］を起動時に開くように設定しています。

起動時に設定したページを開いてから、ツールバーの［画面分割］（画面を分割する）ボタンをクリックします。

新しいスプリット画面

左右に画面が分割されて、以下のような画面になります。

以下は、［新しいスプリット画面］が選択されている状態です。

タブを見ると、［新しいスプリット画面］と表示されていて、［新しいスプリット画面］には、［検索］ボックスと［開いたタブ］、［よくアクセスする］の3つが表示されています。

どちらの画面が選択されているかは、周りに表示される青い線で確認できます。

［開いたタブ］には、現在表示中のタブのページがすべてサムネイルで表示されます。

表示されているサムネイルをクリックして、ウェブページを表示できます。

左右に同じページを表示することもできます。

［よくアクセスする］をクリックすると、よくアクセスしているページが表示されます。

［よくアクセスする］に表示されるページは、利用する人によって異なります。

また、検索ボックスにキーワードを入力して検索したり、アドレスを入力して表示することもできます。

表示領域の調整

表示領域は、中央にある境界線にマウスを合わせると左右矢印のマウスポインターの形になりますので、その時にドラッグして調整します。

左右のタブの切り替え

左右のタブを切り替えるには、［その他のオプション］から操作します。

［その他のオプション］の［左右のタブを切り替える］をクリックします。

左右のタブが切り替わります。

参考右の画面が［新しいスプリット画面］の状態の時は、［その他のオプション］は表示されません。

この［その他のオプション］は、選択していない右の画面にも表示されます。

［分割表示］に関わる操作は、［その他のオプション］を表示すると見つけられます。

垂直ビューに切り替え（上下に分割）

上下の分割表示に切り替えるには、［その他のオプション］の［垂直に切り替える］をクリックします。

上下に分割されます。

上下に分割された場合の［その他のオプション］は、［上下のタブを切り替える］と［水平に切り替える］に変わります。

リンクの表示指定

リンクをクリックした時の表示先を指定できます。

例えば、左側のBingで検索すると、検索結果が表示されます。

このリンクを右側のタブで開きたい場合は、アドレスバーの［左のリンクを右に開く］をクリックしてオンにします。

または、［その他のオプション］の［左のリンクを右に開く］をオンにします。

［タブのリンク］を選択していると、リンクをクリックすると右のタブへ表示されるようになります。

アイコンの違い

リンクがどちらの設定になっているかは、ツールバーの［画面分割］のアイコンで識別できます。

• タブのリンク（右側のタブで開く）になっている場合

  

• タブのリンク解除（同じタブで開く）になっている場合

  

ドラッグで操作

［タブのリンク解除］を選択している状態でも、リンク先を右のタブへドラッグすると、表示できます。

ショートカットメニューで指定

また、リンクで右クリックしてショートカットメニューから右か左かを指定できます。

• 右分割画面でリンクを開く
• 左分割画面でリンクを開く

このショートカットメニューは、右のタブでも同じです。

参考右のタブでリンクをクリックした場合は、同じタブで開かれますが、ショートカットメニューから指定すると左のタブで開くことができます。

設定画面を表示して操作する場合

Microsoft Edgeの設定画面とウェブの記事を見ながら操作したい場合の方法です。

まず、操作を閲覧したいページを開いておきます。

ここでは、［Microsoft Edge の閲覧履歴を表示または削除する - Microsoft サポート］ページを開いておきます。

そして、Microsoft Edgeの設定画面を表示します。2つのタブが並びます。

タブを切り替えてウェブページを表示します。

そして、［画面分割］（画面を分割する）のボタンをクリックします。

［新しいスプリット画面］の［開いたタブ］をクリックして、［設定］画面をクリックします。

ウィンドウ幅を調整して設定メニューが見えるようにすると、操作しやすくなります。

画面分割表示の終了

画面分割表示を終了させる方法です。

［画面を分割する］ボタンをクリック

ツールバーの［画面分割］（画面を分割する）ボタンをクリックします。

2つのタブとして表示されます。

［その他のオプション］にある［2つのタブを分離する］をクリックしても同じです。

2つのタブとして表示されます。

スプリット画面を閉じる

閉じたい方の画面で［スプリット画面を閉じます。］のボタンをクリックします。

ツールバーの［画面を分割する］のボタンはオフになります。

参考Windows 10とWindows 11には、画面を分割する機能があります。

これも便利な機能です。異なるアプリケーションでも並べて表示できます。

以下は、Windows 10での解説です。

Windows 11では、ウィンドウの最大化ボタンをポイントすると、スナップレイアウトが表示されます。

また、各アプリケーションで並べて表示することもできます。

PowerPoint2016での解説です。

Excel2016の解説です。並べて同時にスクロールする機能もあります。

Word2016の解説です。