Microsoft Edgeでは、垂直タブバーという機能が追加されています。
横並びのタブをクリック1つで、垂直方向に並べ替えできます。
また、しばらく使用していないタブは、薄く表示されるようになっています。これがスリープタブの機能です。
既定では2時間経つとスリープタブになりますが、時間は変更できますし、無効にすることもできます。
参考確認時のバージョンは89.0.774.50でしたが、メニュー表示などが進化していますので、新たにバージョン 102.0.1245.41で検証して修正しています。
Microsoft Edgeのバージョンの確認は、以下で解説しています。
[タブ操作]メニューボタンをツールバーに表示するには
垂直タブバーを使用するには、[タブ操作メニュー]ボタンを表示しておくと便利です。
Microsoft Edgeのウィンドウの右上にある[設定など](…)をクリックして、一覧から[設定]をクリックします。
ショートカットキーは、[Alt]+[F]です。
[設定]ダイアログボックスの[外観]タブの[ツールバーのカスタマイズ]にある[タブ操作メニューを表示]をオンにします。
[[タブ操作]メニュー]ボタンの非表示
[[タブ操作]メニュー]ボタンを非表示にするには、ボタンで右クリックして、[ツールバーに表示しない]をクリックします。
[ツールバーの変更]をクリックすると、[設定]の[外観]画面が表示されます。
垂直タブバーをオンにする
設定の[タブ操作メニューを表示]をオフにすると、[[タブ操作]メニュー]ボタンは非表示になりますが、ボタンは表示されていなくてもタブバーをオンにすることはできます。
ショートカットメニューから垂直タブバーをオンにする
タブで右クリックすると、ショートカットメニューに[垂直タブバーをオンにする]というコマンドがあります。
以下は、[タブ操作メニューを表示]をオフにしている状態です。
設定でオフにしてもタブのショートカットメニューから実行できます。
[外観]の[ツールバーのカスタマイズ]にある[ホーム]ボタンについては、以下の記事で解説しています。
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[ホーム]ボタンの表示/非表示とホームページの設定
Microsoft Edgeで[ホーム]ボタンを表示しておくと、クリックして指定したWebページを表示できます。 既定では[ホーム]ボタンに ...
ショートカットキーを使って垂直タブバーをオンにする
以前はなかったショートカットキーが追加されています。
[Ctrl]+[Shift]+[,](カンマ)です。垂直タブバーの表示と非表示のショートカットキーになります。
垂直タブバーの操作
横並びのタブを簡単に垂直方向に並べ替えできます。これは、なかなか便利だと思います。
タブ並びの一番左にある[[タブ操作]メニュー]をクリックします。
あるいは、ショートカットメニューやショートカットキーから操作します。
以下のメニューが表示されますので、[垂直タブバーをオンにする]をクリックします。
すると、以下のように縦並びになります。アイコンのみの表示になります。
ウィンドウの左端をポイント(マウスを合わせる)、またはクリックすると、垂直タブバーが広がります。
タブのタイトルが見やすくなりますね。
垂直タブバーの幅を調整するには、境界線でドラッグします。
ウィンドウの固定
広げた状態で固定したい場合は、[ウィンドウの固定]をクリックします。
常に表示されるようになります。
折りたたみたい場合は、[ウィンドウを折りたたむ]をクリックします。
参考[[タブ操作]メニュー]の[すべてのタブを新しいコレクションに追加する]については、以下の記事で解説しています。
垂直タブバーのピン留め
タブのピン留めなどの使い方は、横並びのタブの場合と同じです。
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Microsoft Edgeの[タブのピン留め]は右クリックで簡単設定
Microsoft Edgeでは、開いてるWebページをピン留めして、常にタブを表示しておくことができます。複数のタブをピン留めできますし、 ...
ピン留めしたいタブで右クリックして、ショートカットメニューから[タブのピン留め]をクリックします。
ピン留めしたタブには、[×]の表示がありません。
タブを複製
タブを右クリックすると、ショートカットメニューに[タブを複製]というコマンドがあります。
これも便利なコマンドです。現在開いているページを複製して表示できます。
同じページの異なる箇所を表示したりする時などに使用できます。横並びのタブにもあります。
ショートカットキーは、[Ctrl]+[Shift]+[K]ですね。
垂直タブから水平タブに戻すには
水平タブに戻すには、[[タブ操作]メニュー]をクリックして、[垂直タブバーをオフにする]をクリックします。
ショートカットキー[Ctrl]+[Shift]+[,](カンマ)を使用することもできます。
または、垂直タブバーのタブで右クリックして、ショートカットメニューの[オフにする垂直タブバー]をクリックします。
タブ以外の箇所で右クリックした場合も表示されます。
参考Microsoft Edgeでアクセスキーを表示する設定は、以下の記事で解説しています。
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アクセスキーの下線を表示する設定(Edgeではアクセスキーの表示)
メモ帳などのアプリケーションのコマンドの横にアルファベットが表示されて、[Alt]キーを押した後、そのアルファベットをキーボードから押すこと ...
スリープタブ(パフォーマンスの最適化)
Microsoft Edgeを起動して、2時間使用していないタブがあれば、薄く表示されるようになります。
薄くなっていますが、タブをクリックすると解除されます。
以下のポップが表示されます。以下の画像は、バージョンは89.0.774.50 のものです。
スリープタブの紹介
リソースを節約するために、タブは非アクティブ状態が2時間続いた後にスリープ状態になります。スリープ状態のタブはフェーズアウトして表示されます。タブを起動するには、タブを選択するだけです。スリープタブをオフにするか、タブがスリープ状態になるまでの時間を変更するには「設定」に移動します。
参考バージョン102.0.1245.41の場合ですが、スリープ状態になるとタブの表示が薄くなり、ポイントすると以下のように表示されます。
このタブでは、リソースを節約するため、スリープ状態にしています。
スリープタブになる時間を変更
既定では、2時間でスリープタブになりますが、この時間は変更できます。(最新のバージョンでは、既定の時間が変更になっているかもしれません。)
以降の画像は、バージョン102.0.1245.41です。
[設定]の[システムとパフォーマンス]をクリックします。
[パフォーマンスの最適化]の[非アクティブなタブを、指定された時間が経過した後、スリープ状態にします]の▼ボタンをクリックします。
以下のように30秒から12時間までの設定が選択できるようになっています。
参考[スリープ中のタブのフェード]がオンの場合のみタブの表示が薄くなります。(後から追加された機能です)
スリープ状態にしないサイトを追加
スリープタブにしたくないサイトを追加することができます。
[これらのサイトをスリープ状態にしない]の[追加]ボタンをクリックします。
[サイトの追加]ウィンドウが表示されます。
URLを入力して、[追加]ボタンをクリックします。
以下のように[これらのサイトをスリープ状態にしない]にURLが表示されるようになります。
追加したURLの編集と削除は、URLの右にある[その他のアクション](…)ボタンをクリックします。
[編集]と[削除]のコマンドが表示されます。
スリープタブを使用しない設定
スリープタブを使用しない場合は、[パフォーマンスの最適化]の[スリープタブでリソースを保存する]のボタンをオフにします。
スリープタブはすぐに解除されます。