背景の印刷（ヘッダー/フッター領域を表示して操作）

Word2002の［はがき文面印刷ウィザード］で下のような葉書を作成しました。

作り方は、以下の葉書の印刷(文面)を参照してください。

この葉書に背景をつけたいと思います。

Word2002では、［書式］メニューの［背景］から色をつけたりはできますが、背景を印刷することはできません。

しかし、ちょっと工夫すると、背景を印刷できるようになります。

参考Word2007以降の背景の印刷方法は、以下の記事で解説しています。

背景の印刷（グラデーションの印刷は図形を使って設定）（Word2007）

以下の記事では、ヘッダー/フッターの編集モードで図形を挿入してグラデーションを設定する方法と、グラデーションを設定した図形を背面に設定して印刷する方法を解説しています。

ヘッダーとフッターの表示

［表示］メニューの［ヘッダーとフッター］をクリックします。

下のようにヘッダー、フッター領域が表示され、［ヘッダーとフッター］ツールバーが現れます。

四角形を挿入

［図形描画］ツールバーの［四角形］ボタンをクリックします。

もし、図形描画ツールバーが表示されていなければ、図形描画ツールバーの表示方法を参考にして表示してください。

四角形をページ全体に描きます。葉書の左上から右下に向かって、ドラッグします。

四角形の枠線が残らないように葉書より少しはみ出すくらいの大きさにします。

描画キャンバスが表示されるかもしれませんが、気にしなくていいです。

気になるのであれば、［Delete］キーを押して非表示にしてください。

塗りつぶし効果の設定

［図形描画］ツールバーの［塗りつぶし］ボタンの▼ボタンをクリックします。

ここでは、グラデーションを設定したいと思いますので［塗りつぶし効果］をクリックします。

［塗りつぶし効果］ダイアログボックスが表示されます。

［グラデーション］タブをクリックします。（既定で選択されていると思いますが）

色は［２色］を選択して、［色1］、［色2］の▼ボタンをクリックするとカラーパレットが表示されるので、目的のカラーを選択します。

［グラデーションの種類］や［バリエーション］も選択します。［サンプル］ででき上がりを確認します。［OK］ボタンをクリックします。

そうすると、背景にグラデーションを設定することができます。

ヘッダーとフッター領域に、もし文字などを挿入するのならば、ここで順序を設定します。

オートシェイプの四角形を右クリックして、ショートカットメニューの［順序］から［テキストの背面へ移動］をクリックします。

参考Office2010以降のグラデーションの設定については、以下の記事を参考にしてください。

ヘッダーとフッターを閉じる

［ヘッダーとフッター］ツールバーの［閉じる］ボタンをクリックします。

以下のようになります。

印刷プレビューで確認

［標準］ツールバーの［印刷プレビュー］ボタンをクリックして、確認します。

印刷プレビューにも背景が表示されていると思います。

［ファイル］メニューの［印刷］をクリックします。

［印刷］ダイアログボックスが表示されます。

プリンタの［プロパティ］ボタンをクリックして、用紙などの設定をしてください。

プリンタにフチなし全面印刷の機能がある場合は、プリンタで設定して、フチなし印刷をすることができます。

Word2003では、背景を印刷できるようになりましたが　グラデーションはプレビューで表示したとおりに印刷できません。

背景が印刷プレビュー通りに印刷されないで解説しています。

●ヘッダー/フッター領域の編集状態では、ヘッダー/フッター領域以外でも自由に画像などを挿入することができます。

●ヘッダー/フッター領域の編集状態でオートシェイプを使って、グラデーションを設定した場合は、印刷プレビュー通りに印刷することができます。

また、昔からの方法ですが、オートシェイプをテキストの背面に設定する方法もあります。

以下の記事で解説しています。

背景を印刷するには（オートシェイプをテキストの背面に）

参考Word2007以降の背景の印刷方法は、以下の記事で解説しています。

背景のグラデーションがプレビューどおりに印刷できないのは、Word2007以降も変わりません。

背景の印刷（グラデーションの印刷は図形を使って設定）（Word2007）

図形にグラデーションを設定して印刷する方法は、以下の記事で解説しています。