Office2010では、未保存のファイルを回復することができます。
[ファイル]タブの[情報]をクリックします。
[情報]タブの[保存されていないブックの回復]
[バージョンの管理]をクリックして、[保存されていないブックの回復]をクリックします。
参考Word2010では[保存されていない文書の回復]、PowerPoint2010は[保存されていないプレゼンテーションの回復]となっています。
[ファイルを開く]ウィンドウが開き、未保存のブックが表示されます。
ブックを選択し、[開く]ボタンをクリックします。
復元された未保存のファイル
情報バーに[復元された未保存のファイル]と表示されています。
親切ですねぇ!
大事なブックであれば、[名前を付けて保存]ボタンをクリックして、すぐに保存しましょう。
[最近使用したファイル]にも[保存されていないブックの回復]
[保存されていないブックの回復]は[最近使用したファイル]にもあります。
実は、この機能を早く使ってみたくて、わざと[保存しない]をクリックして、閉じてみたんです。
けれども、ブックは見当たらず、何度やっても未保存のブックは現れませんでした。
自動回復用データを保存する時間の設定
いくら未保存といっても既定では10分経たないと保存してくれないんですね。
[オプション]の[保存]をみると、[次の間隔で自動回復用データを保存する]で[10分ごと]になっています。
この間隔は調整することもできますし、回復用データを保存しない設定もできます。
また、[自動回復用ファイルの場所]も変更することができます。
メッセージウィンドウの違い
10分以上経ったブックを閉じようとすると、以下のメッセージウィンドウが表示されます。
このウィンドウのときは、[保存しない]を選択しても回復させることができます。
Book1への変更を保存しますか?
[保存しない]をクリックした場合は、このファイルの最新版を一時的に使用できます。
以下のメッセージウィンドウの場合、[保存しない]を選択したら保存されません。
参考既存のファイルを上書きせずに閉じてしまった場合の復元方法は、上書きし忘れたファイルの復元を参照してください。
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上書きし忘れた(保存しなかった)ファイルの復元
編集後、上書きし忘れたことに気がついて慌てた経験はありませんか? Office2010以降であれば、もしかすると復元することができるかもしれ ...
また、削除したファイルは、Windows7の復元機能を使って復元させることができます。
上書きしてしまったファイルも復活させることができます。
以下の記事で解説しています。
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削除したファイルの復元
Windows7で削除してしまったファイルを復元する方法です。 ファイルが保存されていたフォルダーを右クリックして[プロパティ]をクリックし ...