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ワードアートの文字列を画像で塗りつぶす2つの方法

投稿日:2023年8月3日 更新日:

ワードアートは、文字を装飾するときに便利な機能です。

Wordや、Excel、PowerPointなどにあって、さまざまな設定ができます。

ワードアートで書いた文字列の塗りつぶしを画像にするには、[文字の塗りつぶし]から画像を選択して設定できますが、PowerPointでは[図形の結合]の[重なり抽出]を使って設定することもできます。

ワードアートの文字列を画像で塗りつぶし

ワードアートの挿入

ここでは、[スライドのレイアウト]から[白紙]を選択して解説します。

[スライドのレイアウト]の[白紙]

白紙スライドにワードアートを挿入します。

[挿入]タブの[テキスト]グループにある[ワードアート]をクリックして、[塗りつぶし:黒、文字色1;影]を選択します。

[挿入]タブの[ワードアート]

[ここに文字を入力]と範囲選択された状態で表示されますので、そのまま任意の文字を入力します。

ワードアートの挿入時

ここでは、[ひまわり]と入力します。

ワードアートに[ひまわり]と入力

ドラッグで文字の拡大/縮小ができるように設定

ドラッグで自由に拡大/縮小ができるように変更します。

[図形の書式]タブの[ワードアートのスタイル]グループにある[文字の効果]から[変形]を選択します。

そして、[変形]の[形状]から[四角]を選択します。

[文字の効果]の[変形]-[四角]

これで、ドラッグで自由に拡大/縮小ができるようになります。

任意の大きさに変更します。

ワードアートをドラッグで拡大

参考用紙いっぱいの大きな文字を入力したい場合なども、[変形]の[四角]を選択すると便利です。

以下の記事は、Word2016で解説しています。

ワードアートの文字(テキスト)をドラッグで大きくする方法

ワードアートを使って、ドラッグで簡単に文字を大きくする方法です。通常は、ワードアートの文字列の大きさは、フォントサイズを変更しなければなりま ...

続きを見る

フォントの種類を変更

文字列の塗りつぶしに画像を設定するのですから、太い文字の方がいいと思います。

[ホーム]タブの[フォントの種類]から[AR Pゴシック体S]などに変更すると大きくできます。

[フォントの種類]から[AR Pゴシック体S]に変更

文字列の塗りつぶしから画像を設定

ワードアートの文字の塗りつぶしに画像を設定する方法です。

これは、WordやExcelでも同じ方法でできます。

[図形の書式]タブの[ワードアートのスタイル]グループにある[文字の塗りつぶし]の▼をクリックして、[図]を選択します。

[図形の書式]タブの[文字の塗りつぶし]-[図]

[図の挿入]ウィンドウが表示されますので、[ファイルから]を選択します。

[図の挿入]ウィンドウの[ファイルから]

[図の挿入]ダイアログボックスが表示されますので、目的の画像を選択して挿入します。

[図の挿入]ダイアログボックス

文字の塗りつぶしは、以下のようになります。

文字列に画像を設定したワードアート

PowerPointなら[図形の結合]の[重なり抽出]から設定

PowerPointでは、もっと簡単に設定することができます。

PowerPoint2013以降では、[図形の結合]という機能があります。

この機能を使って、画像をワードアートで切り抜くことができます。

まず、スライドに画像を挿入します。

[挿入]タブの[画像]グループの[画像]から[このデバイス]をクリックします。

[挿入]タブの[画像]-[このデバイス]

[図の挿入]ダイアログボックスが表示されますので、目的の画像を選択して[挿入]ボタンをクリックします。

[図の挿入]ダイアログボックス

そして、[挿入]タブから[ワードアート]を挿入します。

[挿入]タブの[ワードアート]

同じように[変形]の[形状]から[四角]を選択して、任意の大きさにし、フォントも[AR Pゴシック体S]に変更します。

画像の上にワードアートを挿入した形になります。

画像の上にワードアートを挿入

参考もし、ワードアートを先に挿入して、その後画像を挿入すると、画像がワードアートの上に重なります。

その場合は、画像で右クリックして、ショートカットメニューから[最背面へ移動]をクリックして重なりを変更します。

ショートカットメニューの[最背面へ移動]

[図形の結合]の[重なり抽出]を選択

画像をクリックした後、[Ctrl]キーを押してワードアートを選択します。

画像をクリックした後、[Ctrl]キーを押してワードアートを選択

そして、[図形の書式]タブの[図形の挿入]グループにある[図形の結合]から[重なり抽出]をクリックします。

テキストボックスの文字列でも同じ操作ができます。図形を重ねると、図形の形で抽出できます。

[図形の書式]タブの[図形の結合]-[重なり抽出]

図形ですから、拡大も縮小も回転も自由にできます。

サイズ変更ハンドルでワードアートを縮小

参考図形や画像の周りに表示されるハンドルの操作については、以下の記事で解説しています。

図形のサイズ変更・回転・調整ハンドルを使って目的の形状に変更

WordやExcel、PowerPointなどで図形を挿入すると、図形の周りには白い丸(○)が表示されます。これは、[サイズ変更ハンドル]と ...

続きを見る

[型抜き/合成]を選択した場合

[図形の結合]から[型抜き/合成]を選択すると、ワードアートの文字列で型抜きができます。

ワードアートの文字列の部分は、透明になります。

[図形の結合]の[型抜き/合成]

参考図形の結合については、以下の記事で解説しています。

複数の図形を結合して新しい図形を作成(長い波線の作成もできる)

PowerPoint2013では、複数の図形を組み合わせたものを1つの図形として作成することができます。 スライドに挿入したい図形がない場合 ...

続きを見る

PowerPointの[図形の接合・切り出し]でギザギザの図形を簡単作成

PowerPointには、[図形の結合]という機能があります。 複数の図形を組み合わせて、1つの図形にしたり、分解して新しい図形を作成できる ...

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PowerPoint2010で[図形の結合]を使用するには、クイックアクセスツールバーに登録します。

[図形の合成]ボタンをリボンやクイックアクセスツールバーに追加

PowerPoint2013には、下のように[描画ツール]タブの[書式]タブに[図形の結合]というコマンドがありますが、PowerPoint ...

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また、Word2010以降は、ワードアートを左右反転する場合、[3D-書式]から設定します。図の左右反転は有効になりませんので気を付けてください。

ワードアートで鏡文字(左右反転文字)を作成する方法

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