ワードアートは、文字を装飾するときに便利な機能です。
Wordや、Excel、PowerPointなどにあって、さまざまな設定ができます。
ワードアートで書いた文字列の塗りつぶしを画像にするには、[文字の塗りつぶし]から画像を選択して設定できますが、PowerPointでは[図形の結合]の[重なり抽出]を使って設定することもできます。
ワードアートの挿入
ここでは、[スライドのレイアウト]から[白紙]を選択して解説します。
白紙スライドにワードアートを挿入します。
[挿入]タブの[テキスト]グループにある[ワードアート]をクリックして、[塗りつぶし:黒、文字色1;影]を選択します。
[ここに文字を入力]と範囲選択された状態で表示されますので、そのまま任意の文字を入力します。
ここでは、[ひまわり]と入力します。
ドラッグで文字の拡大/縮小ができるように設定
ドラッグで自由に拡大/縮小ができるように変更します。
[図形の書式]タブの[ワードアートのスタイル]グループにある[文字の効果]から[変形]を選択します。
そして、[変形]の[形状]から[四角]を選択します。
これで、ドラッグで自由に拡大/縮小ができるようになります。
任意の大きさに変更します。
参考用紙いっぱいの大きな文字を入力したい場合なども、[変形]の[四角]を選択すると便利です。
以下の記事は、Word2016で解説しています。
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フォントの種類を変更
文字列の塗りつぶしに画像を設定するのですから、太い文字の方がいいと思います。
[ホーム]タブの[フォントの種類]から[AR Pゴシック体S]などに変更すると大きくできます。
文字列の塗りつぶしから画像を設定
ワードアートの文字の塗りつぶしに画像を設定する方法です。
これは、WordやExcelでも同じ方法でできます。
[図形の書式]タブの[ワードアートのスタイル]グループにある[文字の塗りつぶし]の▼をクリックして、[図]を選択します。
[図の挿入]ウィンドウが表示されますので、[ファイルから]を選択します。
[図の挿入]ダイアログボックスが表示されますので、目的の画像を選択して挿入します。
文字の塗りつぶしは、以下のようになります。
PowerPointなら[図形の結合]の[重なり抽出]から設定
PowerPointでは、もっと簡単に設定することができます。
PowerPoint2013以降では、[図形の結合]という機能があります。
この機能を使って、画像をワードアートで切り抜くことができます。
まず、スライドに画像を挿入します。
[挿入]タブの[画像]グループの[画像]から[このデバイス]をクリックします。
[図の挿入]ダイアログボックスが表示されますので、目的の画像を選択して[挿入]ボタンをクリックします。
そして、[挿入]タブから[ワードアート]を挿入します。
同じように[変形]の[形状]から[四角]を選択して、任意の大きさにし、フォントも[AR Pゴシック体S]に変更します。
画像の上にワードアートを挿入した形になります。
参考もし、ワードアートを先に挿入して、その後画像を挿入すると、画像がワードアートの上に重なります。
その場合は、画像で右クリックして、ショートカットメニューから[最背面へ移動]をクリックして重なりを変更します。
[図形の結合]の[重なり抽出]を選択
画像をクリックした後、[Ctrl]キーを押してワードアートを選択します。
そして、[図形の書式]タブの[図形の挿入]グループにある[図形の結合]から[重なり抽出]をクリックします。
テキストボックスの文字列でも同じ操作ができます。図形を重ねると、図形の形で抽出できます。
図形ですから、拡大も縮小も回転も自由にできます。
参考図形や画像の周りに表示されるハンドルの操作については、以下の記事で解説しています。
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[型抜き/合成]を選択した場合
[図形の結合]から[型抜き/合成]を選択すると、ワードアートの文字列で型抜きができます。
ワードアートの文字列の部分は、透明になります。
参考図形の結合については、以下の記事で解説しています。
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また、Word2010以降は、ワードアートを左右反転する場合、[3D-書式]から設定します。図の左右反転は有効になりませんので気を付けてください。
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