PowerPointでカウントダウンタイマーを作成する方法です。
1枚のスライドに正円(真円)を複数挿入して、アニメーション-クリアで設定します。
アニメーションのタイミングで[開始]を[直前の動作の後]、[遅延]を[01:00]に変更して作成します。
参考Windowsには、タイマー機能が標準で搭載されています。
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レイアウトの選択
PowerPoint2016で解説します。
1枚のスライドを選択して、[ホーム]タブの[レイアウト]からスライドのレイアウトを[白紙]に変更します。
正円(真円)を挿入
[挿入]タブの[図形]から[楕円]を選択して正円(真円)を描きます。
正円(真円)を描くには[Shift]キーを押しながら描くと良いです。
コピーして全部で5個の円を準備します。
コピーする方法ですが、複製機能を使うと便利です。
1つの円を選択して、[Ctrl]+[D]を押します。
貼り付けた円の位置を右横に並ぶように調整し、その後は、[Ctrl]+[D]を3回押します。
そうすると横にキレイに並べることができます。
参考複製については、以下の記事で解説しています。
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[図形]は[ホーム]タブの[図形描画]グループにもあります。
テキストの入力
一番左の円を選択して、[F2]キーを押します。
あるいは円で右クリックして、ショートカットメニューから[テキストの編集]をクリックします。
カーソルが円の中に表示されると思います。
[END]と入力します。
同じように「1」、「2」、「3」、「START」と入力します。
後で貼り付けしたオブジェクトが前面になっていきますので、最後に表示するオブジェクト「END」が一番背景になるように下のような並びにしています。
フォントサイズは、最後に調整します。
アニメーションの設定
そして、[アニメーション]タブから[アニメーションウィンドウ]をクリックして、右側にアニメーションウィンドウを表示させます。
アニメーションは[終了]カテゴリーの[クリア]
一番上に表示させる[START]と書いた円を選択して、アニメーションの[終了]カテゴリーから[クリア]をクリックします。
[START]のタイミング
「START」の円のタイミングは以下のように、[開始]-[クリック時]、[継続時間]-[自動]、[遅延]-[00.00]です。
このオブジェクトは既定のままでOKです。
3個の円に[クリア]アニメーションとタイミングを設定
次に「3」「2」「1」の順番で[Ctrl]キーか、[Shift]キーを押しながら3つの円を選択します。
アニメーションウィンドウで3つの円が選択されていることを確認して、アニメーションの追加で[クリア]を選択します。
そして、タイミングで[開始]を[直前の動作の後]、[遅延]を[01:00]に変更します。
アニメーションウィンドウは下のようになっていればOKです。
もし、順番などが間違っていた場合は、ドラッグで上下させて調整してください。
またPowerPoint2010以降であれば、アニメーションのコピー/貼り付け機能もありますので活用してください。
「START」「3」「2」「1」の順番になっていることを確認します。
アニメーションの再生
ここでアニメを再生してみます。
アニメーションウィンドウの一番上の[START]を選択して、[ここから再生]をクリックします。
1つずつ消えていって、[END]だけが残ればOKです。
すべてのオブジェクトを左右中央揃え
すべての円(オブジェクト)を選択して重ねます。
[書式]タブの[配置]から[左右中央揃え]をクリックします。
もし、上下が揃っていなければ、[上下中央揃え]もクリックします。
下のように「START」が前面に来ていると思います。
図形のサイズ調整
すべての円を選択している状態で、円の大きさを調整します。
[Shift]キーを押しながらドラッグしてもいいですし、[書式]タブにある[サイズ]から調整してもいいです。
フォントサイズの調整
このままフォントの大きさも調整します。
下は[フォントサイズ]を[80]にしていますが、数字はもう少し大きくてもいいかと思います。
こういう重なってオブジェクトの場合は、[ホーム]タブの右端にある[選択]から[オブジェクトの選択と表示]をクリックして[選択]ウィンドウを表示させると便利です。
たとえば、一番上と一番下のオブジェクトを非表示にするには、[選択]ウィンドウの目玉のマークをクリックします。
そして、数字を入力したオブジェクトをすべて選択して、フォントの大きさを変更します。
ここでは、フォントサイズは[300]にしています。
設定が終わったら、[選択]ウィンドウで[すべて表示]をクリックします。
最後に[Shift]+[F5](現在のスライドから開始)を押して、スライドショーを実行して確認してみてください。
参考Microsoftのページにも解説があります。
進行状況バー タイマーを作成する方法も記載されています。
オンスクリーン タイマーを作成する - Microsoft サポート(Microsoft)
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