Wordの段落設定には[1行の文字数を指定時に右のインデント幅を自動調整する]という項目があります。
しかし実際に使ってみると、オンとオフでどのような違いが出るのか分かりにくく、私自身、この機能の挙動に疑問を持っていました。
そこで、複数の Wordのバージョン、ファイル形式(.doc/.docx)、フォント(MS 明朝/MSP 明朝)を使い、同じ条件で実際に動作を確認しました。
この記事では、私が実機で検証した結果として、どの条件で違いが現れ、どの条件では変化しないのかを整理します。
![Word の段落設定[1行の文字数を指定時に右のインデント幅を自動調整する]](https://hamachan.info/WordPress2025/wp-content/uploads/2026/05/14492indent-auto23.png)
検証のきっかけ
Wordの[段落]ダイアログボックスの[インデントと行間隔]タブに[1行の文字数を指定時に右にインデント幅を自動調整する]という項目があります。
![[段落]ダイアログボックスの[インデントと行間隔]タブにある[1行の文字数を指定時に右にインデント幅を自動調整する]](https://hamachan.info/WordPress2025/wp-content/uploads/2026/05/14492indent-auto01.png)
以前から、この設定について不思議に思っていました。
既定では、オンになっていますが、オフにしても何も変化がなかったからです。
もちろん、1行の文字数を指定時ということなので、[ページ設定]ダイアログボックスで[文字数と行数を指定する]の設定にしています。
![[ページ設定]ダイアログボックスで[文字数と行数を指定する]](https://hamachan.info/WordPress2025/wp-content/uploads/2026/05/14492indent-auto02.png)
Word 2024で検証
Word 2024で検証します。
[レイアウト]タブの[ページ設定]グループにある[ページ設定]をクリックします。
![[レイアウト]タブの[ページ設定]グループにある[ページ設定]](https://hamachan.info/WordPress2025/wp-content/uploads/2026/05/14492indent-auto03.png)
[ページ設定]ダイアログボックスの[文字数と行数]タブの[文字数と行数を指定する]を選択して、[OK]ボタンをクリックします。
![[ページ設定]ダイアログボックスの[文字数と行数]タブの[文字数と行数を指定する]](https://hamachan.info/WordPress2025/wp-content/uploads/2026/05/14492indent-auto04.png)
[レイアウト]タブの[段落]グループにある[段落の設定]をクリックします。
![[レイアウト]タブの[段落]グループにある[段落の設定]](https://hamachan.info/WordPress2025/wp-content/uploads/2026/05/14492indent-auto05.png)
[段落]ダイアログボックスの[インデントと行間隔]タブの[1行の文字数を指定時に右のインデント幅を自動調整する]をオン、またはオフにして比較します。
既定はオンになっています。
Word 2024の段落の配置の既定は[左揃え]です。
![[段落]ダイアログボックスの[インデントと行間隔]タブの[1行の文字数を指定時に右のインデント幅を自動調整する]](https://hamachan.info/WordPress2025/wp-content/uploads/2026/05/14492indent-auto25.png)
違いはありません。
![[1行の文字数を指定時に右のインデント幅を自動調整する]をオンとオフにしたときの結果(違いはなし)](https://hamachan.info/WordPress2025/wp-content/uploads/2026/05/14492indent-auto06.png)
[レイアウト]タブの[段落]グループにある[インデント]で[右:5字]にしてみますが、[1行の文字数を指定時に右のインデント幅を自動調整する]のオン/オフの違いはありません。
![[インデント]を[右:5字]に設定](https://hamachan.info/WordPress2025/wp-content/uploads/2026/05/14492indent-auto12.png)
参考フォントを変えたりもしてみましたが、違いは出ませんでした。
Word 2024以外のバージョンでも、ファイル形式(.docx )では違いは出ませんでした。
ファイル形式(.doc)では違いが出る
[段落]ダイアログボックスの[1行の文字数を指定時に右のインデント幅を自動調整する]は、古くからある項目です。
もしかしたらと思い、[Word 97-2003 文書(*.doc)]で保存してみました。
Word 2003までは、拡張子[.doc ]が標準のファイル形式でした。
![[名前を付けて保存]ダイアログボックスのファイル種類[Word 97-2003 文書(*.doc)]](https://hamachan.info/WordPress2025/wp-content/uploads/2026/05/14492indent-auto08.png)
[ページ設定]ダイアログボックスで[文字数と行数を指定する]を選択した設定で、インデントの設定はしていません。
フォントも既定の[游明朝]です。
違いがでました。
![[1行の文字数を指定時に右のインデント幅を自動調整する]をオン/オフの違い](https://hamachan.info/WordPress2025/wp-content/uploads/2026/05/14492indent-auto09.png)
フォントによる違い
ファイル形式(.doc)であれば、設定の違いが出ることが分かりました。
Word 2013までの既定フォントのは、[MS明朝]だったので[MS明朝]に変更してみました。
違いは出ません。
![フォント[MS明朝]に変更](https://hamachan.info/WordPress2025/wp-content/uploads/2026/05/14492indent-auto15-e1778410730250.png)
[MSP明朝]に変更しても違いは出ません。
![フォント[MSP明朝]に変更](https://hamachan.info/WordPress2025/wp-content/uploads/2026/05/14492indent-auto14-e1778410621432.png)
しかし、段落のインデントを設定すると、違いがでます。
フォント[MS明朝]で、右インデントを[5字]に設定した結果です。違いが出ています。
![[MS明朝]でインデントを[5字]に設定した結果](https://hamachan.info/WordPress2025/wp-content/uploads/2026/05/14492indent-auto16-e1778411016947.png)
フォント[MSP明朝]で、右インデントを[5字]に設定した結果です。違いが出ています。
![[MSP明朝]でインデントを[5字]に設定した結果](https://hamachan.info/WordPress2025/wp-content/uploads/2026/05/14492indent-auto17-e1778411142420.png)
ファイル形式(.doc)であっても、[MS明朝]や[MSP明朝]では、ページ設定での文字数を指定し、さらにインデントを設定すると、[1行の文字数を指定時に右のインデント幅を自動調整する]のオン/オフの違いが現れます。
文字数指定だけでは違いは出ず、インデントの設定をすることで違いが現れます。
游明朝など一部のフォントでは、インデントなしでも違いが出る場合があります。
字送りによる違いについて
文字数を指定すると、Wordが自動的に字送りを計算して行幅にぴったり収めるため、この状態ではオン/オフの違いは出ないことがあります。
字送りを手動で変更すると行幅に余りが生じ、ファイル形式(.doc)ではオン/オフの違いがはっきり現れます。
游明朝など一部のフォントでは、字送りの自動計算でも余りが発生しやすく、インデントなしでも違いが出る場合があります。
例えば、[文字数]を[32]にすると、[字送り]は自動で[13.3pt]になります。
フォントは[游明朝]で右インデントは[5字]にしています。
![[ページ設定]ダイアログボックスの[字送り](13.3pt)](https://hamachan.info/WordPress2025/wp-content/uploads/2026/05/14492indent-auto20.png)
[1行の文字数を指定時に右のインデント幅を自動調整する]のオンとオフの違いは出ません。
文字数指定の自動計算では行幅にぴったり収まるため余りが出ず、この状態ではオン/オフの違いが現れません。
![右インデント[5字]に設定した[1行の文字数を指定時に右のインデント幅を自動調整する]のオンとオフの結果(違いなし)](https://hamachan.info/WordPress2025/wp-content/uploads/2026/05/14492indent-auto21.png)
[字送り]を手動で[13pt]にします。
![[ページ設定]ダイアログボックスの[字送り](13pt)](https://hamachan.info/WordPress2025/wp-content/uploads/2026/05/14492indent-auto18.png)
[1行の文字数を指定時に右のインデント幅を自動調整する]のオンとオフの違いが現れます。
![右インデント[5字]に設定した[1行の文字数を指定時に右のインデント幅を自動調整する]のオンとオフの結果(違いあり)](https://hamachan.info/WordPress2025/wp-content/uploads/2026/05/14492indent-auto19.png)
段落を範囲選択すると、違いが分かりやすいです。
![[1行の文字数を指定時に右のインデント幅を自動調整する]のオンとオフの段落を範囲選択](https://hamachan.info/WordPress2025/wp-content/uploads/2026/05/14492indent-auto22.png)
参考Word の既定の段落配置はバージョンによって異なります。
Word 2021(永続版)までは日本語 Normalスタイルは[両端揃え]ですが、Microsoft 365のWordとWord 2024では既定が[ 左揃え]に変更されています。
[両端揃え]の場合、Wordが行末を揃えるために文字間隔を自動調整するため、右インデント自動調整の現象が見えにくくなります。
過去バージョンで現象を再現する場合は、段落を[ 左揃え] に変更して確認してください。
![[左揃え]と[両端揃え]](https://hamachan.info/WordPress2025/wp-content/uploads/2026/05/14492indent-auto24.png)
仕様についての補足
ファイル形式(.docx)では、今回のような違いが出ない理由が、現時点で仕様なのかどうかは分かりません。ただ、ファイル形式(.doc)でしか違いが出ないというのは、少し不自然だと感じています。
今後のバージョンで動作が変わる可能性もありますし、変わらない可能性もあります。
現時点では「ファイル形式(.docx)では違いが出ない」「ファイル形式(.doc)では条件によって違いが出る」という事実だけを確認できました。
最後に、今回の検証で違いが出やすかった条件をまとめておきます。
- ファイル形式が .doc(互換モード)のとき
- 左揃え のとき(両端揃えでは現象が隠れる)
- インデントを設定したとき(MS 明朝/MSP 明朝)
- 游明朝など一部フォントでは、インデントなしでも違いが出る
- 字送りを手動で変更すると違いが出やすい
同じ設定でも、ファイル形式(.docx)では違いが出ず、ファイル形式(.doc)では違いが出るという結果になりました。