Excelには、1つのセルの文字列を列幅は変えずに、そのまま複数のセルに割付できる機能があります。
新しい機能ではなく、以前からある機能です。
こんな機能がExcelにあっていいの?と思ってしまったのですが、Excelで文書作成される方にとっては、便利な機能かもしれません。
この記事の目次
文字の割付
セル[A1]に、長い文字列を入力しています。
1つのセルの文字列を複数セルに割付
[ホーム]タブの[編集]グループにある[フィル]から[文字の割付]をクリックします。
以下のメッセージウィンドウが表示されます。
選択範囲の下のセルに上書きします。よろしいですか?
[OK]ボタンをクリックします。
A列の幅のまま下のセルに分割されます。
現在の列幅に収まるように複数のセルに割付されるということです。
注意操作する前にアクティブセルの下のセルは空白にしておきます。そうしないと上書きされていまいますので注意してください。
また、結合セルに対しては操作できません。結合セルに対して行うと以下のメッセージが表示されます。
結合されたセルの一部を変更することはできません。
複数セルの文字列を列幅に合わせる
反対に分割されたセル[A1]とセル[A2]を選択して、2つのセルの文字が収まる幅に調整して[ホーム]タブの[編集]グループにある[フィル]から[文字の割付]をクリックすると、
セル[A1]にまとめられます。
列幅に収まるように割付けられます。
列幅が狭い場合
列幅が狭いと、その列幅に表示できる範囲で切られてしまいますので、少し余裕をもった列幅で操作してください。
セル[A1]からセル[A4」までの4行を選択して、[文字の割付]をクリックすると、
以下のように途中で切られてしまいます。
列幅を広くして実行した場合は、セル[A1]に収められます。
[文字の割付]機能は、Wordの文書から多くの文字列を貼り付けた時などに便利かもしれませんね。
以下の記事でも解説しています。
参考Excel2007では、[両端揃え]という名前だったんですよ。
以下は、[文字の割付]を活用した記事です。
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