書き込みパスワードの設定と解除

Office2010での書き込みパスワードの設定方法です。

書き込みパスワードの設定は、正しいパスワードを入力しないと上書き保存ができないようにする機能です。

ここではWord2010で解説しますが、Excel2010やPowerPoint2010も同じように設定することができます。

［全般オプション］ダイアログボックスの表示

まず、書き込みパスワードを設定したい文書を表示します。

そして、キーボードから［F12］キーを押して［名前を付けて保存］ダイアログボックスを表示します。

［ファイル］タブから［名前を付けて保存］をクリックしても同じですが、このショートカットキーは覚えておくと便利です。

［ツール］ボタンから［全般オプション］をクリックします。

全般オプションで［書き込みパスワード］の設定

［全般オプション］ダイアログボックスが表示されます。

［書き込みパスワード］のテキストボックスに任意のパスワードを入力して、［OK］ボタンをクリックします。

［パスワードの確認］ウィンドウが表示されますので、同じパスワードを再度入力して［OK］ボタンをクリックします。

そして、［保存］ボタンをクリックしてファイルを保存します。

［パスワードの確認］ウィンドウに表示されている注意書きも読んでおいてください。

参考この［全般オプション］でも［読み取りパスワード］を設定することができます。

［読み取りパスワード］は、パスワードを使用して暗号化で解説していますが、［ファイル］タブの［文書の保護］から設定しても同じです。

［読み取りパスワード］も［書き込みパスワード］も設定する場合は、［全般オプション］から設定したほうが早いですね。

ファイルを開いて動作を確認

［書き込みパスワード］を設定したファイルを開くと、［パスワード］ウィンドウが表示されます

正しいパスワードを入力して［OK］ボタンをクリックします。

［読み取り専用］ボタンをクリックすると、パスワードなしでも読み取り専用で開くことはできます。

参考［書き込みパスワード］が分からない場合でも、［読み取り専用］で開き別名で保存することはできます。別名で保存されたファイルには、書き込みパスワードは設定されていません。

書き込みパスワードの解除

書き込みパスワードを解除する方法です。

書き込みパスワードを設定した時と同じように［F12］キーを押して、［名前を付けて保存］ダイアログボックスを表示します。

［ツール］ボタンから［全般オプション］をクリックします。

［全般オプション］の［書き込みパスワード］を削除して、［OK］ボタンをクリックします。

そして保存します。

Excelの全般オプション

Excelも同じように［名前を付けて保存］ダイアログボックスの［ツール］ボタンから［全般オプション］をクリックします。

［全般オプション］は下のようになっています。

［バックアップを作成する］のチェックボックスをオンにすると、同一フォルダー内に［○○のバックアップ.xlk］と名前が付いたバックアップファイルが作成されます。

PowerPointの全般オプション

下はPowerPointの全般オプションです。

プライバシーオプションに［このファイルを保存するときは、自動的に作成された個人情報をファイルから削除する］という項目があります。

関連以下は、読み取り、書き込みに関するページです。

読み取りパスワードの設定は、Backstageビューの［パスワードを使用して暗号化］から行うことができます。

また、WordであればPDF作成時にパスワードを設定することができます。