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グラフの日付軸と項目軸の表示間隔は[軸のオプション]で設定

投稿日:2022年9月28日 更新日:

グラフの元データに日付があり、その日付を項目軸にする場合、軸に表示する日付の間隔は指定することができます。

また、項目軸の日付は[軸のオプション]の[表示形式]で変更できます。

日付でも文字列である場合は、テキスト軸になります。その場合は、[軸のオプション]の[間隔の単位]で指定します。

グラフの項目軸が日付か文字列かによって、[軸のオプション]の設定内容は異なります。

折れ線グラフの[軸の書式設定]作業ウィンドウ

日付軸の表示単位を変更

1か月分の毎日の売り上げデータをもとに、折れ線グラフを作成すると、以下のようになります。

折れ線グラフを作成

既定のままでは、項目軸が見づらいと思います。

日付が項目軸にある場合は、[軸の書式設定]で表示単位を変更できます。

グラフの項目軸でダブルクリックします。

[軸の書式設定]作業ウィンドウが表示されます。[軸のオプション]の[軸のオプション]をクリックします。

既定では以下のように、[単位]の[主]が[1日]となっています。

[軸の書式設定]作業ウィンドウの[軸のオプション]

[単位]の[主]を[7日]に変更すると、7日おきの日付表示になります。

[軸のオプション]の[単位]を[7日]に変更

参考[単位]は、▼ボタンをクリックして、プルダウンから[月]や[年]を選択することもできます。

軸のオプションの[単位]の選択肢

日付の表示形式の変更

また、日付の表示形式も変更することができます。

年の表示が不要であれば、[軸のオプション]にある[表示形式]で指定します。ここでは、[種類]で[3/14]を選択しています。

かなりスッキリしますね。

[軸のオプション]の[表示形式]

日付ではなく文字列の場合は[間隔の単位]で設定

日付に見えても、文字列の場合があります。

A列のセルで書式を確認します。セル[A2]を選択して、[セルの書式設定]ダイアログボックスを表示します。

[セルの書式設定]ダイアログボックスを表示するショートカットキーは、[Ctrl]+[1]です。ただし、テンキーの[1]では動作しません。

[セルの書式設定]ダイアログボックスの[表示形式]タブで[標準]または、[文字列]になっている場合は、[日付]ではありません。

[セルの書式設定]ダイアログボックスの[表示形式]タブ

その場合は、[軸のオプション]の[間隔の単位]で設定します。

項目軸が日付か文字列かによって、[軸のオプション]の設定内容は異なります。

日付でなない場合は、[軸のオプション]を開いても、[単位]の設定はありません。

日付ではない項目軸の軸のオプション

文字列の場合は、[軸のオプション]の[ラベル]を展開して、[間隔の単位]で数値を入力します。

以下は、[間隔の単位]を[7]にしています。

[軸のオプション]の[ラベル]-[間隔の単位]

参考表示形式で表示を変更することはできません。

日付が文字列になっている場合は、[データ]タブの[区切り位置]を使って、まとめて日付に変更することができます。

以下の記事内で解説しています。

ピボットテーブルで日付のグループ化ができない(文字列を日付に変更)

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データの日付が飛んでいる場合の項目軸

作成する元データの日付が飛び飛びの場合があります。

この時に、棒グラフや折れ線グラフを作成すると、自動的に日付が補間されます。

以下は、データをもとに棒グラフを作成しています。項目軸には、日付が自動的に補われています。

日付データが飛んでいる場合の棒グラフ

折れ線グラフにしても同じです。データが自動で補間されます。

日付データ飛んでいる場合の折れ線グラフ

データどおりの日付のグラフにするには

データ通りの項目軸にしたい場合の方法です。

項目軸をダブルクリックして、[軸の書式設定]作業ウィンドウを表示します。

[軸のオプション]の[軸の種類]は、既定では[データを基準に自動的に選択する]になっています。

[軸の書式設定]作業ウィンドウの[軸のオプション]

ここを[テキスト軸]に変更すると、補間された日付は非表示になります。

軸の種類を[テキスト軸]に変更

折れ線グラフの場合も同じです。[テキスト軸]を選択すると、以下のようになります。

テキスト軸を選択して折れ線グラフ

日付に見える文字列の場合

元データが日付に見える文字列の場合は、日付が補間されることはありません。

以下は、日付に見えますが、文字列です。

セル[A2]を選択すると、[ホーム]タブの[数値]グループの[数値の書式]には、[標準]と表示されています。

[文字列]と表示される場合もあります。

[セルの書式設定]ダイアログボックスを表示して確認してもいいのですが、[ホーム]タブの[数値の書式]でも確認できます。

日付の場合は、[日付]と表示されます。

日付に見える文字列データ

この場合は、棒グラフを作成しても、以下のように日付(文字列)が補間されることはありません。

文字列の日付をもとに作成した棒グラフ

[軸の書式設定]作業ウィンドウの[軸のオプション]は、[データを基準に自動的に選択する]が選択されています。

[テキスト軸]、「日付軸」を選択しても変わりはありません。

[軸の書式設定]作業ウィンドウの[軸のオプション]

日付を文字列に変換するには

グラフだけでなく、日付より文字列のほうが扱いやすい場合があります。

文字列のセルと日付セルを結合すると、日付の表示形式がシリアル値になってしまいます。こういう場合も文字列に変換します。

文字列と日付を結合する場合

TEXT関数を使用する方法と、メモ帳に貼り付けて、それをコピーして貼り付ける方法を紹介します。

TEXT関数を使って変換

まず、変換したい表示形式をコピーしておきます。

[セルの書式設定]ダイアログボックスを表示して[表示形式]タブの[ユーザー定義]を選択すると表示されます。

[セルの書式設定]ダイアログボックスの[表示形式]タブの[ユーザー定義]

文字列で表示したいセルを選択して、TEXT関数を入力します。

TEXT 関数 - Microsoft サポート(Microsoft)

セルに[=text(]まで入力して、キーボードから[Ctrl]+[A]または[Shift]+[F3]を押すと[関数の引数]ダイアログボックスが表示されます。

[関数の引数]ダイアログボックスの表示形式には、先にコピーしておいた表示形式を貼り付けします。

[関数の引数]ダイアログボックスで入力する場合は、[表示形式]の["](ダブルクォーテーション)は省いてもかまいません。自動で付きます。

数式バーで入力する場合は、ダブルクォーテーションで囲みます。

TEXT関数の[関数の引数]ダイアログボックス

数式を他のセルにコピーして、その範囲をコピーします。

範囲選択してコピー

[貼り付け]ボタンの下方をクリックして、[値]の貼り付けをクリックします。

[値]の貼り付け

[ホーム]タブの[数値の書式]を見ると[標準]になっているのを確認できます。

[標準]表示形式の日付

参考[値]の貼り付けをキーボードで操作するなら、[アプリケーション]→[V]です。[アプリケーション]キーがない場合は、[Shift]+[F10]でショートカットメニューを表示できます。

キーボード[アプリケーション]→[V]

メモ帳へコピーして貼り付け

日付のデータ範囲をコピーして、メモ帳へ貼り付けします。

貼り付けるセルの列を[文字列]にします。

ここでは、B列を選択しています。[ホーム]タブの[数値の書式]から[文字列]を選択します。

貼り付け先を選択して[ホーム]タブの[数値の書式]から[文字列]を選択

メモ帳に貼り付けた日付を範囲選択してコピーします。[すべて選択]のショートカットキーは、[Ctrl]+[A]です。

メモ帳で範囲選択してコピー

文字列に変更したセルへ貼り付けします。ここでは、セル[B2]ですね。

貼り付けは、ショートカットキー[Ctrl]+[V]でもかまいません。

文字列のセルへ貼り付け

データがないセルがあっても折れ線を途切れさせたくない場合

グラフ元のデータに空白セルがあると、折れ線グラフは途中で切れてしまいます。

でも、折れ線グラフには、データ要素を線で結んでくれる便利な機能があります

空白セルがあるデータをもとに作成した折れ線グラフ

グラフを選択して、[グラフのデザイン]タブの[データ]グループにある「データの選択」をクリックします。

[グラフのデザイン]タブの[データ]グループにある「データの選択」

[データソースの選択]ダイアログボックスが表示されますので、[非表示および空白のセル]をクリックします。

[データソースの選択]ダイアログボックス

[非表示および空白のセルの設定]ダイアログボックスが表示されます。

[データ要素を線で結ぶ]を選択して、[OK]ボタンをクリックします。

[非表示および空白のセルの設定]ダイアログボックス

以下のように線が接続されます。

データが補間された折れ線グラフ

これは、折れ線グラフの場合のみ有効です。日付データをテキスト軸に指定した場合でも有効になります。

以下の記事でも解説しています。

折れ線グラフを途切れさせない(データ要素を線で結ぶ)

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