Word2010で表の行を移動する方法を3つ紹介します。
Word2010では、ショートカットキーとドラッグでの操作に加えて、[新しい行として挿入]という機能を使用できます。
[新しい行として挿入]は、複数行の書式を保持したまま、まとめて挿入できる機能です。
ショートカットキーで行の上下を入れ替える
行内にカーソルを置いて、[Alt]+[Shift]+[↓]
選択行を上へ移動したい場合は、[Alt]+[Shift]+[↑]
複数行を選択しても移動することができます。
[りんご]のセルにカーソルを置いて、キーボードから[Alt]+[Shift]+[↓]を押します。
実行後、[りんご]の行は1つ下の行へ移動します。
マウスのドラッグ操作で移動
移動したい行を選択して、移動先の位置へドラッグします。
複数行を選択しても移動することができます。
注意選択するときは、行末記号まで選択しているか確認してください。
行を選択する場合は、左側の余白で右上のマウスの形のときにクリックすると早いです。
下へドラッグすると、以下のようになります。
[切り取り/貼り付け]操作で移動
移動したい行を切り取ります。
[ホーム]タブの[クリップボード]グループにある[切り取り]をクリックします。
ショートカットキーは、[Ctrl]+[X]です。
[りんご]の行を切り取った後の表です。
新しい行として挿入
挿入したい位置にカーソルを移動します。
[貼り付け]の[貼り付けオプション]から[新しい行として挿入]をクリックします。
カーソルがある位置の行の下へ挿入されます。
複数行を選択しても移動することができます。
サンプル表のように表に書式設定がない場合は、[表の差し込み]でも構いません。
[表の差し込み]は、[新しい行として挿入]の左のボタンです。
[新しい行として挿入]は、表の書式を保持したまま貼り付けることができます。
参考[新しい行として挿入]は、Word2010からの機能です。以下の記事で詳細に解説しています。
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表の複数行をコピーして書式も保持したまま新しい行として挿入する
Wordの表で複数行をコピーして、新しい行として挿入する方法です。 コピーや、切り取り操作をした後の[貼り付けのオプション]には[新しい行と ...
[貼り付けのオプション]のボタンについて
[貼り付けのオプション]のボタンには、以下の4つのコマンドが並んでいます。
以下は、行をコピー、または切り取り操作をしたときのコマンドです。
左から以下の順で並びます。
いずれにしても、コマンドをマウスでポイントすると、結果をプレビューで確認できるので便利ですね。
- 表のネスト
- 表の差し込み
- 新しい行として挿入
- テキストのみ保持
また、列を選択して、コピー、または切り取り操作をすると、[新しい列として挿入]ボタンになります。
[表の差し込み]ボタンはありません。
- 新しい列として挿入
- 表のネスト
- 新しい行として挿入
- テキストのみ保持
[貼り付けのオプション]は、右クリックしたときのショートカットメニューにも表示されます。
貼り付け後に[貼り付けのオプション]が表示されない
貼り付け後に[貼り付けのオプション]が表示されない場合は、オプションの設定を確認してください。
[ファイル]タブをクリックしてBackstageビューを表示して、[オプション]をクリックします。
または、アクセスキーを使ってキーボードから[Alt]→[F]→[T]の順に押して[Wordのオプション]ダイアログボックスを表示します。
[詳細設定]の[コンテンツを貼り付けるときに[貼り付けオプション]ボタンを表示する]のチェックがオフになっていないかを確認してください。
参考Word2013では、ワンクリックで行や列を挿入できるようになっています。
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表の行や列をワンクリックで挿入
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