MacOS X の階層構造

Mac OSは、MacOS XになってUNIXベースになり、構造がこれまでとは異なったものになっています。

基本的なところのみ、解説します。

起動ディスク

デスクトップの右上にあるのが［起動ディスク］です。このハードディスク上にあるシステムから起動しています。

［起動ディスク］をダブルクリックします。

これは、USBにフラッシュメモリを挿しこんでいる状態です。

画像は、Mac OS X 10.3（Panther）です。

参考デスクトップにハードディスクや外部ディスクのアイコンを表示する設定は、Finderの環境設定で設定します。

既定では、表示されるようになっていると思いますが、もしかしたら、OSのバージョンによって異なるかもしれません。

ルート

起動ディスクを開いてすぐに表示される場所は、すべてのユーザが共通で使える階層です。

［システム］フォルダには、重要なファイルがたくさんあります。

［ライブラリ］は、すべてのユーザが共有して使うファイル（フォントやスクリーンセーバー）があります。

［ユーザ］フォルダをダブルクリックします。

以下は、macOS 11.0（Big Sur）のルートフォルダです。

以下の画像では、パスバーとステータスバーを表示しています。

参考新規ユーザの作成については、以下の記事で解説しています。

ユーザフォルダ

複数ユーザでMacを使うときは、ここにユーザーフォルダが作成されます。

許可がない限り、ここで入れるのは自分の［ホーム］フォルダだけです。

マンションやアパートのようなもので、ほかの部屋に入るときには許可が必要です。

他のユーザと共有したいファイルは［共有］フォルダへ入れます。

［ホームフォルダ］をダブルクリックします。

以下は、macOS 11.0（Big Sur）のユーザフォルダです。

参考ほかのユーザとデータを共有する方法は、以下の記事で解説しています。

ホームフォルダ

自分だけのお部屋です。自分専用のものは、ここへ入れます。

ログインしたアカウントのユーザー名が付けられています。

あらかじめ［ムービー］や［ミュージック］など複数のフォルダがあります。

ホームフォルダの［ライブラリ］は、他のユーザ―からはアクセスできません。

以下は、macOS 11.0（Big Sur）のホームフォルダです。

［ライブラリ］フォルダはありません。

［ライブラリ］フォルダを表示するには

［ライブラリ］フォルダを［ホーム］フォルダに表示するには、［表示］メニューの［表示オプションを表示］をクリックします。

ショートカットキーは、［command］+［J］です。

表示オプションの［"ライブラリ"フォルダを表示］のチェックボックスをオンにします。

［ホーム］フォルダに［ライブラリ］フォルダが表示されるようになります。

macOS 10.7（Lion）以降で非表示になったようです。

macOS 14.0（Sonoma）では、表示オプションに［"ライブラリ"フォルダを表示］はありません。

［移動］メニューを［option］キーを押しながら表示すると現れます。

Macで特定のフォルダに直接移動する - Apple サポート (日本)

参考表示オプションでは、アイコンのサイズを変更したり、ラベルの位置を変更できます。