Windows 11

タスクバーに絵文字アイコンを追加してクリックでピッカーを開く

Windows 11では、タスクバーに絵文字アイコンを追加し、クリックするだけで絵文字ピッカー(従来の絵文字一覧ウィンドウ)を起動できます。

従来からショートカットキーで絵文字ピッカーを呼び出す方法はありましたが、あまり広く使われていなかったようです。

Windows 11では、絵文字ピッカーとクリップボード履歴が統合されているため、絵文字の入力だけでなく、コピーした内容を呼び出す際にも便利です。

クリック1つで絵文字が使えるようになるので、ショートカットキーの操作が苦手な人にもおすすめです。

タスクバーの設定には[なし]・[入力中]・[常時]の3つの選択肢が用意されていますので、使いやすいものを選んでください。

なお、この機能は段階的に展開されているため、環境によってはまだ表示されていない場合があります。

タスクバーの[絵文字]アイコンをクリックして[絵文字ピッカー]を表示

絵文字アイコンをタスクバーに表示する方法

まず、タスクバーの設定画面を表示します。

タスクバーの何もない箇所で右クリックして、ショートカットメニューから[タスクバーの設定]をクリックします。

タスクバーのショートカットメニュー[タスクバーの設定]

Window設定の個人用設定>タスクバーが表示されます。

[絵文字など]の設定項目があります。

絵文字など

絵文字とその他のパネルアイコンを表示する(Windowsロゴキー+ピリオド(.)を選択して、いつでもパネルを開く)

Windows 11の個人用設定>タスクバー[絵文字など]

[絵文字など]の設定にある▼ボタンをクリックすると、3つの選択肢が表示されます。私の環境では、既定で[なし]が選択されていました。

  • なし
  • 入力中
  • 常時

[絵文字など]の3つの選択肢

[なし]を選択した場合

[なし]を選択した場合は、タスクバーには、[絵文字アイコン]は表示されません。

絵文字ピッカーを使用する場合は、ショートカットキーなどを使って表示します。

[入力中]を選択した場合

メモ帳などのテキスト入力が可能なアプリを起動し、カーソルが表示されている状態になると、タスクバーに絵文字アイコンが表示されます。

タスクバーの[絵文字]アイコン

タスクバーの絵文字アイコンをポイント(マウスポインターを合わせる)すると、以下のポップヒントが表示されます。

絵文字、GIF、記号などを追加

Windowsロゴキーとピリオド(.)を選択して絵文字やその他のパネルを開きます。

絵文字アイコンのポップヒント

[常時]を選択した場合

文字どおり、常にタスクバーに[絵文字アイコン]が表示されます。

タスクバーに表示された[絵文字]アイコン

ショートカットキーで表示するには

[絵文字ピッカー]は、ショートカットキー[Windows]+[.](ピリオド)で表示できます。

キーボード[Windows]+[ピリオド]

または、[Windows]+[:](コロン)を使用します。

キーボード[Windows]+[:](コロン)

参考これらのショートカットキーは、Windows 10でも使用できます。

ショートカットキーで絵文字一覧を表示

新しい日本語IMEで絵文字ピッカーを表示

Windows 11のIMEでは、変換候補の右下のアイコンから絵文字ピッカーを表示できます。

予測候補でも変換候補一覧でも表示されますので、クリックすると、絵文字ピッカーを表示できます。

予測候補の変換候補の[絵文字など]

参考Windows 11では、旧のIMEも使用できますが、絵文字ピッカーを表示できるのは、新しい日本語IMEのみです。

使用中のIMEが新IMEなのか、旧IMEなのかは、タスクバーの入力モードで右クリックすると分かります。

Windows 11の新旧IMEのショートカットメニュー

IMEの新旧バージョンの違いなどは、以下の記事にまとめています。

日本語IMEで不具合があれば以前のバージョンのIMEに切り替えて使用

Windows 10 バージョン2004で、新しい日本語IMEが登場しました。 Windows 11も、既定は新しい日本語IMEです。 新し ...

予測候補と変換候補については、以下の記事で解説しています。

変換する前の予測候補とスペースキーを押した時の変換候補

1文字でも入力すると、予測候補の一覧が表示されます。 [スペース]キーを押す前に表示される候補を[予測候補]と呼びます。 [スペース]キーを ...

タッチキーボードから絵文字ピッカーを表示

タッチキーボードからも[絵文字ピッカー]を表示できます。

タスクバーの[タッチキーボード]をクリックして起動します。(タスクバーに[タッチキーボード]を表示するには設定が必要です。)

タスクバーの[タッチキーボード]

タッチキーボードの左上に[絵文字ピッカー]の起動ボタンがあります。

タッチキーボードの絵文字アイコン

参考タッチキーボードの表示方法や使い方などは、以下の記事で解説しています。

タッチキーボードを起動して文字入力を快適に(絵文字・手書き・50音)

Windows 11では、タッチキーボードの機能が大きく進化しています。 Windows 10にもタッチキーボードはありますが、Window ...

右クリックのショートカットメニューから表示

Microsoft EdgeのCopilotを表示して、右クリックのショートカットメニューから[絵文字]を選択して表示することもできます。

メールなどでも使用できます。

Copilotの入力テキストで右クリックしたときのショートカットメニュー

絵文字ピッカーの使い方

絵文字ピッカーは、目的の絵文字などを選択してクリックするだけで、カーソルの位置に入力できます。

絵文字ピッカー

上部にあるアイコンをクリックして、切り替えて使用できます。

左から以下の順で並んでいます。

  • 最近使用したもの
  • 絵文字
  • GIF
  • 顔文字
  • 記号
  • クリップボードの履歴

絵文字ピッカーの上部のアイコンで切り替え

[絵文字]を表示すると、さらにカテゴリーを切り替えて表示できます。

絵文字の上部の切り替え

切り替えた後、元にもどるには[←]ボタンをクリックします。

絵文字ピッカーの[戻る]ボタン

また、検索ボックスにキーワードを入力して検索することもできます。

以下の画像は、[ねこ]で検索しています。

絵文字ピッカーの検索ボックスでキーワード検索

[クリップボードの履歴]について

クリップボードの履歴は、ショートカットキー[Windows]+[V]でも表示できます。

キーボード[Windows]+[V]

絵文字ピッカーの[クリップボードの履歴]タブが表示されます。

クリップボードの履歴も非常に便利なツールです。

絵文字ピッカーの[クリップボードの履歴]

コピーした内容を一覧で表示でき、カーソルの位置にクリックのみで挿入できます。

クリップボードから入力

また、[アイテムの固定]をクリックしてピン留めすると、パソコンを終了させても一覧に残すことができます。

クリップボード履歴の[アイテムの固定]

[…](詳細を表示)をクリックすると、

クリップボードの履歴の[詳細の表示]

[テキストとして貼り付け]と[削除]ボタンが表示されます。

クリップボードの履歴の[テキストとして貼り付け]と[削除]

クリップボードの履歴については、以下の記事で解説しています。

クリップボードの履歴[Windows]+[V]で過去の履歴を貼り付け

Windows 10 バージョン1809では、クリップボードの履歴を保存できるようになりました。 この機能を使うと、過去のコピーや切り取りし ...

参考[クリップボードの履歴]や[絵文字ピッカー]は、Windows 10でも使用できますが、Windows 10では統合されていません。それぞれショートカットキーで表示します。

絵文字などは、付箋にも入力できます。

付箋の起動方法と使い方(絵文字の入力もできる)

Windows 10で付箋を起動する方法です。 Windows 10の[付箋]は、Anniversary Update以降[Sticky N ...

\ 年末年始におすすめ /
  • この記事を書いた人
  • 最新記事

-Windows 11 

Copyright © 2001-2025 初心者のためのOffice講座 All Rights Reserved.