Windows 10のタスクバーの右端に日付が表示されていますね。この日付は和暦(元号)に変更することができます。
Windowsの設定から変更する方法と、コントロールパネルから設定する方法があります。
また、日付表示には、長い形式と短い形式があります。
参考Windows 11では、コントロールパネルから設定します。
また、Windows 11 バージョン23H2では、タスクバーの時計に[秒]が表示できるようになっています。
この記事の目次
日付表示の[短い形式]と[長い形式]
タスクバーの日付は、ポイントするとポップアップが表示されます。
このポップアップで表示されるのが[長い形式]で、タスクバーの日付は[短い形式]になります。
[長い形式]と[短い形式]のどちらを和暦にしたいのか?どちらも和暦にしたいのか?で設定が変わってきます。
まず、[長い形式]と[短い形式]があることを知っておいてください。
Windowsの設定からデータ形式を変更して和暦表示にする
Windows10のバージョンは、20H2での解説です。
以前はバージョン1803で解説していましたが、設定画面などが変わり和暦表示も簡単にできるようになっています。
タスクバーの日付の箇所で右クリックします。ショートカットメニューから[日付と時刻の調整]をクリックします。
[設定]の[日付と時刻]が表示されます。
[地域]タブを選択して、[データ形式を変更する]をクリックします。
現在の表示形式も確認できます。
現在のデータ形式が表示されます。
カレンダーを[和暦]に変更
カレンダーのプルダウンメニューから[和暦]を選択します。
和暦を選択すると、[日付(短い形式)]と[日付(長い形式)]の選択肢も和暦になります。
以下は[日付(短い形式)]の選択肢です。5種類の選択肢があります。
以下は、[日付(長い形式)]の▼ボタンをクリックして、選択肢を表示しています。
スクロールすると、もう一種類の形式が表示され、すべてで10種類の形式があります。
参考[コントロールパネル]の[形式のカスタマイズ]での設定のように形式をコピーして貼り付けたり、直接入力することはできません。
選択すると、タスクバーの日付にすぐに反映されます。
短い形式は、設定どおりですが、長い形式は年号が表示されていません。
参考コントロールパネルで[gg]を付けて設定すると、[長い形式]にも年号を表示できます。
コントロールパネルから設定
コントロールパネルの[時計と地域]から日付の表示形式を変更することができます。
コントロールパネルは、スタートメニューの[Windows システムツール]をクリックして展開すると、その中にあります。
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Windows10 のコントロールパネルは[Windowsシステムツール]の中に
Windows10 Creators Update(バージョン1703)を実行すると、コントロールパネルのメニューの位置がわかりにくいのでは ...
参考タスクバーの検索ボックスに[cp]と入力したほうが早いかもしれません。Windows 11もこの方法で表示できます。
Windows 11では、タスクバーの日付で右クリックしてもコントロールパネルの[地域]ダイアログボックスには辿りつけないので、最初からコントロールパネルを表示して設定してください。
コントロールパネルの[時計と地域]を表示
コントロールパネルの[日付、時刻、数値の形式の変更]をクリックします。
以下のコントロールパネルの表示形式は、[カテゴリ]です。
または、タスクバーの日付の箇所で右クリックして、ショートカットメニューから[日付と時刻の調整]をクリックします。
[時刻と言語]の設定が表示されます。
[地域]の[関連設定]から[日付、時刻、地域の追加設定]をクリックすると、コントロールパネルの[時計と地域]が表示されますので、[日付、時刻、数値の形式の変更]をクリックします。
[形式のカスタマイズ]の[日付]タブを表示
コントロールパネルの[地域]の[形式]タブが表示されます。下方にある[追加の設定]をクリックします。
[形式のカスタマイズ]ダイアログボックスが表示されます。[日付]タブをクリックします。
参考この[短い日付]に[dddd]を追加すると、曜日を表示することができます。
カレンダーの種類を[和暦]に変更
カレンダーの種類は、既定で[西暦(日本語)]が選択されています。
▼ボタンをクリックして、[和暦]を選択します。
和暦を選択しただけで、[例]の[長い形式]が和暦になると思ったのですが、私の環境では変わりませんでした。
もし、和暦になっていなければ、[形式のカスタマイズ]ダイアログボックスの右下にある[適用]ボタンをクリックします。
すると、[例]にある表示が下のように変わると思います。
[例]に表示される形式で良ければ、[OK]ボタンをクリックしてダイアログボックスを閉じていきます。
形式の変更
[短い形式]も[長い形式]も形式を変更することができます。
[短い形式]の▼ボタンをクリックすると、[和暦]の場合は、6種類の表示形式の選択肢があります。
[長い形式]の▼ボタンをクリックすると、[和暦]の場合は、10種類の表示形式の選択肢があります。
[短い形式]も[長い形式]も選択肢の中から形式を選択したら、右下の[適用]ボタンをクリックして、[例]に表示される形式を確認します。
タスクバーの長い形式は一行表示になるものと2行表示のものがあります。
[適用]ボタンをクリックした後、タスクバーをポイントして確認してください。
参考[長い形式]の形式をコピーして、[短い形式]へコピーして貼り付けしてもOKです。
データ形式の表記は、ダイアログボックスに表示されているとおりです。直接入力しても構いません。
d,dd=日; ddd,dddd=曜日; M=月; y=年; gg=元号
元号(年号)を表示するには、[gg]が含まれている形式にします。
曜日を[dddd]の設定にすると、(○曜日)と表示されるようになります。
以下は[短い形式]で[ggy'年'M'月'd'日('dddd')']にしています。
既定に戻すには
表示形式を既定に戻すには、[リセット]ボタンをクリックします。数値や通貨などの設定もリセットされます。
短い形式が反映される箇所
短い形式を和暦などに変更すると、フォルダー内で表示形式を詳細表示にした場合、更新日時が和暦になります。
短い形式を以下のように選択します。
フォルダー内の更新日時は、以下のようになります。
Internet Explorerの印刷時のヘッダーとフッター
[短い形式]と[長い形式]は、Internet Explorerの[ページ設定]のヘッダーやフッターの選択肢の中にもあります。
Internet Explorer11で[ページ設定]をクリックします。ヘッダーとフッターの▼ボタンをクリックすると、選択肢の中に[日付(短い形式)]と[日付(長い形式)]があります。
以下は、ヘッダーの右側に[日付(長い形式)]を選択した場合の印刷プレビューです。
ヘッダーとフッターの配置は、上段が左側、中段が中央、下段が右側になります。
参考Windows 7での変更方法は、以下の記事で解説しています。
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タスクバーの高さを広げて曜日を表示
タスクバーに曜日を表示したいのであれば、タスクバーの固定を外して高さを広げるだけでも表示できます。
タスクバーで右クリックして、ショートカットメニューから[タスクバーを固定する]のチェックをオフにします。
そして、タスクバーの上部にマウスを合わせて上へドラッグします。
参考以下は、Windows XPでの解説です。Windows 10でも、タスクバーの固定をオフにして左右や上部にタスクバーを移動させることができます。
Windows 11では、タスクバーの高さも移動も変更できなくなっています。
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タスクバーの右側には、日付と時計表示がありますね。 ここに曜日も表示することができます。 タスクバーの固定をオフにして、高さを広げると曜日が ...
Windows 11のシステムトレイの時計に[秒]を表示
Windows 11 バージョン23H2 では、時刻に秒を表示できるようになっています。
タスクバーの何もない箇所で右クリックして、ショートカットメニューから[タスクバーの設定]をクリックします。
[個人用設定]の[タスクバー]が表示されますので、[タスクバーの動作]を展開します。
[システムトレイの時計に秒を表示する(電力消費が増加します)]のチェックボックスをオンにします。