人口ピラミッドをおすすめグラフで作成する方法です。
おすすめグラフの中の[積み上げ横棒]または[集合横棒]を選択して作成します。
この記事の目次
グラフ元データの編集
下のようなデータがあります。
ピラミッドグラフを作成する前に、上記データを編集します。
グラフの左側に表示する男性の数値をすべてマイナス値にします。
まとめてマイナス値にするには
セルを1つずつマイナス値にするのは面倒ですね。まとめてマイナス値にする方法です。
表以外のセルに[-1]を入力して、そのセルをコピーします。
ここでは、セル[B13]に[-1]を入力しています。
男性の数値、セル[B3]からセル[B11]まで範囲選択します。
そして、[ホーム]タブの[貼り付け]ボタンの▼をクリックして、[形式を選択して貼り付け]をクリックします。
ショートカットキーは、[Ctrl]+[Alt]+[V]です。このショートカットキーは、WordやPowerPointでも共通です。
[形式を選択して貼り付け]ダイアログボックスが表示されます。
[貼り付け]から[値]を選択して、[演算]から[乗算]を選択して[OK]ボタンをクリックします。
これでマイナス値になります。
参考元データは編集できない場合もあると思います。その場合は、列を追加して操作してください。
以下の記事で解説しています。
グラフ元データの修正(上下に伸びる縦棒グラフの作成)
表示形式の変更
男性の数値のセルを選択して、右クリックしてショートカットメニューから[セルの書式設定]をクリックします。
参考[セルの書式設定]ダイアログボックスを表示するショートカットキーは、[Ctrl]+[1]です。ただし、テンキーの[1]では動作しません。
[セルの書式設定]ダイアログボックスの[表示形式]タブが表示されます。
[ユーザー定義]をクリックします。
テキストボックスに、以下のように入力します。文字列以外はすべて半角です。
これで、マイナス値は絶対値で表示されるようになります。
[OK]ボタンをクリックして閉じます。
おすすめグラフ
男性の数値は、下のように見た目は絶対値が表示されます。
項目を含めた範囲、ここではセル[A2]からセル[C11]まで選択します。
[挿入]タブをクリックして、[グラフ]グループの[おすすめグラフ]をクリックします。
おすすめグラフ
データを効率的に見せるお勧めグラフを紹介する機能です。
ワークシートでデータを選び、このボタンをクリックするだけで、データに適した一連のグラフが示されます。
参考[おすすめグラフ]は、Excel2013からの機能です。グラフの一覧から選択しても構いません。
[グラフの挿入]ダイアログボックスが表示されます。
[おすすめグラフ]の中の[積み上げ横棒]をクリックします。
[OK]ボタンをクリックして閉じます。
下のようなグラフが挿入されます。
横棒グラフを選択しても作成することができます。集合横棒での作成方法
グラフタイトルはセル参照で
まず、グラフタイトルを変更します。[グラフタイトル]と表示されたテキストボックスを選択します。
選択したまま、数式バーに[=]を入力して、グラフタイトルとなるセルをクリックします。
ここでは、タイトルはセル[A1]に入力しているので、セル[A1]をクリックします。
[Enter]キーを押します。
グラフタイトルには、セル[A1]の文字が表示されます。
参考ここでは、グラフタイトルは、すでに入力したものがあったのでセルをリンクする方法を紹介していますが、グラフタイトルは直接入力しても構いません。
また、Office2016から追加された新グラフでは、タイトルのセル参照はできません。
縦(項目)軸を反転
[縦(項目)軸]を選択します。[グラフツール]の[書式]タブをクリックして、[現在の選択範囲]グループの[選択対象の書式設定]をクリックします。
参考[軸の書式設定]を表示するには、[縦(項目)軸]をダブルクリックしてもいいです。
軸の書式設定が表示されます。
[軸のオプション]にある[軸を反転する]のチェックボックスをオンにします。
縦(項目)軸の位置を変更
縦(項目)軸を左に表示したいので、[ラベル]をクリックして展開します。
[ラベルの位置]の▼ボタンをクリックして、プルダウンメニューから[下端/左端]を選択します。
グラフスタイルの変更
グラフのスタイルを変更するには、[グラフツール]の[デザイン]タブの[グラフスタイル]から選択します。
[その他]ボタンをクリックすると、スタイルの一覧を表示することができます。
データラベルの表示
データラベルを表示するには、グラフエリアを選択して、グラフの右上に表示される[グラフ要素]をクリックして、[データラベル]をクリックします。
データラベルの位置は、[中央]、[内側上]、[内側軸寄り]のみなので、下のようにグラフ系列の外側に表示したい場合は、ドラッグで移動させます。
集合横棒グラフでの作成方法
上記は積み上げ横棒を使っての解説でしたが、横棒グラフを使っても作成することができます。
おすすめグラフの中で[集合横棒]を選択します。
以下のようなグラフが作成されます。
このグラフをもとに上記と同じようにグラフタイトルのリンクをして、項目軸を反転、ラベルの位置を左側に変更します。
そして、男性か女性、どちらかの系列を選択して、[書式]タブの[選択対象の書式設定]をクリックします。
[データ系列の書式設定]が表示されます。
[系列の重なり]を[100%]、[要素の間隔]を[0%]にします。
グラフは下のようになります。
また、横棒グラフの場合、データラベルの位置は系列の外側に表示することもできます。
グラフエリアを選択して、右上に表示される[グラフ要素]の[データラベル]をクリックします。
ラベルの位置は[中央]、[内側上]、[内側軸寄り]、[外側上]です。(データラベルの書式設定の表示)
参考積み上げ横棒と同じようにデザインを変更することもできます。
ただ、[系列の重なり]と[要素の間隔]も変更されますので、先にデザインを決めてから行った方がいいと思います。
関連項目軸を中央に配置する人口ピラミッドグラフの作成は、以下の記事で解説しています。
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