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[マクロの記録]機能を使ってマクロの作成と実行

投稿日:2017年1月9日 更新日:

マクロって難しいそうだなぁと思っていませんか?

高度なマクロではなく、簡単にできるものから始めてみませんか?

マクロとは一連の作業を自動化することです。

マクロの作成方法を解説します。

[マクロの記録]ダイアログボックス

マクロ作成前の準備

納品書を作成しました。この納品書は、[標準のテンプレート]の[納品書]をカスタマイズして作成したものです。

これについては、テンプレートを編集したいときを参照してください。

納品書は、印刷範囲の設定をしています。枠線は非表示にしています。

一通り入力して印刷したあと、次のデータを入力するためデータを削除するマクロを作成しようと思います。

作成済みの納品書

データを入力するセルを選択して、[Delete]キーで削除します。

データ入力のセルを選択して[Delete]キーで削除

[Ctrl]キーを使うと、離れたセルも選択できますね。

キーボード[Ctrl]キー

参考マクロを記録する前に、必ず操作手順を確認されることをおすすめします。

操作を確認できたら、標準ツールバーの[元に戻す]ボタンで元に戻します。

[新しいマクロの記録]ダイアログボックス

マクロを作成します。

[ツール]メニューの[マクロ]から[新しいマクロの記録]をクリックします。

[ツール]メニューの[マクロ]から[新しいマクロの記録]

マクロ名を付けます。ここでは、[クリア]と付けました。

マクロの保存先は、作業中のブックになっていることを確認します。

[OK]ボタンをクリックします。

[マクロの記録]ダイアログボックス

下のような[記録終了]ツールバーが表示されたと思います。

ここから先の操作はすべて記録されます。

この[記録終了]ツールバーが表示されない場合は、記録終了ツールバーがないを参照してください。

[記録終了]ツールバー

参考Excel2007以降の[マクロの記録]は、[表示]タブの[マクロ]グループにある[マクロ]にあります。以下の画像は、Excel2010です。

Excel2010[表示]タブの[マクロ]グループにある[マクロ]

マクロの記録

先ほど確認したように伝票番号のセルを選択したあと、[Ctrl]キーを押したまま次のセルを選択していきます。

データを入力するセルは全部選択します。

データ入力のセルを選択

そして、[Delete]キーを押します。データが消えました。

最後に伝票番号のセルをクリックして、[記録終了]ボタンをクリックします。

[記録終了]ボタン

マクロの実行

マクロを実行してみます。

納品書に何かデータを入力してみてください。

そして、[ツール]メニューの[マクロ]から[マクロ]をクリックします。

[ツール]メニューの[マクロ]から[マクロ]

マクロ名に[クリア]とありますね。

[実行]ボタンをクリックします。

[マクロ]ダイアログボックスの[実行]ボタン

データが消えて、伝票番号のセルがアクティブになっていませんか?

マクロボタンの作成

マクロを実行するためのボタンを作成しましょう。

ツールバーかメニューバーで右クリックして、ツールバー一覧を表示します。

その中の[フォーム]をクリックします。

ツールバー一覧の[フォーム]

[フォーム]ツールバーから[ボタン]をクリックします。

[フォーム]ツールバーの[ボタン]

印刷範囲外のセルでドラッグして、ボタンを作成します。

[マクロの登録]ダイアログボックスが表示されます。

マクロ名から[クリア]を選択して[OK]ボタンをクリックします。

[マクロの登録]ダイアログボックス

ボタンが選択されている状態で、[クリア]と入力します。

ボタンの名前はマクロ名と同じにする必要はないです。[データの削除]でもいいですね。

ボタンの周りにサイズ変更ハンドル(○)がついている場合は、ボタンが選択されています。

サイズ変更ハンドル(○)にマウスポインタを合わせると、マウスポインタの形が変わるので、その時にドラッグしてボタンの大きさを変更することができます。

任意のセルをクリックすると、サイズ変更ハンドルが消えて選択解除の状態になります。

再度、選択したい場合は、[Ctrl]キーを押したままボタンをクリックします。

ボタンを削除する場合は、選択した状態で[Delete]キーを押します。

マクロボタンの選択

また、ボタン上で右クリックしてショートカットメニューの中の[コントロールの書式設定]を選択して設定することもできます。

ショートカットメニューの[コントロールの書式設定]

下のようにボタンが完成しました。

では、また何かデータを入力します。

この[クリア]ボタンをポイントすると、マウスポインタの形が指の形に変わります。

そのまま押してみます。データが消えて、伝票番号を入力するセルがアクティブになりました。

クリアボタン

マクロの削除

マクロを削除する場合は、[ツール]メニューの[マクロ]から[マクロ]をクリックします。

[マクロ]ダイアログボックスが表示されますので、削除したいマクロ名を選択したあと、[削除]ボタンをクリックします。

[マクロ]ダイアログボックスの[削除]ボタン

マクロの登録を解除する方法は、以下の記事で解説しています。

登録したマクロの解除

マクロを強制的に中断する場合は、[Ctrl]キーと[Break]キー、あるいは[Esc]キーを押します。

そして表示されたダイアログボックスの[終了]ボタンをクリックします。

参考マクロはオートシェイプやクリップアート、テキストボックス、グラフオブジェクト、図形オブジェクトなどにも登録することができます。

オートシェイプでマクロボタンを作成する方法は、以下の記事を参考にしてください。

オートシェイプを使ってマクロボタンを作成

以下の記事も参考になると思います。

マクロの割り当て(ショートカットキー)

マクロの割り当て(ボタン)

以下の記事の中では、ふりがなを表示するマクロの作成方法を解説しています。

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