Excelで積み上げ縦棒グラフを作成して、合計値をグラフに表示したい場合の方法です。
ここでは、合計値も含めてグラフ化して、その合計の系列を[塗りつぶしなし]に設定し、データラベルを[内側下]に表示します。
操作は簡単なので、ぜひお試しください。テキストボックスを挿入するより便利かもしれません。
ただし、区分線を表示する場合は、テキストボックスで合計値を表示する方法が適しています。

参考テキストボックスを挿入して合計値を表示する方法は、以下の記事で解説しています。
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積み上げ縦棒グラフに合計値を表示(テキストボックスを挿入して表示)
Excelで作成した積み上げ縦棒グラフに、合計値を表示する方法を紹介します。 ここでは、テキストボックスを使って合計値を表示します。 グラフ ...
積み上げ縦棒グラフの作成
以下のような表を基に積み上げ縦棒グラフを作成します。

まず、合計を含めて範囲選択します。
そして、[挿入]タブの[グラフ]グループにある[おすすめグラフ]をクリックします。
おすすめグラフ
データを効率的に見せるお勧めのグラフを紹介する機能です。
ワークシートでデータを選び、このボタンをクリックするだけで、データに適した一連のグラフが表示されます。
![[挿入]タブの[グラフ]グループにある[おすすめグラフ]](https://hamachan.info/WordPress2019/wp-content/uploads/2019/11/tumiagetatebou5.png)
[グラフの挿入]ダイアログボックスが表示されます。
[おすすめグラフ]のタブの中から、[積み上げ縦棒]を選択します。
![[グラフの挿入]ダイアログボックス](https://hamachan.info/WordPress2019/wp-content/uploads/2019/11/tumiagetatebou3.png)
以下のように簡単に積み上げ縦棒が作成できます。

スタイルを確認
挿入した積み上げ縦棒グラフは、既定で[スタイル1]が選択されています。
グラフを選択すると[グラフツール]タブが表示されますので、[デザイン]タブの[グラフスタイル]グループから確認することができます。
ここでは、既定の[スタイル1]のまま進めます。
スタイルを変更すると、再度、設定が必要になるので、スタイルは先に決めてから設定してください。

凡例の修正
凡例の[合計]を削除します。
凡例を選択して、その後[合計]のみを選択して、キーボードから[Delete]キーを押します。
![凡例の[合計]を選択](https://hamachan.info/WordPress2019/wp-content/uploads/2019/11/tumiagetatebou18.png)
以下のように凡例項目内の[合計]のみを削除できます。
ここでは、[グラフタイトル]は削除します。

合計の系列の塗りつぶしを透明に
合計の系列を選択して、[書式]タブの[図形のスタイル]グループにある[図形の塗りつぶし]から[塗りつぶしなし]を選択します。
![[図形の塗りつぶし]から[塗りつぶしなし]を選択](https://hamachan.info/WordPress2019/wp-content/uploads/2019/11/tumiagetatebou20-e1723951873156.png)
参考[データ系列の書式設定]を表示して、変更することもできます。ただし、[データ系列の書式設定]からの設定はリアルタイムプレビューで確認できません。
合計の系列を選択して、右クリックします。ショートカットメニューから[データ系列の書式設定]をクリックします。
![ショートカットメニューから[データ系列の書式設定]を選択](https://hamachan.info/WordPress2019/wp-content/uploads/2019/11/tumiagetatebou26.png)
[系列のオプション]の[塗りつぶし]から[塗りつぶしなし]を選択します。
![[データ系列の書式設定]の[塗りつぶしなし]](https://hamachan.info/WordPress2019/wp-content/uploads/2019/11/tumiagetatebou27-e1723951891212.png)
合計のラベルを表示
合計のラベルを表示します。
合計の系列を選択したまま、[グラフの要素]の[データラベル]から[内側下]を選択します。
![[グラフの要素]の[データラベル]から[内側下]を選択](https://hamachan.info/WordPress2019/wp-content/uploads/2019/11/tumiagetatebou21-e1723951906974.png)
参考データラベルの位置も[データラベルの書式設定]から設定することができます。[ラベルオプション]から[内側軸寄り]を選択します。
![[ラベルオプション]から[内側軸寄り]を選択](https://hamachan.info/WordPress2019/wp-content/uploads/2019/11/tumiagetatebou28-e1723951919572.png)
目盛りの最大値を変更
合計の系列は透明にしただけなので、このままでは、目盛りの最大値は変わりません。
バランスが悪いので、目盛りの最大値を変更します。
数値軸をダブルクリックします。[軸の書式設定]作業ウィンドウが表示されます。
![軸の書式設定]作業ウィンドウの表示](https://hamachan.info/WordPress2019/wp-content/uploads/2019/11/tumiagetatebou22-e1723951932815.png)
[軸のオプション]にある[最大値]の値を変更します。ここでは、[300]にします。
![[最大値]の変更](https://hamachan.info/WordPress2019/wp-content/uploads/2019/11/tumiagetatebou23-e1723951946784.png)
参考必要であれば、A店とB店のラベルも表示してください。

区分線の追加
また、区分線を追加すると、以下のようになりますので、区分線を追加したい場合は、合計値はテキストボックスで表示したほうがいいですね。
区分線は、[デザイン]タブの[グラフのレイアウト]グループにある[グラフ要素の追加]-[線]-[区分線]をクリックします。
区分線については、Excel2007でも解説しています。Excel2010までは[グラフツール]タグの[レイアウト]タブにあります。
積み上げグラフの区分線(Excel2007)

参考以下は、積み上げ縦棒に関する記事です。
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