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[令和1年]を[令和元年]と表記する(ユーザー定義と条件付き書式)

投稿日:2019年5月4日 更新日:

Excelで[セルの書式設定]で和暦表示にすると、2019/05/01から2019/12/31までは[令和1年]と表示されます。この[令和1年]を[令和元年]と表示する方法です。

条件付き書式ユーザー定義書式で表示する2つの方法を紹介します。どちらか、やりやすい方で設定してみてください。

追記Excel2016、Excel2019ではバージョンアップにより、[セルの書式設定]ダイアログボックスに設定項目[1年を元年と表記する]が追加されました。(2019/11/15)

令和元年と表示

まず、Excelで新元号[令和]を表示するには、更新プログラムをインストールします。

Windows 用の日本の新元号対応更新プログラムについて - KB4469068 - Microsoft サポート(Microsoft)

私が更新プログラムをインストールした時のことは、以下の記事に記しています。参考になるかと思います。

タスクバーの日付が新元号「令和」と表示されない

参考更新プログラムをインストールすると、タクスバーの日付表示も和暦にしたときに[令和]と表示することができます。

Windows10でタスクバーの日付を和暦(年号)表示にするには

Windows 10のタスクバーの右端に日付が表示されていますね。この日付は和暦(元号)に変更することができます。 Windowsの設定から ...

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和暦表示

セルに入力した日付を和暦表示にする方法です。

和暦表示したいセル範囲を選択して、右クリックします。

ショートカットメニューから[セルの書式設定]をクリックします。

範囲選択してショートカットメニューから[セルの書式設定]をクリック

参考[セルの書式設定]ダイアログボックスを表示するショートカットキーは[Ctrl]+[1]です。ただし、テンキーの[1]では動作しません。

キーボード[Ctrl]+[1]

[セルの書式設定]ダイアログボックスが表示されます。

[表示形式]タブの[分類]から[日付]を選択します。そして、[カレンダーの種類]の▼をクリックして[和暦]を選択します。
次に[種類]で[平成24年3月14日]を選択します。

[OK]ボタンをクリックします。

[セルの書式設定]の[表示形式]で[和暦]を選択

以下のように日付が和暦表示になります。

日付を和暦にしたセル

セルの書式設定の項目[1年を元年と表記する]をオン

Excelのバージョンアップによって、セルの書式設定に設定項目が追加されました。

Excel2016(永続ライセンス)とExcel2019(永続ライセンス)のバージョン1910(ビルド 12130.20272 クイック実行)で確認しています。

[カレンダーの種類]で[和暦]を選択すると、[1年を元年と表記する]という項目が現れます。

このチェックボックスをオンにするだけで、[元年]と表示されるようになります。

[セルの書式設定]ダイアログボックスに[1年を元年と表記する]が追加

参考以下は、Microsoftの解説ページです。ユーザー定義や、Text関数での表示方法も記されています。

日本の年号変更と元年 - Microsoft サポート(Microsoft)

ユーザー定義書式で設定

ユーザー定義書式で[令和1年]を[令和元年]に表示する方法です。

和暦表示にしたときと同じように範囲選択して、[セルの書式設定]ダイアログボックスを表示します。

[表示形式]タブの[分類]から[ユーザー定義]をクリックします。

[種類]のテキストボックスに以下のように入力します。

[<43586]ggge"年"m"月"d"日";[<43831]"令和元年"m"月"d"日";ggge"年"m"月"d"日"

[OK]ボタンをクリックします。

[セルの書式設定]の  [表示形式]タブの[分類]から[ユーザー定義]をクリック

結果、下のように[令和1年]は[令和元年]と表示されるようになります。

令和元年と表示されたセル

曜日を表示させたい場合

曜日まで表示させたいのであれば、以下のように入力します。

[<43586]ggge"年"m"月"d"日"(aaa);[<43831]"令和元年"m"月"d"日"(aaa);ggge"年"m"月"d"日"(aaa)

曜日を表示させた日付

ユーザー定義について

ユーザー定義では、条件を設定することができます。(条件1;条件2;条件なし)

以下の表で分かると思いますが、令和元年のシリアル値は、[43586]から[43830]までです。

参考シリアル値は、[セルの書式設定]ダイアログボックスで[標準]を選択すると確認できます。

日付セルの和暦表示とシリアル値

なので、以下のように設定すればよいことが分かります。

[<43586]ggge"年"m"月"d"日";[<43831]"令和元年"m"月"d"日";ggge"年"m"月"d"日"

条件1:[<43586]ggge"年"m"月"d"日"

条件2:[<43831]"令和元年"m"月"d"日"

それ以外:ggge"年"m"月"d"日"

「シリアル値が[43586]より小さい場合は[ggge"年"m"月"d"日"]として、シリアル値が[43831]より小さい場合は["令和元年"m"月"d"日"]、それ以外は[ggge"年"m"月"d"日"]」にするという意味になります。

ユーザー定義については、以下の記事にまとめています。

ユーザー定義の表示形式

条件付き書式で[令和1年]を[令和元年]に

条件付き書式を使って[令和1年]を[令和元年]に表示する方法です。

日付を入力したセル範囲を選択します。そして、[ホーム]タブの[スタイル]グループにある[条件付き書式]をクリックして、[新しいルール]をクリックします。

[ホーム]タブの[条件付き書式]にある[新しいルール]をクリック

[新しい書式ルール]ダイアログボックスが表示されます。

指定の値を含むセルだけを書式設定]をクリックします。

ルールの内容は、以下のように[セルの値]、[次の値の間]、[2019/5/1]、[2019/12/31]とします。

これは、[2019/5/1]から[2019/12/31]までの間に書式を設定するという意味です。

[書式]をクリックします。

[新しい書式ルール]ダイアログボックス

[セルの書式設定]ダイアログボックスが表示されます。

[表示形式]タブの[ユーザー定義]をクリックして、[種類]のテキストボックスに以下のように入力します。

"令和元年"m"月"d"日"

[OK]ボタンをクリックします。

参考もし、他のセルに合わせて曜日も表示させたい場合は、以下のように入力します。

"令和元年"m"月"d"日"(aaa)

[セルの書式設定]の[ユーザー定義]

[新しい書式ルール]は、以下のようになります。[OK]ボタンをクリックします。

設定後の[新しい書式ルール]ダイアログボックス

結果、下のように[令和1年]は[令和元年]と表示されるようになります。

令和元年と表示されたセル

条件付き書式の修正

条件付き書式の設定は、編集・修正することができます。

条件付き書式を設定した範囲を選択します。そして、[ホーム]タブの[スタイル]グループにある[条件付き書式]をクリックして[ルールの管理]をクリックします。

[条件付き書式]の[ルールの管理]

[条件付き書式ルールの管理]ダイアログボックスが表示されます。そして、[ルールの編集]ボタンをクリックします。

[条件付き書式ルールの管理]ダイアログボックス

[書式ルールの編集]ダイアログボックスが表示されます。

条件付き書式では、シリアル値を使用していませんが、下のように自動的にシリアル値に修正されます。

シリアル値[43586]は[2019/5/1]、[43830]は[2019/12/31]です。

[書式]ボタンをクリックすると、[セルの書式設定]ダイアログボックスが表示されます。必要な箇所を修正してください。

[書式ルールの編集]ダイアログボックス

条件付き書式のクリア

条件付き書式をクリアするには、条件付き書式を設定したセル範囲を選択して、[ホーム]タブの[スタイル]グループにある[条件付き書式]をクリックして、[ルールのクリア]の[選択したセルからルールをクリア]をクリックします。

[条件付き書式]の[ルールのクリア]の[選択したセルからルールをクリア]

関連以下は、条件付き書式に関するページです。

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