折れ線グラフを途切れさせない（データ要素を線で結ぶ）

Excel2013でデータに空白セルがあっても、折れ線グラフを作成した時に折れ線を途切れさせないようにする機能を紹介します。

たとえば、下のような空白セルがある表を基に折れ線グラフを作成すると、空白セルの箇所が途切れてしまいます。

グラフの見栄えとしては、よくありませんね。

チェック1つで線を結ぶことができます。

［データソースの選択］ダイアログボックスを表示

まず、グラフを選択します。

グラフを選択すると、［グラフツール］タブが現れます。

［デザイン］タブの［データ］グループにある［データの選択］をクリックします。

［非表示および空白のセル］ボタンをクリック

［データソースの選択］ダイアログボックスが表示されます。

［非表示および空白のセル］ボタンをクリックします。

［非表示および空白セルの設定］で［データ要素を線で結ぶ］を選択

［非表示および空白のセルの設定］ダイアログボックスが表示されます。

［データ要素を線で結ぶ］を選択して、［OK］ボタンをクリックします。

折れ線グラフの途切れた線がつながります。

Excel2010、Excel2007も同じ操作です。

半期ごとの値を折れ線で結ぶには でも解説しています。

以下は、Excel2003での解説です。

補間してプロット（Excel2003）

［非表示の行と列のデータを表示する］とは

［非表示および空白のセルの設定］ダイアログボックスには、［非表示の行と列のデータを表示する］という設定項目があります。

既定ではオフになっています。

これは、グラフ元の表で非表示設定しているデータや、スライサーで絞り込んでいる場合でもグラフにはデータを表示するという意味です。

［非表示の行と列のデータを表示する］をオンにすると、非表示のデータがグラフに反映されます。

以下のグラフは、元データの［1月］から［3月］を非表示にしています。グラフにも［1月］から［3月］のデータがありません。

これを［非表示の行と列のデータを表示する］のチェックボックスをオンにすると、グラフには非表示のデータが反映されます。

参考以下の記事で［非表示および空白セルの設定］を使用して解説しています。

ダミーで追加したデータ列や行を非表示にしたい場合などに使用することが多いです。

Excel2019以降の［非表示および空白のセルの設定］ダイアログボックスには、［#N/Aを空のセルとして表示］という設定項目が追加されています。

既定はオンになっています。以下の画像は、Excel2021です。

折れ線グラフの項目軸が日付か文字列かによって、軸のオプションの設定内容は異なります。

関連以下も折れ線グラフについての関連記事です。

体重の推移グラフを作成する方法も解説しています。

グラフのデータ範囲をテーブルに変換すると、新規データを追加しても自動でグラフに反映されます。