送信ボタンをクリックしても、すぐに送信せずに1分間送信トレイに保存して、その後、送信するようにルールを作成することができます。
もちろん、配信時間は任意の時間に設定できます。
また、メッセージウィンドウの[配信タイミング]の機能を使用すると、指定した日時に自動的に送信することもできます。
ただし、[配信タイミング]の機能は、メッセージ毎の設定になります。
この記事の目次
[仕分けルールと通知]ダイアログボックスの表示
[ファイル]タブから[情報]タブをクリックして、[仕分けルールと通知]をクリックします。
新しい仕分けルールの作成
[仕分けルールと通知]ダイアログボックスの[新しい仕分けルール]をクリックします。
[自動仕分けウィザード]から、[送信メッセージにルールを適用する]をクリックします。
[自動仕分けウィザード]のステップ2では、条件を選択しますが、すべてに適用したいので、そのまま[次へ]ボタンをクリックします。
[この仕分けルールはすべての(送信メッセージ)に適用されます。よろしいですか?]と表示されますので、[はい]をクリックします。
メッセージに対しての処理の設定
メッセージに対する処理を選択します。
[指定した時間 分後に配信する]のチェックボックスをオンにして、[指定した時間]の青い文字をクリックします。
配信時間を設定して、[OK]ボタンをクリックします。
ここでは、1分後にしていますが、任意の時間を設定してください。
[自動仕分けウィザード]が、下のように設定されたことを確認して[次へ]ボタンをクリックします。
例外条件の設定
例外条件を選択します。
何もなければ、そのまま[次へ]のボタンをクリックします。
仕分けルールの名前付け
ステップ1で、仕分けルールの名前を付けます。
ステップ2で、[この仕分けルールを有効にする]のチェックボックスがオンになっていることを確認して、[完了]ボタンをクリックします。
[仕分けルールと通知]の一番上に表示されたことを確認して、[OK]ボタンをクリックします。
試しに自分宛に送信してみてください。
送信トレイに1分間保存された後に、送信されます。
送信トレイに保存されているメッセージは、宛先やメッセージの修正を行うことができます。
参考[クイック操作]のオプションの中には、[1分間待機してから自動的に送信]という機能もあります。
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クイック操作の[上司に転送]設定(1分間待機してから自動的に送信)
Outlookの[ホーム]タブに[クイック操作]グループがあります。Outlook2010の新機能です。 お決まりの操作があれば、この機能を ...
設定した時間に送信できない場合の確認
もし、1分後に送信できないようであれば、以下の設定を確認してください。
[ファイル]タブをクリックして[オプション]をクリックします。
[Outlookのオプション]ダイアログボックスが表示されます。
[詳細設定]の[送受信]カテゴリーにある[接続したら直ちに送信する]のチェックボックスがオフになっていないかを確認してください。
ここの設定はオンになっている必要があります。
ここのチェックボックスがオフになっていても、[送受信グループの定義]で設定してあれば、その時間間隔で送信されます。
[送受信]グループの[送受信]ボタンをクリックすると、[送受信グループの定義]が表示されます。
この[送受信グループ]の[次の時間ごとに自動的に送受信を実行する]で時間が設定してあれば、この間隔で送信されることになります。
注意上記の[送受信グループ]の[次の時間ごとに自動的に送受信を実行する]で時間を指定することで送信時間も設定できますが、ここでの設定は受信の間隔も設定されることになります。
仕分けルールで設定しなくても、ここの設定で送信時間を遅らせることもできますが、受信も同じ間隔になります。送受信の間隔をあまり短くすると、ネットワークに負荷をかけてしまうことになるかもしれませんので、ご注意ください。
仕分けルールの解除
仕分けルールを解除する場合は、[仕分けルールと通知]ダイアログボックスを表示して、チェックボックスをオフにします。
[ホーム]タブの[ルール]にある[仕分けルールと通知の管理]をクリックします。
[仕分けルールと通知]ダイアログボックスが表示されます。
目的のルールを選択して、チェックボックスをオフにして[OK]ボタンをクリックします。
仕分けルールの変更と削除
作成したルールは、[仕分けルールの変更]をクリックして修正できます。
また、削除する場合は、ルールを選択して[削除]をクリックします。
また、仕分けルールは[仕分けルールと通知]の[オプション](Outlook2010の場合は右端にあります)をクリックして、インポートもエクスポートもできます。
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[配信タイミング]の機能を使って指定した日時に自動送信
メッセージウィンドウの[オプション]タブにある[配信タイミング]の機能を使用すると、指定した日時に自動的に送信されます。
ただし、メッセージ毎の設定になります。
仕分けルールで1分後送信などの設定をしている場合は、配信タイミングが優先されます。
送信されるまでは[送信トレイ]に保存されますので、送信までは本文などの編集が可能です。
参考配信タイミングの設定については、以下の記事で解説しています。
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Outlookのショートカットキー
Outlookでは、以下のショートカットキーを覚えておくと便利です。
新着メールの確認[Ctrl]+[M]
新しいメールの作成(メール使用時)[Ctrl]+[N]
メールに返信[Ctrl]+[R]
メールを転送[Ctrl]+[F]
参考アーカイブ機能を使用すると受信トレイを整理できます。以下の記事内では、ショートカットキーのみでメールを操作する方法も解説しています。
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Outlookの受信トレイはできるだけ整理しておきたいですね。対処済みのメールはアーカイブして受信トレイから消去するようにすると、かなりスッ ...