Microsoft Edgeでは、垂直タブバーという機能があります。
横並びのタブをクリック1つで、垂直方向に並べ替えできます。
また、しばらく使用していないタブは、薄く表示されるようになっています。これがスリープタブの機能です。
既定では2時間経つとスリープタブになりますが、時間は変更できますし、無効にすることもできます。
参考本記事は、Edge の垂直タブバーについて、バージョンアップのたびに内容を更新してきました。これまで 89.0.774.50、102.0.1245.41、121.0.2277.112 で確認を行い、今回の記載は 142.0.3595.76 に基づいています。
Microsoft Edgeのバージョンの確認は、以下で解説しています。
［タブ操作］メニューボタンをツールバーに表示するには
垂直タブバーを使用するには、［タブ操作メニュー］ボタンを表示しておくと便利です。
Microsoft Edgeのウィンドウの右上にある［設定など］（…）をクリックして、一覧から［設定］をクリックします。
［設定など］（…）を表示するショートカットキーは、［Alt］+［F］です。
［設定］ダイアログボックスの［外観］タブの［タブ設定］をクリックします。一番下にあります。
［タブ操作メニューを表示］をオンにします。
すぐにウィンドウの左上に［［タブ操作］メニュー］ボタンが現れます。
以下をコピーしてアドレスバーに貼り付けて、［Enter］キーを押しても上記設定画面を表示できます。
edge://settings/appearance/tabs
参考上記画像では、サイドバーに［Copilot］ボタンを表示しています。［Copilot］ボタンの表示/非表示については、以下の記事で解説しています。
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Copilotとサイドバーの表示/非表示設定とアプリのカスタマイズ
Microsoft Edgeは、ウィンドウの右側にサイドバーが表示されるようになっています。 サイドバーは、検索やアプリ、ウェブサイトなどに ...
［［タブ操作］メニュー］ボタンの非表示
［［タブ操作］メニュー］ボタンを非表示にするには、ボタンで右クリックして、［ピン留めを外す］をクリックします。
［ツールバーの変更］をクリックすると、［設定］の［外観/タブ設定］画面が表示されます。
垂直タブバーをオンにする
設定の［タブ操作メニューを表示］をオフにすると、［［タブ操作］メニュー］ボタンは非表示になりますが、ボタンは表示されていなくてもタブバーをオンにすることはできます。
ショートカットメニューから垂直タブバーをオンにする
タブで右クリックすると、ショートカットメニューに［垂直タブバーをオンにする］というコマンドがあります。
以下は、［タブ操作メニューを表示］をオフにしている状態です。
設定でオフにしてもタブのショートカットメニューから実行できます。
ショートカットキーを使って垂直タブバーをオンにする
以前はなかったショートカットキーが追加されています。
［Ctrl］+［Shift］+［,］（カンマ）です。垂直タブバーの表示と非表示のショートカットキーになります。
垂直タブバーの操作
横並びのタブを簡単に垂直方向に並べ替えできます。これは、なかなか便利だと思います。
ここでは、3つのタブを横並びに表示しています。
ショートカットメニューやショートカットキーから操作して、垂直タブバーをオンにします。
タブで右クリックすると、以下のメニューが表示されますので、［垂直タブバーをオンにする］をクリックします。
すると、以下のように縦並びになります。
以前は、アイコンのみの表示でしたが、どのバージョンからかは不明ですが、広がって表示されるようになっています。
垂直タブバーの幅を調整するには、境界線でドラッグします。
ウィンドウを折りたたむ
ウィンドウを折りたたみたい場合は、上部の［＜］（ウィンドウを折りたたむ）をクリックします。
以下のようにアイコンのみの表示になります。
垂直タブをポイントすると、広がります。
ウィンドウの固定
広げた状態で固定したい場合は、［ウィンドウの固定］をクリックします。
常に表示されるようになります。
そして、［ウィンドウを折りたたむ］のボタンに変わります。
ポイントしてタブプレビューを表示
垂直タブをポイント（マウスを合わせる）すると、既定ではプレビューが表示されるようになっています。
プレビューを表示したくない場合は、設定で［ポイント時にタブプレビューを表示する］をオフにします。
既定はオンです。
垂直タブでタイトルバーを非表示にする
［垂直タブでタイトルバーを非表示にする］という設定があります。
この設定をオンにした時とオフにしたときの違いです。
垂直タブバーのピン留め
タブのピン留めなどの使い方は、横並びのタブの場合と同じです。
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Microsoft Edgeのタブ操作（ピン留めと複製とタブの切り替え）
Microsoft Edgeでは、開いてるWebページをピン留めして、常にタブを表示しておくことができます。複数のタブをピン留めできますし、 ...
ピン留めしたいタブで右クリックして、ショートカットメニューから［タブのピン留め］をクリックします。
ピン留めしたタブは、最上部に固定され、ポイントしても［×］の表示がありません。
タブのピン留めを外す場合は、右クリックしてショートカットメニューから［タブのピン留めを外す］をクリックします。
参考垂直タブバーでタブをグループ化することもできます。ツリー状になって見やすいと思います。
タブのグループ化については、以下の記事で解説しています。
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タブのグループ機能でタブバーを使いやすく（垂直タブでも有効）
Microsoft Edge のタブ機能は便利ですが、タブが増えすぎると目的のタブを探して切り替えるにも時間がかかったりします。 そういう時 ...
タブを複製
タブを右クリックすると、ショートカットメニューに［タブを複製］というコマンドがあります。
これも便利だと思います。現在開いているページを複製して表示できます。
同じページの異なる箇所を表示したりする時などに使用できます。横並びのタブにもあります。
ショートカットキーは、［Ctrl］+［Shift］+［K］です。
垂直タブから水平タブに戻すには
水平タブに戻すには、［［タブ操作］メニュー］をクリックして、［垂直タブバーをオフにする］をクリックします。
ショートカットキー［Ctrl］+［Shift］+［,］（カンマ）を使用することもできます。
または、垂直タブバーのタブで右クリックして、ショートカットメニューの［垂直タブバーをオフにする］をクリックします。
タブ以外の箇所で右クリックした場合も表示されます。
スリープタブ（パフォーマンスの最適化）
Microsoft Edgeを起動すると、非アクティブなタブは設定した時間が経過すると自動的に薄く表示されます。
タブをクリックしてアクティブにすると、スリープタブは解除されます。
以下の画像では、下側の右側2個がスリープタブになっています。
スリープタブになる時間を変更
［設定］の［システムとパフォーマンス］から［パフォーマンス］をクリックします。
［パフォーマンスの最適化］で設定します。
以降の画像は、バージョン 142.0.3595.76 です。［効率モード］が既定でオンになっていると思います。
［指定した時間が経過した後に非アクティブなタブをスリープ状態にする］は、［効率モードを有効にする］がオンの場合は、無効になります。
効率モードがオンの場合は、非アクティブなタブは30分以内にスリープになります。
以下の画像は、［効率モードを有効にする］のインフォメーションをクリックしたときに、表示されるメッセージです。
この時間を変更するには、まず、［効率モードを有効にする］をオフにします。
オフにすると、時間を指定できるようになります。
以下のように30秒から12時間までの設定が選択できるようになっています。
参考［スリープ中のタブのフェード］がオンの場合のみタブの表示が薄くなります。
スリープ状態にしないサイトを追加
スリープタブにしたくないサイトを追加することができます。
［これらのサイトをスリープ状態にしない］の［追加］ボタンをクリックします。
［サイトの追加］ウィンドウが表示されます。
スリープ状態にしたくないサイトのURLを入力して、［追加］ボタンをクリックします。
以下のように［これらのサイトをスリープ状態にしない］にURLが表示されるようになります。
サイトは、複数追加できます。
追加したURLの編集と削除は、URLの右にある［その他のアクション］（…）ボタンをクリックします。
［編集］と［削除］のコマンドが表示されます。
スリープタブを使用しない設定
スリープタブを使用しない場合は、［パフォーマンスの最適化］の［スリープタブでリソースを保存する］のボタンをオフにします。
スリープタブはすぐに解除されます。
