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複数のセル/行/列を選択または解除するには[Shift]+[F8]で実行

投稿日:2023年9月17日 更新日:

離れた複数のセルや行、列を選択する時によく使うのが[Ctrl]キーですが、実は[Ctrl]キーを使用せずに選択する方法があります。

ショートカットキー[Shift]+[F8]です。

古くからあるショートカットキーで、隣接しないセルまたは範囲を選択範囲に追加します。

Excel2019以降は、選択解除もできるようになっています。

ステータスバーに[選択内容の追加または削除]と表示されたシート

[Ctrl]キーを使った複数セルの選択

複数のセルや行、列を連続して選択するときに一般的に使用するのが[Ctrl]キーです。

[Ctrl]キーを押しながら、次々に選択していきます。

キーボード[Ctrl]キー

[Ctrl]キーを使って複数セルを選択

参考Excel2019以降は、[Ctrl]キーで選択解除もできるようになっています。

選択範囲を[Ctrl]キーで一部解除ができる(便利な使い方も解説)

Excel2019以降では、セルを選択した後、[Ctrl]キー使ってセル選択を解除できるようになっています。 間違って範囲選択しても、[Ct ...

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[Shift]+[F8]は[選択内容の追加または削除]

[Ctrl]キーを押さないでクリックしていくだけで、選択セルや行、列を追加することができます。

まず、キーボードから[Shift]+[F8]キーを押します。

キーボード[Shift]+[F8]

ステータスバーを見ると、[選択内容の追加または削除]と表示されます。

これで準備OKです。

ステータスバーに[選択内容の追加または削除]と表示されたシート

ステータスバーに[選択内容の追加または削除]と表示されない場合

[Shift]+[F8]を押してもステータスバーに何も表示されない場合は、ステータスバーで右クリックして[ステータスバーのユーザー設定]を表示します。

ショートカットメニューから[選択モード]をクリックしてください。

チェックがオンになれば、ステータスバーに表示されます。既定ではオンになっていると思います。

[ステータスバーのユーザー設定]の[選択モード]

参考選択モードには、[F8]キーを押したときの[選択範囲の拡張]モードというのもあります。

この場合も[選択モード]をオンにしていないとステータスバーに表示されません。

セルや行、列をクリックして選択

ステータスバーに[選択内容の追加または削除]と表示されている間は、クリックするだけで、次々と選択が追加されていきます。

選択したいセルや行、列が少ない場合は、[Ctrl]キーを押して選択しても問題ないかもしれませんが、多くなると[Ctrl]キーを押し忘れたり、外してしまうことがあるかもしれません。

選択したい箇所が多い場合は、[Shift]+[F8]キーを押して、[選択内容の追加または削除]モードにしておくと効率的です。

[選択内容の追加または削除]モードで複数セルをクリックして選択

選択した後は、コピーしたり削除するなどの操作を実行できます。

[Ctrl]+[Enter]を使って、選択中のセルに同じ文字列や数式を入力することができます。

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[選択内容の追加または削除]の解除

[選択内容の追加または削除]モードを解除するには、[Esc]キーを押すか、再度、[Shift]+[F8]を押します。

選択しているセルや行、列などが選択解除されることはありません。

キーボード[Esc]キー

選択後に、コピーや削除など何らかの操作をすると思いますが、次の操作を始めると[選択内容の追加と削除]モードは解除されます。

選択を間違えた場合は再選択で解除

[選択内容の追加または削除]モードの時に、間違えて選択してしまった場合は、そのまま解除したいセルや行、列を選択します。

以下のようになっている場合、セル[A1]は不要だと思ったら、

[選択内容の追加または削除]モードで複数セルを選択したシート

そのままセル[A1]をクリックします。選択が解除されます。

[選択内容の追加または削除]モードでセル[A1]をクリックして選択解除

なので、先に範囲選択しておいて、その後、不要なセルや行、列を選択して解除することもできるわけです。

Excelのバージョンによる違い

ショートカットキー[Shift]+[F8]は、[選択内容の追加または削除]となっていますが、Excel2013までは[選択内容の追加]です。

Excel2003の時の[Shift]+[F8]は、[ADDモードへの切り替え]のショートカットキーとなっていました。

Excel2013までは[選択内容に追加]

以下は、Excel2013で[Shift]+[F8]を押した時のステータスバーです。

[選択範囲に追加]と表示されます。

選択箇所を再度クリックしても、選択解除はできません。

Excel2007、Excel2010も[選択範囲に追加]と表示されます。同じく選択解除はできません。

Excel2013でステータスバーに[選択範囲に追加」と表示されたシート

Excel2016の[選択内容の追加または削除]

Excel2016で[Shift]+[F8]を押すと、ステータスバーには[選択内容の追加または削除]と表示されます。

Excel2016でステータスバーに[選択内容の追加または削除]と表示されたシート

選択解除ができるのかと思って、再度、クリックしても選択解除できません。

Excel2016のExcel2016で[選択内容の追加または削除]モードで選択セルをクリック

Excel2019以降の[選択内容の追加または削除]

Excel2019で[Shift]+[F8]を押した時のステータスバーです。

[選択内容の追加または削除]と表示され、再度、クリックした箇所は解除ができます。

2019以降では解除ができるようです。Microsoft 365のExcelも同じです。

Excel2019でステータスバーに[選択内容の追加または削除]と表示されたシート

参考Excel2019以降は、[Ctrl]キーで選択した場合も[Ctrl]キーで解除ができ、[Shift]+[F8]で選択した場合も、解除できるようになっています。

[F8]キーは[選択範囲の拡張]

キーボードから[F8]キーを押すと、ステータスバーには[選択範囲の拡張]と表示されます。

キーボード[F8]キー

これは、選択した範囲を拡張していくショートカットキーです。

アクティブセルを基点にセルをクリックするだけで、範囲を拡張できます。

以下の画像は、セル[A1]を選択しています。

ステータスバーに[選択範囲の拡張]と表示されたシート

セル[C5]をクリックすると、セル[A1]からセル[C5]までが選択されます。

[選択範囲の拡張]モードでセル[C5]をクリック

[Shift]キーを使って、範囲を拡張することが多いと思いますが、[F8]キーを押した後は、クリックだけで拡張できます。

[選択範囲の拡張]モードの解除も、[Esc]キーか、[F8]キーです。

この場合も、次の操作を始めると[選択範囲の拡張]モードは解除されます。

キーボード[Esc]キー

この[選択範囲の拡張]モードは、意図せずに[F8]キーを押してしまい、セル選択が解除できないという現象になってビックリされることが多いキーです。

セルの動きがおかしい(範囲選択の解除ができない・シートが移動する)

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[選択範囲の拡張]モードは、WordやOutlookにもあります。同じく[F8]キーを使用します。

[F8]キーで選択範囲の拡張モード(単語・文章・段落・文章全体を選択)

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