Windows 8 & Office 2013 Office 2013共通

画像のトリミング部分は削除して保存しなければリセットできる

投稿日:2017年1月7日 更新日:

Office2013だけではないのですが、画像のトリミングをした後は、その画像を圧縮してトリミング部分を削除して保存することをお勧めします。

トリミングしたままだと、リセットできます。

もし、表示されては困る内容などがあれば、画像の圧縮(トリミング部分の削除)を行ってください。

[画像の圧縮]-図のトリミング部分の削除を削除する

トリミングの方法

Wordの文書内に挿入した画像をトリミングするには、画像を選択して[図ツール]-[書式]タブの[サイズ]グループにある[トリミング]をクリックします。

[書式]タブの[トリミング]

四方の隅に合わせて、または縦横の中央部分にある黒い線にマウスを合わせて、ドラッグしてトリミングします。

ドラッグでトリミング操作

目的の大きさになったら、[トリミング]を再度クリックして確定します。

[トリミング]をクリックして確定

ここでは下のような大きさにトリミングしました。

[トリミング]をクリックして確定

参考トリミングの方法は、以下の記事でも解説しています。

画像のトリミング(Office2007)

トリミング後の画像の保存

ここで、トリミング部分を削除しないまま画像を保存してみます。

画像を選択して右クリックのショートカットメニューから[図として保存]をクリックします。

ショートカットメニューの[図として保存]

画像はトリミングした大きさではなく、元のサイズのまま保存されています。

トリミングを実行して保存した画像

参考Microsoft 365とOffice2021では、トリミングした画像のまま保存されます。

トリミング部分の削除は画像の圧縮で

トリミング部分を削除するには、画像の圧縮をします。

その方法です。

トリミングした画像を選択して、[書式]タブの[調整]グループにある[図の圧縮]をクリックします。

[書式]タブの[調整]グループにある[図の圧縮]

[画像の圧縮]ダイアログボックスが表示されます。

図のトリミング部分を削除する]のチェックボックスがオンになっていることを確認して[OK]ボタンをクリックします。

挿入した画像が複数ある場合は、[この画像だけに適用する]のチェックボックスをオフにすると、すべての画像に適用されます。

[画像の圧縮]-図のトリミング部分の削除を削除する

では、先ほどと同じように画像を[図として保存]をクリックして、保存してみます。

今度は、トリミングされた画像が保存されました。

[図のトリミング部分を削除する]をオンにして保存した画像

上記はWord2013で解説していますが、他のバージョンやアプリケーションでも同じです。

参考Excelには、ショートカットメニューに[図として保存]はありません。Word2007も[図として保存]のメニューはありません。

Excelで加工した画像を保存するには、画像をコピーして、ペイントなどのアプリケーションに貼り付けて保存します。

あるいは、[Webページとして保存]する方法があります。または、拡張子をzipに変更して取り出すこともできます。

PowerPointでは、トリミングした画像のまま保存することができますが、トリミング部分を削除しないままプレゼンテーションを保存すると、[図のリセット]で元の画像に戻すことができますので、注意が必要です。

また、図形に合わせてトリミングで操作したものは、図の圧縮が適用されません。圧縮操作をしてもリセットできます。

追記:Microsoft 365のExcelとExcel2021には、右クリックのショートカットメニューに[図として保存」があります。以下の画像は、Excel2021です。

Excel2021のショートカットメニュー[図として保存]

画像を元に戻す方法(トリミング後に削除していない場合)

保存して閉じた後、ファイルを再起動してもトリミング部分の削除をしていなければ、[トリミング]ボタンをクリックして拡大することで、トリミング前の元の画像に戻すことができます。

参考ここから画像は、Excel2013を使っています。画像に対する操作は、Office共通です。

トリミングの再編集

トリミング操作をした後、[トリミング]ボタンをクリックして確定します。

トリミング操作

トリミングができました。

トリミング後の画像

再度、[トリミング]ボタンをクリックすると、元の画像を表示させることができます。

再度トリミングボタンをクリック

図とサイズのリセット

あるいは、[書式]タブの[調整]グループにある[図とサイズのリセット]ボタンをクリックすることでも、元の画像に戻すことができます。

図のサイズとリセット

下のように元の画像を表示することができます。

図のトリミング部分を削除する]操作をしていない場合は、リセットすることができます。

[図とサイズのリセット]ボタンをクリックした後の画像

もし、トリミング部分に表示されては困る内容などがあれば、必ず画像の圧縮(トリミング部分の削除)を行ってください。

忘れがちですが、気をつけたいですね。

リセット(復元)できない場合

設定によっては、画像をリセットできないことがあります。

[ファイル]タブの[オプション]をクリックして、[Excelのオプション]ダイアログボックスを表示します。

キーボードから[Alt]→[F]→[T]を押しても表示できます。

キーボード[Alt]→[F]→[T]

[詳細設定]タブの[イメージのサイズと画質]の[復元用の編集データを破棄する]のチェックボックスがオンであれば、リセットができません。

既定はオフです。

[Excelのオプション]ダイアログボックスの[イメージのサイズと画質]

参考以下の記事も参考になると思います。

画像の圧縮方法(挿入した写真を圧縮してファイルのサイズを縮小)

ファイルサイズを小さくするため挿入した画像を圧縮する方法です。 Office2007からの新拡張子では、ファイルが自動的に圧縮され、最大75 ...

続きを見る

背景を削除した画像を図として保存するには

Office2010から、画像の背景を削除して透明にできる機能があります。 この背景を削除した画像を図として保存する方法を解説します。 また ...

続きを見る

図の挿入ダイアログボックスの[ファイルにリンク]と[挿入とリンク]

画像を挿入するには、[挿入]タブの[画像]をクリックして、[図の挿入]ダイアログボックスから挿入します。 画像をコピーして貼り付けたり、ドラ ...

続きを見る

検索

ほかの記事も検索してみませんか?

Access / Excel / PowerPoint / Word

関連記事30件

Profile

-Windows 8 & Office 2013 Office 2013共通

Copyright © 2001-2024 初心者のためのOffice講座 All Rights Reserved.

Copyright© 初心者のためのOffice講座 , 2024 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.