Excelでデータを参照する場合、VLOOKUP関数を使いますが、参照するデータがないとエラーが表示されてしまいます。
検索値が空欄の場合もエラーになります。
Excel2007以降は、IFERROR関数を使うとエラーを回避できます。
VLOOKUP関数のエラー
Excelでデータを参照する場合、VLOOKUP関数を使います。
下の左の表、セル[C2]からセル[C7]には、VLOOKUP関数が入力されていて、右側の表を参照しています。
この時に参照するデータがないとエラーが表示されてしまいます。
下の表の場合、セル[C6]です。参照する右のデータ表に参照できるデータがありません。
また、検索値が空欄の場合もエラーになります。
下の表の場合、セル[C7]です。検索値であるセル[B7]が空欄なのでエラーが表示されます。
以下は、セル[C2]を選択時のVLOOKUPの[関数の引数]ダイアログボックスです。
指定された範囲の1列目で特定の値を検索し、指定した列と同じ行にある値を返します。テーブルは昇順で並べ替えておく必要があります。
エラーを回避するIFERROR関数
このエラーを回避する方法です。
Excel2003まではIF関数を使用していましたが、Excel2007以降はIFERROR関数を使うと便利です。
数式バー[=]の後ろに[IF]と入力します。そうすると、下のように補助ポップが表示されますので、関数候補一覧から[IFERROR]を[方向]キーやマウスでクリックして選択します。
そして、[Tab]キーを押します。
[Enter]キーではなく、[Tab]キーを押してください。
そして、下のように数式の最後に[,"")]と追加します。
下のセルへ数式をコピーします。
参考[XLOOKUP関数]を使用すると、IFERROR関数は不要です。XLOOKUP関数は、Microsoft 365のExcelとExcel2021で使用できます。
検索値が見つからない場合に指定できる引数[見つからない場合]があります。
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[関数の引数]ダイアログボックスで確認
IFERROR[関数の引数]ダイアログボックスです。
数式バーのIFERRORの箇所でクリックして、Fx(関数の挿入)ボタンをクリックすると表示できます。
または、ショートカットキー[Shift]+[F3]を使用します。
数式を編集した結果です。
エラーは表示されなくなりました。
[データがありません]と表示するには
[エラーの場合の値]に["データがありません"]と入力すると、もっと分かりやすいかもしれません。
[関数の引数]ダイアログボックスで文字列を入力する場合は、["](ダブルクォーテーション)は自動で入力されますので入力しなくてもOKです。
数式バーに直接入力する場合は、文字列はダブルクォーテーションで囲むことを忘れないようにしてください。
以下のようになります。
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