セルに郵便番号を入力する場合、7桁の番号を連続して入力しても、自動で3桁目の後ろに[-](ハイフン)を表示させることができます。
また、電話番号は先頭の[0]が表示されなくなりますが、これは書式を[文字列]に変更することで解決できます。
セルの書式設定の[表示形式]タブには、[電話番号(東京)]という選択肢があり、これを選択すると自動的に[(03)XXXX-XXXX]という形式になります。
Excel2010での解説ですが、ほかのバージョンでも同じ設定ができます。
郵便番号の入力
以下のような表があって、7桁の郵便番号を連続して入力しています。
入力し終わった後に、3桁目の後ろに[-](ハイフン)を入れるように指示があったとします。
関数を使うなど、いくつかの方法はありますが、[セルの書式設定]ダイアログボックスには、ワンクリックで表示形式を変更できる設定があります。
郵便番号を入力したセル範囲を選択します。
[セルの書式設定]ダイアログボックスの表示
[ホーム]タブの[数値]グループにある[ダイアログボックス起動ツール]ボタンをクリックします。
または、[ホーム]タブの[数値]グループにある[表示形式]の▼ボタンをクリックして、最後にある[その他の表示形式]をクリックします。
ショートカットキーは、[Ctrl]+[1]です。(テンキーの[1]は不可)
右クリックのショートカットメニューから[セルの書式設定]をクリックしても構いません。
参考右クリックでの操作は、遅い場合があるかもしれません。
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[セルの書式設定]の表示が遅い場合はショートカットキーで操作
Excelのワークシートで[セルの書式設定]ダイアログボックスを表示させる方法は、3つあります。 右クリックのショートカットメニューから リ ...
[表示形式]タブの[その他]の[郵便番号]を選択
[セルの書式設定]ダイアログボックスの[表示形式]タブを表示します。
そして、[その他]を選択して、[郵便番号]を選択します。
[サンプル]には、[-](ハイフン)が表示されていることを確認して、[OK]ボタンをクリックします。
以下のように3桁目の後ろに[-](ハイフン)が表示された形式になります。
あくまでも表示形式が変更されただけです。
セルを選択して、数式バーで確認するとわかります。
参考入力した後に表示形式を変更しても構いませんが、空白のセルを選択して先に書式設定をしていてもかまいません。
[-](ハイフン)を入力しなくても、自動で表示されます。
郵便番号は、郵便番号変換ウィザードを使用して住所から郵便番号、郵便番号から住所を自動で入力できます。
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郵便番号変換ウィザードアドインのインストールと設定方法
Excel2010用の郵便番号変換ウィザードは、Excel2013、Excel2016でもインストールして使用することができます。Excel ...
また、郵便番号は、IMEの機能を使っても変換することができます。セルに日本語入力がオンの状態で郵便番号を入力して、[スペース]キーで変換することで表示できます。
IMEの郵便番号辞書を利用して、関数で郵便番号を表示することもできます。
上記の関数については、以下で解説しています。
電話番号の入力
セルに電話番号を入力すると、先頭の[0]が消えてしまいます。
[0]を表示するためには、書式設定を[文字列]にします。
電話番号を入力するセルを範囲選択します。
[ホーム]タブの[数値]グループにある[表示形式]の▼ボタンをクリックして、[文字列]を選択します。
既定は、[標準]になっています。
または、どの方法でも構わないので、[セルの書式設定]ダイアログボックスを表示します。
[表示形式]タブから[文字列]を選択します。
これで、先頭の[0]を表示できるようになります。
文字列は左寄せになります。
右寄せにしたい場合は、[ホーム]タブの[配置]グループにある[文字列を右に揃える]をクリックします。
セルの書式設定の[電話番号(東京)]を選択
東京都内の電話番号であれば、自動的に以下のような表示にすることができます。
東京の電話番号を入力したセルを範囲選択します。
どの方法でも構わないので、[セルの書式設定]ダイアログボックスを表示します。
そして、[表示形式]タブの[その他]を選択して、[電話番号(東京)]を選択します。
サンプルを確認して、[OK]ボタンをクリックします。
以下のように表示されます。
これもあくまで表示が変わっただけです。
この表示形式も、先に書式設定をしておくと、入力するたびに自動的に変換されます。
ユーザー定義の活用
[電話番号(東京)]のユーザー定義はどうなっているかというのは、[セルの書式設定]の[ユーザー定義]に切り替えてみるとわかります。
このユーザー定義を活用して、以下のようにすると、[(3桁)3桁-4桁]の表示にできます。
例えば、以下の電話番号を範囲選択して、[セルの書式設定]ダイアログボックスを表示します。
[表示形式]タブの[ユーザー定義]を選択して、以下のように入力します。
[電話番号(東京)]のユーザー定義を編集するといいですね。
以下のように表示できます。
参考電話番号を3桁-4桁-4桁で表示したい場合の方法は、以下の記事で解説しています。
[電話番号]をハイフンなしで入力できるようにユーザー定義で設定
ユーザー定義については、以下の記事でまとめています。
以下は、Microsoftの解説です。
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