Access2010でデータベースにパスワードを設定する方法です。
データベースにパスワードを設定するには、まずデータベースを排他モードで開く必要があります。
排他モードで開く
パスワードを設定したいデータベースを排他モードで開きます。
まず、[スタート]ボタンをクリックして、すべてのプログラムからAccessを起動します。
[ファイル]タブをクリックして[開く]をクリックします。
[ファイルを開く]ダイアログボックスで目的のデータベースを選択して、[開く]の▼をクリックして、[排他モードで開く]を選択します。
参考Access2016以降のバージョンで[ファイルを開く]ダイアログボックスを表示するには、Accessを起動して[開く]から[参照]をクリックします。
Access2013では、以下のようになっています。
共有モードと排他モード
Accessでデータベースをそのまま開くと[共有モード]で開かれます。
共有モードとは、複数のユーザーが同時にデータベースを開いて利用できるモードです。
[排他モード]で開くと、ほかのユーザーが排他モードで開かれたデータベースを開こうとすると、以下のメッセージウィンドウが表示され、ほかのユーザーはそのデータベースを開くことができなくなります。
'○○.accdb'は既に使用されているので、使用できませんでした。
パスワードを使用して暗号化
[ファイル]タブをクリックしたBackstageビューの[情報]タブから[パスワードを使用して暗号化]をクリックします。
[パスワード]と[確認]のテキストボックスにパスワードを2回入力して、[OK]ボタンをクリックします。
下のようなメッセージウィンドウが表示されます。
ブロック暗号を使用した暗号化は行レベルロックと互換性がありません。行レベルロックは無視されます。
[OK]ボタンをクリックします。
参考Backstageビューの[パスワードを使用して暗号化]をクリックして、以下のようなメッセージウィンドウが表示される場合は、共有モードになっています。
[開く]ダイアログボックスを開いて、[排他モードで開く]を選択して開いてください。
データベースパスワードを設定または解除するには、データベースを排他モードで開く必要があります。
データベースを排他モードで開くには、データベースを閉じ、[ファイル]タブをクリックし、[開く]をクリックして、データベースを再度開きます。[ファイルを開く]ダイアログボックスで、[開く]ボタンの横にある矢印をクリックし、[排他モードで開く]を選択します。
パスワード設定の確認
データベースを開くと、以下のようにパスワードを求められるようになります。
データベースパスワードの解除(データベースの解読)
パスワードを解除する場合は、再度、排他モードで開きます。
[開く]ダイアログボックスから[排他モードで開く]を選択して開きます。
[ファイル]タブをクリックしてBackstageビューの[情報]タブから[データベースの解読]をクリックします。
[データベースパスワードの解除]ウィンドウが表示されますので、設定したパスワードを入力して[OK]ボタンをクリックします。
BackStageビューの[情報]タブは、以下のようになります。
参考Access2007では、[データベースツール]タブにあります。
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