Office2010で最終版として保存する方法です。
ファイルを最終版として保存すると、読み取り専用となって編集ができなくなります。
Word2010で解説しますが、ExcelやPowerPointも同じです。
参考Office2019でも解説しています。
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ファイルを最終版として保存して読み取り専用にする
ファイルを最終版にして保存すると、読み取り専用になり、内容を変更できなくなります。 ファイルに変更を加えて欲しくない場合など、最終版として保 ...
Backstageビューの[文書の保護]
[ファイル]タブをクリックしてBackstageビューを表示します。そして、[情報]タブの[文書の保護]をクリックします。
メニューの中から[最終版にする]をクリックします。
メッセージウィンドウが表示されますので、[OK]ボタンをクリックします。
メッセージには、以下のように記されています。
この文書は、最終版として設定されてから保存されます。
今度は、下のようなメッセージウィンドウが表示されますので[OK]ボタンをクリックします。
メッセージには以下のように記されています。
このドキュメントは、編集が完了した最終版として設定されました。
ドキュメントが最終版として設定されると、"状態" プロパティが "最終版" に設定され、入力ができなくなり、編集コマンドも使用できなくなります。
また、校正マークは表示されなくなります。
ドキュメントが最終版として設定されている場合は、ステータスバーに[最終版]アイコンが表示されます。
最終版として設定されているかの確認
最終版として保存されているかを確認する方法です。
文書の保護
[ファイル]タブをクリックして、Backstageビューを表示します。
[情報]タブの[文書の保護]には、以下のように表示されています。
アクセス許可
この文書は編集を防ぐため最終版として設定されています。
[読み取り専用]の表示と[最終版]のアイコン
[ファイル]タブをクリックして本文を見ると、タイトルバーには[読み取り専用]と表示されています。
(Office2013以降は、Backstageビューにタブは表示されていません。左上の矢印ボタンをクリックします。)
また、ステータスバーには[最終版]のアイコンが表示されています。
編集時のメッセージ
本文の文字列を削除しようとすると、ステータスバーには以下のように表示されます。
選択範囲がロックされているため、この変更はできません。
最終版を解除して編集するには
編集するには、画面上部にある情報バーの[編集する]をクリックします。
あるいは、[ファイル]タブの[情報]タブにある[文書の保護]をクリックして、[最終版にする]をクリックして解除します。
参考[文書の保護]にある[編集の制限]は、以下の記事で解説しています。
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