Outlook Expressの初期設定では、レイアウトはプレビューウィンドウを表示するようになっています。
でも、これが一番危険なのです。
受信したメッセージをダブルクリックして開かなくても、メッセージを選択しただけでメールの内容がわかるプレビューウィンドウは確かに便利ですよね。
でも、ウィルスに感染したメールならダブルクリックで開かなくてもプレビューウィンドウで確認しただけで感染してしまうことがあります。
ウィルス感染防止のための設定を行いましょう。
プレビューウィンドウを表示しない
まず、プレビューウィンドウを表示しないようにしましょう。
[表示]メニューの[レイアウト]をクリックします。
[ウィンドウのレイアウトのプロパティ]ダイアログボックスが表示されます。
[プレビューウィンドウを表示する]のチェックボックスにチェックが入っていると思います。
チェックボックスをオフにして、[OK]ボタンをクリックします。
受信トレイを開くと、右側はすべて[メール一覧]になります。
メールを開くときは、開きたいメールを選択してダブルクリックします。
メッセージウィンドウが開きます。
[オプション]ダイアログボックスの設定
[オプション]ダイアログボックスでも設定します。
[ツール]メニューの[オプション]をクリックして、[オプション]ダイアログボックスを表示します。
メッセージの読み取り設定
[オプション]ダイアログボックスから[読み取り]タブをクリックします。
[メッセージの読み取り]にある、以下の2つの項目のチェックボックスをオフにします。
- 次の時間プレビューするとメッセージを開封済みにする
- プレビューウィンドウで表示するメッセージを自動的にダウンロードする
HTML形式のメールも読み込まないようにすると、より安全です。
上と同じ[読み取り]タブから、以下の項目のチェックボックスをオンにします。
- メッセージはすべてテキスト形式で読み取る
セキュリティの設定
[オプション]ダイアログボックスの[セキュリティ]タブの設定は、初期設定ではおそらく以下のようになっているとは思いますが、一応、確認してください。
[ウィルス防止]にある以下の2項目です。オンにします。
- 制限付きサイトゾーン(安全性が向上します)
- 他のアプリケーションが私の名前でメールを送信しようとしたら警告する
ウィルスが勝手にメールを送信することを止める事ができます。
送信設定
また HTMLメールを送信しないように気をつけましょう。
[送信]タブの[送信]にある以下の項目のチェックをオフにします。
- 受信したメッセージと同じ形式で返信する
[メール送信の形式]では、[テキスト形式]を選択します。
メッセージのクリーンアップ設定
削除したメールを[削除済みアイテム]に残したままにしておくのも不安ですね。
Outlookを閉じるたびに空っぽにする設定もお勧めです。
[メンテナンス]タブの[メッセージのクリーンアップ]で、以下の項目のチェックボックスをオフにします。
- 終了時に[削除済みアイテム]を空にする
すべての設定が終ったら、[OK]ボタンをクリックして閉じます。