自動集計（リストの項目ごとの集計）

Excelの［集計］という機能を使うと、簡単にリストの項目ごとに集計することができます。

［データ］メニューの［集計］をクリックして、［集計の設定］ダイアログボックスを表示させて設定します。

自動集計するには、まず、集計する項目ごとにデータを並べ替えておく必要があります。

参考Excel2007以降であれば、以下の記事が分かりやすいと思います。

データの並べ替え

以下のリストを［日付］を基準にして並べ替え、そのうえで［担当］ごとに並べ替えます。

自動集計するには、まず集計する項目ごとにデータを並べ替える必要があります。

リスト内であればどこでもいいですから、1つのセルをアクティブにして、［データ］メニューの［並べ替え］をクリックします。

リストが自動的に選択され、［並べ替え］ダイアログボックスが表示されます。

［最優先されるキー］で▼をクリックして［日付］を選択します。

2番目に優先されるキーに［担当］を選択します。どちらも［昇順］を選択します。

［OK］ボタンをクリックします。

［範囲の先頭行］について

リストの先頭行に列見出しがある場合は［タイトル行］を選択して並べ替えの対象から外します。

列見出しがない場合は、［データ］を選択して並べ替えの対象に含まれるようにします。

また、項目のセルを結合している場合などについては、並べ替えを参照してください。

下のように［日付］の昇順で、さらにその中で［担当］の昇順に並びます。

参考Excel2007以降の［並べ替え］は、［データ］タブの［並べ替えとフィルター］グループにあります。

以下の記事が参考になると思います。

日付ごとの数量と金額の合計

日付ごとの［数量］と［金額］の合計を表示したいと思います。

リスト内のどこでもいいですから、セルをクリックします。［データ］メニューの［集計］をクリックします。

［集計の設定］ダイアログボックスが表示されます。

［グループの基準］の▼をクリックして、［日付］を選択します。

［集計の方法］は［合計］です。

［集計するフィールド］から［数量］と［金額］のチェックボックスをオンにします。

［OK］ボタンをクリックします。

自動的にアウトラインが設定され、日付ごとに合計の行が挿入されます。

アウトラインについては、以下の記事を参照してください。

アウトラインの自動作成

最終行には総計行が挿入されます。

合計を求めたセルには、［SUBTOTAL関数］が設定されています。

参考SUBTOTAL（サブトータル）関数とは、セル範囲内のデータを合計や平均など指定した集計方法で計算した結果を返します。

集計方法［9］は、［合計］です。

SUBTOTAL 関数 - Microsoft サポート（Microsoft）

集計の追加

さらに［担当］ごとの集計も追加したいと思います。

リスト内のセルをクリックして、［データ］メニューの［集計］をクリックします。

［集計の設定］ダイアログボックスが表示されます。

グループの基準で［担当］、集計の方法は［合計］を選択します。

集計するフィールドは［数量］と［金額］のチェックボックスをオンにします。

注意［現在の集計表と置き換える］のチェックボックスをオフにします。［OK］ボタンをクリックします。

日付ごとの集計にさらに担当ごとの集計が追加されました。

参考［集計の設定］ダイアログボックスの［グループごとに改ページを挿入する］も便利な機能です。

自動集計の削除

自動集計を削除する場合は、［集計の設定］ダイアログボックスを表示させて、［すべて削除］ボタンをクリックします。

関連Excel2016でも解説しています。アウトラインの使い方も解説しています。