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スライドの文字列をSmartArt(スマートアート)グラフィックに変換

投稿日:2017年1月7日 更新日:

PowerPoint独自の機能です。

WordやExcelでは、SmartArtを挿入して文字列入力しますが、PowerPointではプレースホルダーやテキストボックス、ワードアート、図形に入力した文字列をボタン1つでSmartArtに変換することができます。

[SmartArtグラフィックに変換]のポップヒント

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箇条書き(テキスト文字)の選択

スライドの箇条書きを選択します。

SmartArtを活用するのは、箇条書きの場合が多いとは思いますが、SmartArtに変換の機能は、箇条書きだけに限らずテキスト文字であれば、SmartArtに変換することができます。

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箇条書きを選択

SmartArtに変換

[ホーム]タブの[段落]グループにある[SmartArtに変換]をクリックします。

以下は、[SmartArtに変換]ボタンをポイントしたときのポップヒントです。

SmartArtグラフィックに変換

テキストをSmartArtグラフィックに変換して、情報を視覚的に表現します。

グラフィカルなリストや手順図から、ベン図や組織図などの複雑なグラフまで、さまざまなSmartArtグラフィックが用意されています。

[ホーム]タブの[段落]グループにある[Smartartに変換]

クリックするとSmartArtの一覧が表示されます。

[SmartArtに変換]のメニュー

マウスでポイントする(マウスを合わせる)だけで、結果を確認することができます。

一覧の選択肢をポイントして、設定後の結果を確認できる機能を[リアルタイムプレビュー]といいます。

設定前に結果を確認できるため、繰り返し設定しなおす手間を省くことができます。

クリックで確定になります。

SmartArtの基本ベン図

ショートカットメニューからSmartArtに変換

[SmartArtに変換]のメニューは、箇条書き内にカーソルを置いて右クリックしたときのショートカットメニューの中にもあります。

カーソルが表示されている状態で右クリックします。

PowerPoint2007では、右クリックのメニューからはリアルタイムプレビューの機能はありませんでしたが、PowerPoint2010では、右クリックのショートカットメニューでもリアルタイムプレビューで確認することができます。

右クリックのショートカットメニュー[SmartArtに変換]

SmartArtのスタイルの設定

色の変更や、SmartArtのスタイルを設定すると、インパクトのあるグラフィックに変身させることができます。

[SmartArtツール]-[デザイン]タブの[SmartArtのスタイル]グループにある[色の変更]をクリックすると、多くのスタイルが表示されます。

[アクセント6]までありますので、下までスクロールして確認してみてください。

以下は、SmartArtから[基本ベン図]を選択しています。

[SmartArtツール]-[デザイン]タブの[SmartArtのスタイル]グループにある[色の変更]

また、[SmartArtのスタイル]グループの[その他]ボタンをクリックすると、

[SmartArtのスタイル]グループの[その他]ボタン

[3-D]のデザインもあります。

SmartArtの[3D]デザイン

グラフィックのリセット

SmartArtに変換して書式設定したものは、書式をリセットすることができます。

SmartArtを選択して[デザイン]タブにある[グラフィックのリセット]ボタンをクリックします。

グラフィックスのリセット

SmartArtグラフィックに対する書式変更をすべて取り消します。

グラフィックスのリセット

右クリックのショートカットメニューの中にもあります。

SmartArtを図形またはテキストに変換

SmartArtは、テキストや図形に変換することができます。

テキストから変換したSmartArtでも変換することができます。

ポップヒントには以下のように記されています。

SmartArtを図形またはテキストに変換

SmartArtグラフィックを図形に変換して、図形を個別に移動、サイズ変更、または削除できるようにします。

SmartArtグラフィックをテキストに変換して、すべての図形を削除し、テキストから箇条書きリストを作成します。

[SmartArtを図形またはテキストに変換]のポップヒント

SmartArtグラフィックを選択して、[デザイン]タブの[リセット]グループにある[変換]ボタンをクリックします。

以下の2つのコマンドが表示されます。

  • テキストに変換
  • 図形に変換

[デザイン]タブの[リセット]グループにある[変換]ボタン

テキストに変換

[テキストに変換]をクリックしてみます。

SmartArtをテキストに変換

箇条書きに変換されます。

コンテンツプレースホルダーから変換したものは、プレースホルダーの箇条書きに、テキストボックスやワードアート、図形から変換したものはテキストボックスの箇条書きになります。

SmartArtからテキストに変換後

図形に変換

[図形に変換]をクリックしてみます。

図形に変換

SmartArtグラフィックを図形に変換して、図形を個別に移動、サイズ変更、または削除できるようにします。

SmartArtを図形に変換

下のように図形になります。この図形は、グループ化されています。

SmartArtから変換した図

グループ化を解除するには、図形を選択して[書式]タブの[配置]グループにある[グループ化]から[グループ解除]をクリックします。

グループ解除

下のようにグループ化が解除されて、個々のオブジェクトになります。

グループ化が解除された図

作成したSmartArtを[図として保存]

SmartArtグラフィックで右クリックすると、ショートカットメニューの中に上記で説明した[グラフィックにリセット]、[テキストに変換]、[図形に変換]のメニューがあります。

右クリックのショートカットメニュー

図として保存

また、ショートカットメニューを見て分かるように、作成したSmartArtグラフィックは、[図として保存]することができます。

図として保存

クリックすると[図として保存]ダイアログボックスが表示されます。保存できるファイル形式は以下の7種類です。

GIF、JPG、PNG、TIF、BMP、WMF、EMF

[図として保存]ダイアログボックス

PowerPoint2016以降は、SVGファイルとしても保存できます。以下の画像は、PowerPoint2019です。

図として保存のファイルの種類

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参考PowerPoint2007でも解説しています。

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