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オブジェクトの並べ替えはレイヤーで操作

投稿日:2021年10月25日 更新日:

Mac版のOfficeでは、Windows版ではお目にかかれないような操作に出会うことがあります。

図形や画像などを挿入して、オブジェクトが重なると、オブジェクトの順番を変更しなければならない場合があります。

Mac版のPowerPointとExcelでは、その操作の1つに、レイヤーを表示してオブジェクトの順番を変更する方法があります。

レイヤー以外での重なりの変更方法も解説します。

オブジェクトの並べ替え-レイヤー表示

ここでは、Excel2019 バージョン16.54で解説します。

最新の機能ではありません。かなり以前のバージョンからある機能です。

Excelのバージョン

図形の挿入

ワークシートに図形を挿入します。

図形を挿入した時のリボンの表示もアニメーションになっています。

[挿入]タブの[図形]から任意の図形を選択して、挿入します。

図形を選択すると、[図形の書式設定]が表示されます。

図形の挿入

複数の図形を挿入して、以下のように重ねています。

複数の図形を重ねて表示

オブジェクトの並べ替え

複数の図形を挿入すると、[図形の書式設定]タブの[オブジェクトの並べ替え]コマンドが有効になります。

▼ボタンをクリックすると、2つのメニューが表示されます。

  • オブジェクトの並べ替え
  • 重なり合ったオブジェクトの並べ替え

[オブジェクトの並べ替え]のコマンド

参考図形が1個の場合は、[オブジェクトの並べ替え]は無効です。

図形が1個の場合は[オブジェクトの並べ替え]のコマンドが無効

オブジェクトをグループ化しているときも無効になります。

複数の図形や画像があっても[オブジェクトの並べ替え]コマンドが無効の場合は、グループされていないかを確認してください。

オブジェクトのグループ化

グループ化した図形の場合は[オブジェクトの並べ替え]のコマンドが無効

オブジェクトが重なっていない場合は、[オブジェクトの並べ替え]のみが有効になります。

操作は変わりません。

[オブジェクトの並べ替え]のみが有効

レイヤーで操作

[オブジェクトの並べ替え]をクリックすると、以下のようにレイヤーが表示されて、ドラッグでオブジェクトの順番を変更できます。

なかなか面白いですね。複雑に重なった図形や画像を並べ替える時は便利かもしれません。

オブジェクトの並べ替えをレイヤーで操作

また、PowerPointで操作すると、プレースホルダーなどもレイヤーに表示されます。

選択ウィンドウで並べ替え

レイヤーを使用しなくても、[選択ウィンドウ]を表示して並べ替えることもできます。

[選択ウィンドウ]での並べ替えは、Wordでも可能です。

[図形の書式設定]タブの[選択ウィンドウ]をクリックします。

ウィンドウの右側に[オブジェクトの選択と表示]が表示されます。

1番上にある[円/楕円3]を選択して、[三角形4]の下へドラッグします。

[図形の書式設定]タブの[選択ウィンドウ]

順番が入れ替わります。

順番が入れ替わった図形

[前面へ移動]と[背面へ移動]

重なりの変更は、[図形の書式設定]タブの[前面へ移動]と[背面へ移動]コマンドでもOKです。

[図形の書式設定]タブの[前面へ移動]

[図形の書式設定]タブの[背面へ移動]

参考[オブジェクトの選択と表示]は、非常に便利な機能です。

以下は、Windowsでの解説ですが、参考になると思います。

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