Windows 10 & Office 2016 IME

読めない漢字を入力するにはIMEパッドの[手書き]を起動

投稿日:2018年10月7日 更新日:

時々、読めない漢字に出会って、キーボードの指が止まってしまうことがあります。

そういう時に便利な機能を紹介します。

IMEパッド

また、読めない漢字でも、その漢字の部首名が分かるなら、[F5]キーを押して、IMEパッドを呼び出すことができます。

IMEパッドの起動

読めない漢字を入力したい位置にカーソルは置いたままにしておきます。

タスクバーの[あ]または[A]と表示されている箇所で右クリックします。

そして、ショートカットメニューから[IMEパッド]をクリックします。

IMEショートカットメニュー

デスクトップに言語バーを表示している場合は、[IMEパッド]のボタンをクリックします。

デスクトップに表示しているIMEツールバー

IMEパッドが起動します。

IMEパッド

新しい日本語IMEでIMEパッドを起動

Windows 10 バージョン2004では、新しい日本語IMEが登場しました。

新しい日本語IMEの変換候補一覧は自動拡張される

Windows 10 バージョン 2004 では、新しい日本語IMEが登場しました。 廃止された機能もありますが、変換候補を表示した時、一列 ...

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使用中のIMEが新しいIMEか、従来のIMEかは、タスクバーのIMEで右クリックすると分かります。

左がWindows 10 バージョン2004で右クリックした新しい日本語IMEです。

右がWindows 10 バージョン1909のIMEで右クリックしたものです。

新しい日本語IMEと従来のIMEのショートカットメニュー

新しい日本語IMEでもショートカットメニューから、IMEパッドを起動できます。

ショートカットメニューの[IMEパッド]

以下は、Windows 11の新IMEのショートカットメニューです。

Windows 11の新IMEのショートカットメニュー

参考新しい日本語IMEを使用していて不具合があれば、従来のIMEに戻すこともできます。

日本語IMEで不具合があれば以前のバージョンのIMEに切り替えて使用

Windows 10 バージョン2004で、新しい日本語IMEが登場しました。 Windows 11も、既定は新しい日本語IMEです。 新し ...

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手書き

左のメニューから、一番上の[手書き]をクリックします。

IMEパッドを起動した時は、[手書き]が選択されていると思います。

ドラッグで漢字を描く

[ここにマウスで文字を描いてください。]と表示されている領域でマウスで文字を描きます。

ここでは、[閂]という漢字が読めなかったとします。

ドラッグで書き終えると、目的の漢字が表示されました。

一覧に候補された漢字をポイントすると、ポップヒントに読みが表示されます。

[閂]は、[かんぬき]と読むことが分かりますね。

参考この漢字の場合、最後まで描かないと候補一覧に表示されませんでしが、最後まで描かなくても表示されることが多いです。

ドラッグで入力

漢字の入力

その漢字をクリックします。カーソルの位置に漢字が入力されます。

漢字の入力

参考Windows 10や 11のタッチキーボードにも[手書き]があります。以下の記事では、Windows 11で解説しています。

タッチキーボードを起動して文字入力を快適に(絵文字・手書き・50音)

Windows 11では、タッチキーボードの機能が大きく進化しています。 Windows 10にもタッチキーボードはありますが、Window ...

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手書きの[戻す]と[消去]

右側に[戻す]と[消去]のボタンがあります。

これは、描画領域で文字を描いているときに修正するときに使用します。

  • 戻す 最後の一画を消します。
  • 消去 手書きのすべてを消します。

[戻す]と[消去]

[詳細表示]と[拡大表示]の切り替え

詳細表示と拡大表示の切り替えボタンもあります。

詳細表示

以下は、詳細表示です。

[詳細表示]と[拡大表示]の切り替え-詳細表示

拡大表示

以下は、拡大表示です。

また、IMEパッドは、ドラッグで大きさを調整することができます。

[詳細表示]と[拡大表示]の切り替え-拡大表示

部首で検索

また、この漢字のように部首が分かるような場合は、[部首]で検索した方が早い場合もあります。

左側の[部]と表示された[部首]ボタンをクリックします。

そして、部首の画数を選択します。

部首検索

そして、一覧から[もんがまえ]を選択すると、[もんがまえ]の漢字のみが表示されますので見つけやすくなりますね。

もんがまえの漢字一覧

参考部首名が分かるなら、もっと簡単にIMEパッドを起動することができます。

部首名が分かるなら[F5]キーでIMEパッドを起動

画数で検索

また、画数で検索することもできます。

左側の[画]と表示された[画数]ボタンをクリックします。

最高で34画まで検索できるようですね。

[閂]は9画なのでメニューから[9画]を選択します。

画数で検索

画数で見つけるのは、一番時間がかかるかもしれません。

やっと見つけることができました。

9画の漢字一覧

IMEパッドを閉じる場合は、右上の[閉じる]ボタンをクリックします。

IMEパッドを閉じる

IMEパッドを閉じる

関連Windows XPのときのIMEパッドについては、以下の記事で解説しています。

読めない漢字を入力するにはIMEパッドの[手書き]を表示

読めない漢字を入力するには、IMEパッドの手書き機能(手書きアプレット)を使うと便利です。 マウスでドラッグしながら、その漢字を描くと認識候 ...

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部首名が分かるなら[F5]キーでIMEパッドを起動

もし、部首名がわかるなら、以下の方法で簡単にIMEパッドを呼び出すことができます。

参考残念ながら現状の[新しい日本語IME]では呼び出せません。従来の日本語IMEに戻すと使用できます。(2021/04/04)

日本語IMEで不具合があれば以前のバージョンのIMEに切り替えて使用

Windows 10 バージョン2004で、新しい日本語IMEが登場しました。 Windows 11も、既定は新しい日本語IMEです。 新し ...

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操作方法

漢字を入力したい位置に[部首名]をひらがなで入力します。

部首名の入力

変換しないまま[F5]キーを押します。

キーボード[F5]キー

すると、IMEパッドが起動して、部首(もんがまえ)が選択されています。

入力した[もんがまえ]の文字は消えます。

IMEパッドの起動 部首

以下の記事でも解説しています。

Windows XPの頃から、この操作は変わっていません。

IMEパッドの部首アプレットは[F5]キーで簡単表示

IMEツールバーには、読めない漢字を入力するためのツールがいろいろあります。 部首アプレットもその中の1つです。 部首の画数をもとに漢字を検 ...

続きを見る

IMEパッドの[ソフトキーボード]

IMEパッドには、[ソフトキーボード]という機能もあります。

左側のメニューから[ソフトキーボード]をクリックします。

IMEパッド-手書き

[手書き]から[ソフトキーボード]に切り替わります。

このソフトキーボードは、五十音配列のキーボードに切り替えることができます。

[配列の切り替え]ボタンから、[ひらがな/カタカナ(50音配列)]をクリックします。

ソフトキーボード

下のように五十音配列のキーボードになります。

ソフトキーボード五十音配列

IMEパッドのソフトキーボードの使い方については、以下の記事で解説しています。Windows XPでの解説ですが、操作は同じです。

50音配列のキーボードで入力(IMEパッドのソフトキーボード)

キーボードが五十音配列に並んでいたらいいのになぁ~と、思ったことはないですか? 便利なものがあるんですよ♪ Microsoft IMEには、 ...

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また、Windows 11のタッチキーボードは、50音配列に切り替えて使用できます。

タッチキーボードを起動して文字入力を快適に(絵文字・手書き・50音)

Windows 11では、タッチキーボードの機能が大きく進化しています。 Windows 10にもタッチキーボードはありますが、Window ...

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Windows 11の50音配列のタッチキーボード

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