Office 2019 Outlook 2019

メールが読まれたかどうかを確認する[開封確認の要求]

投稿日:2019年12月15日 更新日:

Outlookには[開封確認の要求]という機能があり、オンにすることで、相手がメールを開封したかどうかを確認することができます。

この[開封確認の要求]を使用すると、送信相手がメールを開いたことをメールで受けることができます。

ただし、相手側は確認メッセージを送信しないこともできますので、確実に[開封確認]メッセージが届くとは限りません。

また、開封通知メッセージに非対応の環境の場合も通知は届きません。

むやみに開封確認を要求すると、嫌がられることもありますので、重要なメッセージのみに使用するなどの配慮は必要かもしれません。

開封確認要求のメッセージ

[開封確認の要求]のメッセージを作成

通常どおり、新規メッセージを作成します。

[ホーム]タブの[新規作成]グループにある[新しいメール]をクリックします。

[ホーム]タブの[新しいメール]

ショートカットキーは、[Ctrl]+[N]ですね。

ショートカットキー[Ctrl]+[N]

メッセージを作成したら、[オプション]タブの[確認]グループにある[開封確認の要求]のチェックボックスをオンにします。

開封確認の要求

このメッセージが開封されたことを確認するための通知を要求します。

[オプション]タブの[確認]グループにある[開封確認の要求]

そして、[送信]ボタンをクリックしてメッセージを送信します。

メッセージの[送信]ボタン

メール送信のショートカットキーは、[Ctrl]+[Enter]です。

キーボード[Ctrl]+[Enter]

参考ショートカットキー[Ctrl]+[Enter]は、[Outlookのオプション]ダイアログボックスの[メッセージの送信]にある[Ctrl+Enterキーを押してメッセージを送信する]がオンになっている時のみ有効です。

[Outlookのオプション]ダイアログボックスの[メッセージの送信]にある[Ctrl+Enterキーを押してメッセージを送信する]

初めて使用する場合は、以下のメッセージウィンドウが表示されます。

[今後このメッセージを表示しない]のチェックボックスをオンにして、[はい]をクリックすると次回からは表示されません。

Ctrl+Enterキーを押しました。

Ctrl+Enterキーをメッセージ送信のショートカットとして使用しますか?

[Ctrl+Enterキーを押しました。]のメッセージウィンドウ

開封確認メッセージ

相手側が[開封確認の要求]がオンになったメールを受信すると、以下のメッセージウィンドウが表示されます。

〇〇はメッセージ'●●'の確認メッセージを要求しています。確認メッセージを送信しますか?

開封確認のメッセージ

[はい]のボタンがクリックされると、開封確認のメッセージが送信されますが、このメッセージウィンドウで[いいえ]のボタンをクリックされると、開封確認のメッセージは送信されません。

相手側が、[はい]のボタンをクリックすると、以下のような受信メールが届きます。

メッセージの件名は、[開封:○○(送信した時の件名)]となっています。

開封されたことを通知するメール

受信確認に未対応のメールソフトもありますので、その場合も開封確認のメッセージは届きません。

[Outlookのオプション]での設定

[Outlookのオプション]で開封済みメッセージを要求するメッセージを受信した場合の操作を設定することができます。

[ファイル]タブをクリックして、[オプション]をクリックします。

または、キーボードから[Alt]→[F]→[T](アクセスキー)の順に押して表示します。

キーボード[Alt]→[F]→[T]

そして、[Outlookのオプション]ダイアログボックスを表示します。

[メール]タブの[確認]カテゴリーに以下の3つの設定があります。

開封済みメッセージを要求するメッセージを受信した場合の設定です。

既定は、[開封済みメッセージを送信するかどうかを毎回確認する]が選択されています。

開封済みメッセージを要求するメッセージを受信した場合:

  • 常に開封済みメッセージを送信する
  • 開封済みメッセージを送信しない
  • 開封済みメッセージを送信するかどうかを毎回確認する

[Outlookのオプション]ダイアログボックス

開封済みメッセージを要求するメッセージで設定

開封済みメッセージを要求するメッセージが表示されたときに、[確認メッセージの送信については今後確認しない]のチェックボックスをオンにして[はい]を選択すると、[Outlookのオプション]の設定は、[常に開封ずみメッセージを送信する]が自動的にオンになります。

[確認メッセージの送信については今後確認しない]のチェックボックスをオン

[Outlookのオプション]の[常に開封ずみメッセージを送信する]がオン

また、反対に開封済みメッセージを要求するメッセージが表示されたときに、[確認メッセージの送信については今後確認しない]のチェックボックスをオンにして[いいえ]を選択すると、[Outlookのオプション]の設定は、[開封ずみメッセージを送信しない]が自動的にオンになります。

[確認メッセージの送信については今後確認しない]をオンにして[いいえ]を選択

outlookオプションの[開封ずみメッセージを送信しない]がオン

開封確認のメッセージを要求するメッセージで、一度[確認メッセージの送信については今後確認しない]のチェックボックスをオンにして操作すると、Outlookのオプションの設定と連動します。

設定されたことを忘れてしまったり、意図せずに設定してしまったということもあるかと思います。

もし、何か思い当たることがあれば、Outlookのオプションを開いて設定を確認してみてください。

配信確認要求について

[オプション]タブの[確認]グループには[配信確認の要求]というのがあります。

配信確認の要求

このメッセージが正常に配信されたことを確認するための通知を要求します。

[オプション]タブの[配信確認の要求]

この機能をオンにすると、相手側のメールボックスにメールが届いたことを知らせてくれます。

ただし、メールボックスに届いただけで、相手がメールを読んだかどうかを確認できるものではありません。

この機能はExchange Serverのみで可能のようです。

一般的なプロバイダーでは、使用できません。実際、今の私の環境でも使用できません。

すべてのメールに開封確認メッセージを要求するには

すべての送信メールに開封済みメッセージを要求するには、[Outlookのオプション]で[メール]タブの[確認]カテゴリーにある[受信者がメッセージを読んだことを確認する開封済みメッセージ]のチェックボックスをオンにします。

[Outlookのオプション]の[受信者がメッセージを読んだことを確認する開封済みメッセージ]

[Outlookのオプション]ダイアログボックスで上記の設定をすると、メッセージの[オプション]タブにある[開封確認の要求]は既定でオンの状態になります。

[オプション]タブにある[開封確認の要求]

注意[確認]カテゴリーに記されているように、配信済みや開封済みメッセージは、すべてのサーバーやアプリケーションが対応しているわけではないことは知っておいてください。

配信済みや開封済みのメッセージは、送信したメッセージが正常に受信されたことの確認になります。ただし、確認メッセージの送信に対応していない電子メールサーバーやアプリケーションもあります。

[Outlookのオプション]ダイアログボックス

検索

ほかの記事も検索してみませんか?

Access / Excel / PowerPoint / Word

関連記事30件

Profile

-Office 2019 Outlook 2019

Copyright © 2001-2024 初心者のためのOffice講座 All Rights Reserved.

Copyright© 初心者のためのOffice講座 , 2024 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.