重要なファイルなどは簡単に内容を変更したり、削除されないようにロックしておきましょう。
ファイルにロックをかけると、ほかの場所に移動したり、削除ができなくなります。
ロックするには、ファイルの[情報ウィンドウ]を表示して[一般情報]の[ロック]で設定します。
ファイルの[情報]ウィンドウの表示
まず、ファイルを選択します。
そして、[ファイル]メニューから[情報を見る]をクリックして、[情報]ウィンドウを表示します。
ショートカットキーは、[command]+[i]です。
参考情報ウィンドウを表示する方法は、以下で解説しています。
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ファイルの情報を見るには[情報]ウィンドウを表示
ファイルの情報を見たいときは、ファイルで右クリックします。 そして、コンテキストメニューから[情報を見る]をクリックします。 デフォルトでは ...
情報ウィンドウのロック
情報ウィンドウの[一般情報]にある[ロック]のチェックボックスをオンにします。
そうすると、アイコンの左下に小さな鍵のマークが表示されます。
保存時のメッセージウィンドウ
このファイルを開いて編集したあと、メニューバーの[ファイル]から[保存]をクリックします。
保存のショートカットキーは、[command]+[S]です。
下のように[保存できませんでした]というメッセージが表示されます。
保存できませんでした ファイル"重要"は読み込み専用です。上書きしてみますか?
[ゴミ箱に入れる]操作をした時
また、ロックしたファイルを削除するため、右クリックしてコンテキストメニューから[ゴミ箱に入れる]をクリックしても削除できません。
再度、[情報を見る]ウィンドウを表示して[ロック]のチェックボックスをオフにすると削除できるようになります。
Mac OS X 10.3(Panther)では、フォルダにはロックできませんが、フォルダのエイリアスにはロックすることができます。
どのバージョンで変わったのかは分かりませんが、フォルダにロックできるようになっています。
参考情報ウィンドウの[ひな形]については、以下の記事で解説しています。
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ひな形の作成(同じ形式のファイルを簡単作成)
ファイルの情報ウィンドウからひな型を作成することができます。 ひな形にしたファイルは上書き保存ができなくなります。ひな形にしたファイルを編集 ...
macOS Big Surの場合
macOS Big Surにも[情報]ウィンドウから、[ロック]を設定できるようになっています。
情報ウィンドウを表示
情報ウィンドウを表示するには、ファイルで右クリックしてコンテキストメニューから[情報を見る]をクリックします。
または、[ファイル]メニューから[情報を見る]をクリックします。
ショートカットキーは、[command]+[I](アイ)です。
情報ウィンドウの[一般情報]に[ロック]があります。
ロックしたファイル
ファイルにロックを設定しても、表示は変わりません。
ただ、ファイルを開くと、[ロックあり]の文字が表示されます。
ロックしたファイルの編集と削除
削除しようとすると、以下のメッセージウィンドウが表示されます。
[続ける]を選択すると、削除できます。
項目"〇〇"はロックされています。ゴミ箱に入れますか?
テキストファイルを開いて入力しようとすると、以下のメッセージウィンドウが表示されます。
ファイル"〇〇"がロックされています。
この書類に変更を加えたい場合は、"ロックを解除"をクリックしてください。ファイルは変更せずにコピーで作業するには、"複製"をクリックしてください。
移動はできませんが、コピーはできます。移動しようとすると、コピーが作成されます。
フォルダのロック
フォルダの情報ウィンドウを開くと、[一般情報]に[ロック]の項目があります。
フォルダの場合は、アイコンの左下に鍵のマークが表示されます。
また、フォルダ内のファイルは、ロックされた状態になります。ファイルの情報ウィンドウのロックはオフですが、削除するためにはパスワードを求められます。