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複数項目を[または]でデータ抽出(フィルターオプションの設定)

投稿日:2017年1月9日 更新日:

[データ]タブの[並べ替えとフィルター]グループにある[詳細設定]をクリックすると、[フィルターオプションの設定]ダイアログボックスが表示されます。

この[フィルターオプションの設定]ダイアログボックスを使うと、複雑な抽出条件でも容易に抽出することができます。

[フィルターオプションの設定]ダイアログボックス

データ抽出の準備

下のようなデータあって、この中から[県名]が[福岡]または、[担当者]が[横山]のデータを抽出する方法です。

注意1行に1つのデータ入力されていて、見出しがある表です。

作成済みのデータベース

同じシートでも別のシートでも構いません。

ここでは、データとは別シートの[抽出リスト]シートを選択します。

抽出したいデータの項目名と同じ項目名を入力します。

ミスしないようにコピーして、貼り付けたほうがいいかもしれません。

そして、抽出条件を行ごとに入力します。

同じ行に入力すると[AND]条件になってしまいますので気を付けてください。

これで準備はできました。

[抽出リスト]シートの抽出条件

参考抽出条件には、比較演算子などを使用することができます。

例えば、[売上額]が10000以上を抽出したい場合は、[>=10000]のように入力します。

抽出条件の記述方法については、Microsoftのページが参考になると思います。

高度な条件を使ってフィルターを適用する - Microsoft サポート(Microsoft)

[フィルターオプションの設定]でデータを抽出

[データ]シートに戻って、[データ]タブの[並べ替えとフィルター]グループにある[詳細設定]をクリックします。

[データ]タブの[並べ替えとフィルター]グループにある[詳細設定]

[フィルターオプションの設定]ダイアログボックスが表示されます。

データ内のセルをクリックして、[詳細設定]ボタンをクリックすると、自動的にリスト範囲が選択されます。

リスト範囲が間違っていないかを確認します。

[抽出先]は[選択範囲内]が選択されています。

[検索条件範囲]の右側にある[ダイアログボックスの拡大/縮小]ボタンをクリックします。

[検索条件範囲]の[ダイアログボックスの拡大/縮小]ボタン

抽出リストを範囲選択

[抽出リスト]シートのセル[A1]からセル[B3]まで範囲選択します。

注意必ず項目名を含めた範囲を選択します。

再度、[ダイアログボックスの拡大/縮小]ボタンをクリックします。

[検索条件範囲]を指定

[フィルターオプションの設定]は下のようになります。

[抽出先]は、[選択範囲内]です。

シートはそのままで[OK]ボタンをクリックします。

[フィルターオプションの設定]ダイアログボックス

データ抽出の結果

[データ]シートのデータが抽出条件のとおりに抽出されます。

抽出結果

フィルターの解除

フィルターを解除する場合は、[データ]タブの[並べ替えとフィルター]グループにある[クリア]ボタンをクリックします。

[データ]タブの[並べ替えとフィルター]グループにある[クリア]ボタン

抽出データをデータ以外の場所に指定にするには

もし、データシート内の別の場所に抽出データを表示したいのであれば、[フィルターオプションの設定]ダイアログボックスで、[抽出先]で[指定した範囲]を選択します。

[選択範囲内]を選択していた時は無効だった[抽出範囲]が有効になります。

[抽出範囲]の[ダイアログボックスの拡大/縮小]ボタンをクリックして、開始セルを指定します。

ここでは、セル[F1]を選択しています。

[OK]ボタンをクリックします。

[フィルターオプションの設定]ダイアログボックスの[抽出先]で[指定した範囲]を選択

[データ]シートのセル[F1]から、抽出データを表示することができます。

抽出範囲を別指定にした結果

データを別シートへ抽出するには

抽出データを別シートへ指定することもできます。

別シートへ指定するには、[フィルターオプション]ダイアログボックスを表示するときに、抽出したいシートから開始します。

[抽出リスト]シートへデータを抽出したいので、抽出条件は、[データ]シートのセル[F1]から入力しておきます。

[データ]シートに抽出条件を入力

[抽出リスト]シートに切り替えます。

[データ]タブの[並べ替えフィルター]グループにある[詳細設定]をクリックします。

[抽出リスト]シートで[フィルターオプションの設定]ダイアログボックスを表示

[フィルターオプションの設定]ダイアログボックスで[指定した範囲]を選択します。

[リスト範囲]と[検索条件範囲]は、[データ]シートから指定します。

[フィルターオプションの設定]ダイアログボックスの[リスト範囲]と[検索条件範囲]は、[データ]シートから指定

[抽出範囲]は、[抽出リスト]シートのセル[A1]を指定します。

[OK]ボタンをクリックします。

[抽出範囲]は、[抽出リスト]シートのセル[A1]を指定

[抽出リスト]シートに抽出データが表示されます。

[抽出リスト]シートに抽出されたデータ

抽出データをどこに表示するかは、ケースバイケースで判断してください。

[フィルターオプションの設定]は、いろいろな抽出条件を設定できて便利な機能です。

表を作成すると、[オートフィルター]はよく設定されるのですが、この[フィルターオプションの設定]も便利なので、ぜひ使ってみてください。

重複データの削除

[フィルターオプション]ダイアログボックスでは、重複データの削除もできます。

ここでは、担当者の重複を削除して担当者リストを作成してみます。

[フィルターオプションの設定]ダイアログボックスを表示します。

[抽出先]は、[指定した範囲]を選択します。

[リスト範囲]は、セル[C1]からセル[C28]を指定します。必ず見出しセルを含めて指定します。

[抽出範囲]は、セル[F1]を指定します。

そして、[重複するレコードは無視する]のチェックボックスをオンにして、[OK]ボタンをクリックします。

セル[F1]を開始位置にして、担当者の重複が削除された一意のリストが作成されます。

[フィルターオプションの設定]ダイアログボックスで重複レコードが削除されたデータ

参考Excel2003やExcel2007でも同じ操作です。

以下のページでは、もっと詳細に解説していますので、ぜひ参照してください。

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