Windows 11

ドラッグでファイルを簡単転送(ドラッグトレイの使い方と解除方法)

Windows 11では、ファイルを画面上部へドラッグするだけで共有先が表示される[ドラッグトレイ]という機能が追加されました。

スマートフォンへの転送やフォルダー移動が直感的に行える一方で、「邪魔なので消したい」といった声もあります。

この記事では、ドラッグトレイの使い方から注意点、解除方法まで、実際の検証結果をもとにわかりやすく解説します。

[自分のスマートフォン]と[フォルダーへ移動]、[Outlookを使用して共有]については、実際に行った操作を説明します。

ドラッグトレイのパネル

ドラッグトレイとは

Windows 11には、新しく[ドラッグトレイ]という機能が追加されました。

私が最初に気がついたのは、2025年12月末です。

デスクトップのファイルをドラッグすると、画面上部中央に[ここにドロップして共有、移動、その他の操作を行います]というメッセージが表示されます。

[ここにドロップして共有、移動、その他の操作を行います]のパネル

そのまま上部へドラッグすると、画面上部中央から共有先のスマートフォンやアプリが並んだパネルが現れます。

共有先のスマートフォンやアプリが並んだ[ドラッグトレイ]のパネル

使用したいアプリにドロップするだけで転送できます。テキストファイルや画像など、一般的なファイル形式に対応しています。

また、複数ファイルを選択してドラッグしてもパネルが表示され、転送や共有、移動ができます。

ただし、ショートカットファイルやフォルダーは、ドラッグしてもパネルは表示されません。

複数のファイルを[ドラッグトレイ]にドロップ

右クリックから操作できるものもありますが、タブレット環境ではドラッグ操作のほうが直感的で便利です。

しかし、共有や移動をするつもりでなくても、デスクトップ上でドラッグするだけでパネルが表示されるため、煩わしく感じる方もいます。

参考[ドラッグトレイ]は、Microsoftアカウントでもローカルアカウントでも使用できます。

ドラッグトレイに表示されるメニュー

[ドラッグトレイ]に表示されるメニュー(アイコン)は、左から以下のように並んでいます。

  • 自分のスマートフォン
  • Microsoft Teams
  • Copilot
  • Outlook(new)
  • Microsoft Teams(personal)
  • フォルダーへ移動
  • その他のオプション

共有先のスマートフォンやアプリが並んだ[ドラッグトレイ]のパネル

このメニューは、インストールされているアプリや環境によって異なります。

そして、この表示されるメニューを個別に追加・削除したり、並び順を変更したりする設定は、今のところ用意されていないようです。

共有先のスマートフォンやアプリが並んだ[ドラッグトレイ]のパネル(別のパソコン)

共有先のスマートフォンやアプリが並んだ[ドラッグトレイ]のパネル(別のパソコン)

参考我が家の1台のデスクトップパソコンでは、以前は7個のメニューが表示されていたのですが、最近、[ドラッグトレイ]を設定からオンにしてみたところ、メニューが4個に減っていました。

共有先のスマートフォンやアプリが少なくなった[ドラッグトレイ]のパネル

その他のオプションメニュー

ドラッグトレイのパネルに表示される[その他のオプション]をクリックすると、[共有]ウィンドウが開き、さらにアプリが一覧表示されます。

[共有]ウィンドウの[自分のスマートフォン]の右側には、Outlookの宛先候補が表示されます。

表示されるアプリや数は、パソコンによって異なります。

その他のオプションを開いたときのメニュー

また、ドロップするファイルの種類によっても異なります。

以下は、画像をドロップした場合の[共有]メニューです。アプリの数が多いため、スクロールして表示しています。

画像をドロップした場合の[共有]メニュー

ドラッグトレイを使ってスマートフォンへ転送

スマートフォン連携ができていれば、[ドラッグトレイ]を使って、ファイルをスマートフォンへ送るのはとても簡単です。

[自分のスマートフォン]へドロップするだけです。

ファイルを[自分のスマートフォン]へドロップ

ドロップした後にパソコンには、メッセージなどは表示されませんが、iPhoneには通知メッセージが表示されます。

iPhoneの通知メッセージ

[スマートフォン連携]をセットアップしていない状態で[自分のスマートフォン]へドロップすると、[スマートフォン連携]のセットアップ画面([PCからモバイルデバイスを使用する]でAndroidかiPhoneを選択する画面)が表示されます。

このまま進んでもセットアップできますが、iPhoneには[Windowsにリンク]アプリをインストールしておいたほうがスムーズに完了できると思います。

スマートフォン連携の設定については、以下の記事で解説しています。スマートフォンに転送することが多い方は、この設定はおすすめです。

[スマートフォン連携]でPCからiPhoneへファイルを送信(通話も可能)

Windows 11には、標準で[スマートフォン連携]というアプリが搭載されています。 iPhoneに[Windowsにリンク]アプリをイン ...

また、ファイルで右クリックして[My Phoneに送信]をクリックしても転送できます。

ショートカットメニューの[My Phoneに送信]

ドラッグトレイを使ってフォルダーへ移動

ファイルを[ドラッグトレイ]の[フォルダー]へドロップします。

ファイルを[ドラッグトレイ]の[フォルダー]へドロップ

[1個の項目を移動するフォルダーを選択]ダイアログボックスが表示されます。

移動先のフォルダーを指定して、[フォルダーの選択]ボタンをクリックします。

ここでは、[ドキュメント]を指定しています。デスクトップのファイルは、デスクトップからドキュメントフォルダーへ移動します。

[1個の項目を移動するフォルダーを選択]ダイアログボックス

参考外付けドライブなどを指定しても、同じように[移動]として処理されます。

Outlookを使用して共有

ドラッグトレイのパネルに[Outlook]が表示されていれば、それにドロップします。

もし、パネルにない場合は、[その他のオプション]をクリックします。

[自分のスマートフォン]の右側に4つの宛先候補が表示されています。

送信したい宛先をクリックします。ここでは例として、自分宛に送信します。

共有の自分宛のOutlook

ファイルが添付された状態でメール作成ウィンドウが開きます。

メッセージを入力して[送信]ボタンをクリックします。

件名を変更したり、宛先も[×]をクリックして選択し直すことができます。

[Outlookを使用して共有]のウィンドウ

送信後は、[Outlookを使って〇〇と共有します。]のメッセージが表示されます。

[閉じる]ボタンを押して閉じます。

送信後のメッセージ

ドラッグトレイの解除方法

ドラッグトレイの機能は、Windowsの設定からオフにできます。

また、[近距離共有]を利用する場合も、一度ここで設定内容を確認しておくことをおすすめします。

Windows設定の表示

Windowsの[設定]を表示します。

スタートメニューに[設定]をピン留めしているのであれば、それをクリックします。

スタートメニューの[設定]

もし、ピン留めしていなければ、[スタート]ボタンで右クリックして、ショートカットメニューから[設定]をクリックします。

[スタート]ボタンで右クリックしたときの[設定]

ショートカットキー[Windows]+[i]を使って開くこともできます。

キーボード[Windows]+[i]

システムの[近距離共有]で設定

Windows設定の[システム]から[近距離共有]をクリックします。

Windows設定の[システム]-[近距離共有]

[トレイをドラッグ]をオフにします。これで、[ドラッグトレイ]のパネルは非表示になります。

近距離共有の[トレイをドラッグ]をオフ

近距離共有の設定

また、[近距離共有]には3つの設定があり、ここから変更できます。

近距離共有の3つの設定

[近距離共有]は、[ドラッグトレイ]パネルの[その他のオプション]を開いたときの[共有]メニュー内に表示されます。

[共有]メニューの[近距離共有]

[自分のデバイスのみ]を選択している場合は、スマートフォンやノートパソコン、デスクトップパソコンが表示されます。

[自分のデバイスのみ]を選択しているときの[近距離共有]

ドラッグトレイが使用できない

Windows設定の[システム]から[近距離共有]を開いたときに、[トレイをドラッグ]の項目がないパソコンもあります。

この場合、そのパソコンでは[ドラッグトレイ]の機能を利用できません。

Windows 11 バージョン 25H2でも、[トレイをドラッグ]が表示されないパソコンがあります。

[トレイをドラッグ]の項目がない[近距離共有]

また、[システム>近距離共有]の設定に[サインインが必要です]のメッセージが表示されていることがあります。

[サインイン]をクリックして、指示に従ってください。

[システム>近距離共有]の[サインインが必要です]のメッセージ

我が家のパソコンでは、上記画面で[サインイン]をクリックすると、以下のメッセージがでました。

問題が発生しました

このアプリケーションで実行された要求が多すぎます。続行するには[再試行]をクリックしてください。

[問題が発生しました]のメッセージ

何度も[再試行]を押したのですが、変わらず同じメッセージが表示されました。

一度ローカルアカウントに切り替えてから、再度Microsoftアカウントにサインインし直すと、[サインインが必要です]のメッセージは消えました。

Microsoftアカウントとローカルアカウントを切り替える方法

Windows 10以降では、Microsoftアカウントとローカルアカウントという2種類のユーザーアカウントがあります。 最初の設定でどち ...

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