Mac版のOfficeでも球体を描くことができます。
ここでは、PowerPoint for Macで解説します。WordやExcelでも同じように描くことができます。
PowerPointのバージョンは、16.31(19111002)での解説です。
参考Windows版のOfficeでの球体の描き方もほとんど同じです。以下の記事で解説しています。
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球体を描くには[楕円]の[図形の書式設定]で設定
PowerPointで球体を描いて、それを画像として保存する方法を紹介します。 球体を描くには、Office2010以降のバージョンであれば ...
PowerPointのスライドのレイアウト
PowerPointを起動して、レイアウトを[白紙]に変更します。球体を描くのに分かりやすくするためです。
[ホーム]タブの[レイアウト]を選択して[白紙]を選択します。
正円(真円)を挿入
[挿入]タブの[図形]をクリックして、[円/楕円]を選択して、[Shift]キーを押しながらドラッグします。
参考[円/楕円]は[基本図形]の中にもあります。[最近使った図形]の中になければ、[基本]から選択してください。
直径のサイズを調整
挿入した円を選択すると、[図形の書式設定]タブが現れます。
直径のサイズは、縦横が同じ数値になっていると思いますが、異なるようであれば数値を揃えます。
また、できるだけ2で割りやすい数値にします。ここでは、[8cm]にします。
直径サイズの中央にあるチェックボックスをオンにすると、縦横比が固定されます。
[図形の書式設定]の表示
[図形の書式設定]タブにある[書式ウィンドウ]をクリックします。
ウィンドウの右側に[図形の書式設定]が表示されます。
[サイズとプロパティ]タブを表示すると、以下のように[高さ]と[幅]が[8cm]になっています。
[縦横比を固定する]のチェックボックスはオンです。
[塗りつぶしと線]の設定
[図形の書式設定]の[塗りつぶしと線]をクリックして表示します。
[塗りつぶし]では、[塗りつぶし(単色)]を選択して、[色]から任意の色を選択します。
ここでは、既定の色のまま進めます。
[線]は、[線なし]を選択します。
[効果]の設定
[図形の書式設定]の[効果]をクリックして表示します。
[3-D書式]を展開して、[面取り:上]から[円]をクリックします。
[面取り:上]の[幅]と[高さ]に直径の半分の数値を入力します。
このとき、サイズの直径と同じ単位で入力します。自動的に[pt]になります。
直径は[8cm]にしているので、ここでは[4cm]と入力します。自動的に[113.4p]となります。
参考WordやExcelで作成すると、直径のサイズの単位が異なりますが、サイズに表示されている同じ単位を入力してください。自動的に[pt]に変換されます。
表示は、[113.4p]となりますが、単位は[pt]です。数値が大きいと[p]のみになるようです。
これで球体らしくなります。
[質感]はここでは、[つや消し(明るめ)]を選択します。
[光源]は[ソフト]を選択します。[質感]や[光源]は工夫してみてください。
[影]をつけるのであれば、[影]から任意のスタイルを選択します。
「影」の[透視投影]から[透視投影:下]を選択すると、以下のようになります。
これで完成です。
図として保存
作成した球体を保存する方法です。
図形で右クリックして、コンテキストメニューから[図として保存]をクリックします。
以下の[保存]ダイアログボックスが表示されますので、[名前]のテキストボックスに任意の名前を付けて[保存]ボタンをクリックします。
ファイルの種類は、以下の5個が表示されます。用途に合うものを選択してください。
- PNG
- JPEG
- GIF
- BMP