Excel2016以降では、[下付き]と[上付き]のコマンドボタンをクイックアクセスツールバーやリボンに追加できるようになっています。
2019のバージョンは、バージョン1906(ビルド 11727.20230 クイック実行) です。
Officeのバージョンを確認する方法は、以下の記事で解説しています。
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Office(Word、Excel、PowerPointなど)のバージョンを確認する方法
Microsoft Officeも長い時間を経て、大きく様変わりしてきました。 トラブルを解決しようとするとき、あるいは、何かの操作を探すと ...
気が付いたのが、このバージョンであって、もしかしたらもう少し前のバージョンから可能なのかもしれません。
Excelでセル内の文字を下付き、上付きにするには、[セルの書式設定]から設定する方法と、コマンドボタンをクイックアクセスツールバーやリボンに追加して使用する方法があります。
頻繁に使用するのであれば、クイックアクセスツールバーに登録しておいた方が効率的ですね。
[セルの書式設定]ダイアログボックスを表示して設定
下付きや上付きにしたい文字を選択します。
セル内でダブルクリックするか、[F2]キーを押すと、セル内にカーソルを表示させることができます。
[ホーム]タブの[フォント]グループにある[フォントの設定]ダイアログボックス起動ツールボタンをクリックします。
[セルの書式設定]ダイアログボックスが表示されます。
[文字飾り]にある[下付き]のチェックボックスをオンにして、[OK]ボタンをクリックします。
結果、下のようになります。数式バーは、元のまま[H2O]と表示されています。
ショートカットキーで[セルの書式設定]ダイアログボックスを表示
[セルの書式設定]ダイアログボックスは、[Ctrl]+[1]を押しても表示させることができます。
ポップヒントに記されているように[Ctrl]+[Shift]+[F]でも表示できます。この場合は、[セルの書式設定]の[フォント]タブが表示されます。
ショートカットメニューから[セルの書式設定]ダイアログボックスを表示
また、[セルの書式設定]ダイアログボックスは、右クリックのショートカットメニューから[セルの書式設定]をクリックしても表示できます。
クイックアクセスツールバーに追加して実行
Excel2016以降では、上付き、下付きのコマンドボタンをクイックアクセスツールバーに登録して実行することもできます。
[クイックアクセスツールバーのユーザー設定]をクリックして、[その他のコマンド]をクリックします。
以下のように[Excelのオプション]ダイアログボックスの[クイックアクセスツールバー]が表示されます。
[コマンドの選択]は[基本的なコマンド]を選択します。
スクロールバーを下へ移動させると、[下付き]と[上付き]が見つかると思います。
ボタンを選択して中央にある[追加]ボタンをクリックします。
クイックアクセスツールバーに登録するボタンは、[すべてのドキュメントに適用]するか[開いているブックのみ]に追加するかを選択できます。
ここでは、既定のまま[すべてのドキュメントに適用]を選択します。
以下のように右側に[下付き]と[上付き]が表示されます。[OK]ボタンをクリックします。
クイックアクセスツールバーは、以下のようになります。
セルの文字を下付きにするには、同じように下付き、上付きにしたい文字を選択して、クイックアクセスツールバーのボタンをクリックします。
下付き
テキスト行の下部に小さな文字を配置します。
以下のように下付き文字になります。
[Alt]キーと[数字]キーでコマンドを実行
クイックアクセスツールバーに登録したボタンは、[Alt]キーを押してアクセスキーを表示すると、数字が割り当てられていることが分かります。
[Alt]→[数字]キーでコマンドを実行できます。
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参考[下付き]と[上付き]ボタンをリボンに追加することもできます。リボンに追加する方法は、以下の記事を参照してください。
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自作のマクロをクイックアクセスツールバーやリボンに登録するには
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下付き/上付きの解除とクイックアクセスツールバーのボタンの削除
下付き/上付きを解除する場合は、再度、下付き/上付きの文字列を選択してクイックアクセスツールバーのボタンをクリックします。
クイックアクセスツールバーのコマンドボタンを削除するには、削除したいボタンで右クリックして、ショートカットメニューから[クイックアクセスツールバーから削除]をクリックします。
参考クイックアクセスツールバーのカスタマイズについては、以下の記事で解説しています。
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クイックアクセスツールバーの表示/非表示設定と位置の変更
Office2021とMicrosoft 365のOfficeでは、クイックアクセスツールバーの非表示設定ができるようになっています。 また ...
WordとPowerPointの場合
WordとPowerPointにも文字列を下付き/上付きにする機能がありますが、少し異なることもありますので記しておきます。
Wordの場合
Word2003では[フォント]ダイアログボックスから設定するしかありませんでしたが、Word2007以降は[ホーム]タブの[フォント]グループに[下付き]と[上付き]のボタンがあります。
以下の画像は、Word2019です。
Wordには、ショートカットキーもあります。
- 下付き[Ctrl]+[Shift]+[-](マイナス)
- 上付き[Ctrl]+[Shift]+[;](セミコロン)
Wordの下付き、上付きについては、以下の記事で解説しています。
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Wordの上付き文字・下付き文字はショートカットキーが便利
Wordでは[下付き文字]、[下付き文字]も簡単に表示できます。 [フォント]ダイアログボックスから設定できますが、Word2007以降は[ ...
PowerPointの場合
PowerPointの場合は、[フォント]ダイアログボックスの[文字飾り]で下付き/上付きの相対位置を設定できます。
[フォント]ダイアログボックスは、[ホーム]タブの[フォント]グループにある[ダイアログボックス起動ツール]ボタンをクリックして表示できます。また、右クリックのショートカットメニューの[フォント]からも表示できます。
また、PowerPointにもショートカットキーがあります。しかし、下付きのショートカットキーは、Wordとは異なりますので注意してください。
- 下付き[Ctrl]+[;](セミコロン)
- 上付き[Ctrl]+[Shift]+[;](セミコロン)
また、下付き/上付きを解除する場合、PowerPoint2010以降は再度ショートカットキーを使うことで解除できますが、PowerPoint2007では、[フォント]ダイアログボックスからチェックをオフにするか、クイックアクセスツールバーで操作しなければなりません。
PowerPointは、PowerPoint2007からクイックアクセスツールバーに追加できます。
コマンドの選択は、[リボンにないコマンド]または[すべてのコマンド]から選択します。以下の画像は、PowerPoint2019です。
PowerPointの下付き/上付きについては、以下の記事で解説しています。
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スライドのテキストを下付き、上付きにするにはショートカットキーが便利
PowerPointのスライドでテキストを下付き、上付きにする方法です。 PowerPoint2007以降は、[上付き]と[下付き]ボタンを ...