Outlookでは、メッセージで右クリックすると[関連アイテムの検索]というメニューが表示されます。
この機能を使えば、同じ件名のメールや同じ差出人のメールを一覧で表示できます。
キーワードを入力する手間がなく、右クリックだけで操作できるのでとても便利です。
[このスレッドのメッセージ]で同じ件名のメールを一覧表示
選択したメッセージと同じ件名のメッセージを一覧で表示するには、該当のメッセージで右クリックして、ショートカットメニューから[関連アイテムの検索]をポイントし[このスレッドのメッセージ]をクリックします。
スレッドとは、同じ件名でやりとりされた一連のメールのまとまりのことです。
[関連アイテムの検索]は、かなり以前のバージョンからある機能です。
以下のサンプルでは、同じ件名のメッセージのみが表示されていますが、件名が同じであれば、スレッド以外のメールも表示されます。
[RE:]を除いた文字がキーワードとなりメールが検索されます。やり取りしたメッセージが一覧に表示されるようにするには、返信時に件名を変えないようにしましょう。
件名には、黄色のマーカーが付きます。
タイトルバーの検索ボックスには、自動的にキーワードが入力されています。
タイトルバーの検索ボックスには、[[スレッド]:="○○"]となっているのが分かります。
キーワードを入力せずに、検索できるので便利です。
検索結果一覧を閉じるには、[検索]タブの[閉じる]グループにある[検索結果を閉じる]をクリックします。
[差出人からのメッセージ]で同じ差出人のメールを一覧表示
[関連アイテムの検索]から[差出人からのメッセージ]をクリックすると、選択しているメッセージと同じ差出人からのメッセージが絞り込まれます。
ここでは、8件のメッセージが一覧に表示されています。
タイトルバーの検索ボックスには、自動的に[差出人:"○○"]となっています。
フォルダーを指定して絞り込むには
[関連アイテムの検索]で[スレッド]や[差出人]で絞り込んでもメールが多い場合は、さらに絞り込むことができます。
既定では、[すべてのメールボックス]が選択されています。
[検索]タブの[範囲]グループから[現在のフォルダー]などを選択すると、メッセージをさらに絞り込むことができます。
ここでは、8件だったメッセージが5件になっています。
参考検索対象範囲の指定は、タイトルバーの検索ボックスからも変更できます。
キーワードを追加して絞り込むには
[関連アイテムの検索]で[スレッド]や[差出人]で絞り込んだ後、さらにキーワードを追加して絞り込むこともできます。
タイトルバーの[検索ボックス]の後ろにキーワードを追加します。ここでは、[会議]と追加しています。
[会議]の文字に黄色いマーカーが引かれ、絞り込まれます。
参考[高度な検索]や[検索ツール]を使って検索することもできます。
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マーカー(ハイライト)の色を変更するには
検索時にハイライトされるマーカーの色は、オプションから変更することができます。
[ファイル]タブをクリックしてBackstageビューを表示し、[オプション]をクリックします。
[Outlookのオプション]ダイアログボックスが表示されます。
[検索]タブの[強調表示の色]から選択します。既定は、黄色になっています。
[その他の色]をクリックすると、[色の設定]ダイアログボックスが表示されるので、そこから好きな色を自由に選ぶこともできます。
[検索された語句を強調表示する]のチェックボックスをオフにすると、ハイライトされなくなります。